パンケーキとペンギンさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

パンケーキとペンギン

パンケーキとペンギン

パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.6

頭空っぽにして楽しめた。面白かった〜!

永遠に明日が来ないのは絶望的な気持ちになりそうだけど、それを逆手に取ってイタズラとかしながら日々を楽しんでるシーンが笑えるし、ちょっと羨ましかった。

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.0

最後の最後まで結末がわからなくてハラハラしながら見た。
キャシーは年齢に似合わないポップな服装をしてお姫様趣味の子供部屋に住んでいる。少し不気味だったけど、親友を失くした大学生時代から時が止まっている
>>続きを読む

セブンティーン・アゲイン(2009年製作の映画)

3.8

もし高校生に戻れたら?なんて、絶対にありえないけど想像するだけでわくわくするなぁ。とても楽しくて体感30分くらいの映画だった。

主人公はせっかく高校生に戻れたのに、考えるのは子どもたちのこと、そして
>>続きを読む

きみに読む物語(2004年製作の映画)

3.8

回想の部分は貧富の差がある男女のありふれたラブストーリーだけど、話が進むにつれて冒頭に出てきた老人たちの正体が明らかになっていくという構成が面白かった。
途中2人にはお互いに婚約者や恋人がいたのに、彼
>>続きを読む

ローマの休日(1953年製作の映画)

4.0

オードリーヘプバーンの人間離れした美しさに感動した。前世は妖精か何かなのかな。何もかも絵になっててすごい。

お姫様と庶民男性のラブストーリーということでちょっとディズニーっぽいお話なのかなと思いなが
>>続きを読む

ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.0

伏線回収にわくわくしたり2人の友情に感動したり…終盤はいろんな感情が押し寄せてテンションが上がった。

「最初は憎む、途中から慣れる。最後には頼り切ってしまう」。ブラック企業で働く社畜にも当てはまりそ
>>続きを読む

mellow(2020年製作の映画)

4.0

好きな雰囲気の映画だった。

夏目さんが中学生のお客さんに花を選んであげる冒頭のシーンがよかった。あんなふうにあげる相手のことを聞きながら花束を作っていくんだなぁと感心した。このシーンがあったからこそ
>>続きを読む

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

3.5

辛い…。今の時代だったらこんな酷い扱いは受けなかったのでは?と思うと本当にやるせない気持ちになる。
当時はDVや薬物中毒の親よりも同性愛の親のほうが悪だったなんて納得できない。2人はマルコにたっぷりの
>>続きを読む

マイスモールランド(2022年製作の映画)

3.5

重いテーマなので観終わったあともしばらく消化しきれず暗い気持ちだった。

難民申請が通らないので働くことができず、お父さんとは離れ離れになり、お金がないから家賃も払えない。第一志望の大学の推薦も取り消
>>続きを読む

恋は光(2022年製作の映画)

3.5

面白いラブコメだった。
西条と東雲が距離を縮めていく過程も面白いんだけど、個人的には東雲と北代が仲良くなっていく様子が好きだった。ふたりともキャラがしっかり立っててかわいかった。

この映画を見ると「
>>続きを読む

海賊とよばれた男(2016年製作の映画)

3.7

企業の創業者って情熱がすごいなぁと思った。困難を乗り越えたら困難…の繰り返し。店主自らが率先して営業に行ったり、現場に足を運んだりするところがエネルギッシュでかっこよかった。
店員を家族のように想う店
>>続きを読む

かそけきサンカヨウ(2021年製作の映画)

3.0

するっと流れて終わった。掴みどころのない映画だった。
家族か否か、恋人か否か。人と人との関係性にはっきり名前をつけなくてもいい。大切にしたいものをただ大切にすればいいんだ、というメッセージが込められて
>>続きを読む

白雪姫(1937年製作の映画)

3.7

白雪姫がその美貌と性格の良さで森の動物たちや小人たちの心を掌握し仲良くなる様子が物語の大半を占めている。りんご云々は後半ちょっとだけしか出てこないのが意外だった。
白雪姫はもちろん、動物と小人が可愛す
>>続きを読む

塔の上のラプンツェル(2010年製作の映画)

4.0

ディズニーで一番好きなお話。
育ての母親はラプンツェルを物としてしか見ていなくて酷い毒親だった。自分の置かれた状況のおかしさに気づけたラプンツェルは偉いと思う。
初めて外に出たときの世界の輝かしさ、初
>>続きを読む

とんび(2022年製作の映画)

3.6

ヤスは奥さんが大好きで、彼にとって幸せのピークは奥さんと幼い子供と3人で過ごした時間だったんだろうな〜と何度か出てきた海の回想を見て思った。もう二度と戻らない幸せな思い出を胸に、必死に一人息子を育て上>>続きを読む

レイディオ(2020年製作の映画)

3.2

思ったより良かった。切ないお話。
「ハト」と「加藤」って響きが似てる。

ブルーアワーにぶっ飛ばす(2019年製作の映画)

4.0

主人公の砂田は心が荒んでいて人と温かい関係を築くのが苦手。両親や兄弟とも距離を置いている。でも、育ての親であるおばあちゃんと接する時だけは無邪気な表情になる。おばあちゃんの爪を切るシーンが好きだった。>>続きを読む

ウェディング・ハイ(2022年製作の映画)

4.0

色々カオスすぎるんだけど、みんななんだかんだうまくいってて、幸せになって式場から帰っていってたので微笑ましかった。面白くて、ずっとニヤニヤしながら見ていた。
後半の「まさか…!」な展開と怒涛の伏線回収
>>続きを読む

やがて海へと届く(2022年製作の映画)

3.8

最初は非の打ち所のないように見えたすみれの不器用なところが途中から少しずつ明らかになって胸がきゅっとなった。真奈はすみれに憧れていたけれど、すみれも真奈に憧れていたんだろうなぁ、とわかった。
主人公の
>>続きを読む

ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)

3.6

朝起きるたびに顔が変わってるのと、起きるたびに記憶がなくなってるのだったらどっちがマシかなぁってぼんやり考えながら観ていた。

イスは外見だけじゃなくて心まで綺麗な女性だなと思った。あと、出てくるイン
>>続きを読む

7番房の奇跡(2013年製作の映画)

4.5

親子の絆に涙が止まらない。
「泣ける」どころじゃなく、泣くのを我慢する方が難しいほどの感動的なお話。

7番房の仲間たちは悪い人のはずなのに意外と人情味が深くて、みんなでワチャワチャしてるシーンがコメ
>>続きを読む

チャーリーとチョコレート工場(2005年製作の映画)

3.8

いや、ウォンカ怖っ!
言動・挙動がいちいち不気味すぎて…(笑)
夢のあるチョコレート工場の見学の傍ら、人間の欲や醜さが垣間見れる、ちょっと悪趣味な映画だと思う。
チャーリーの影響を受けてウォンカが人間
>>続きを読む

HOMESTAY(2022年製作の映画)

4.2

原作の「カラフル」は中学の時に読んで大好きだった小説。
結末を知っているからこそ、序盤から家族の様子とかを見ただけでうるうるきてしまった。
本来は無邪気で明るい真なのに、様々な出来事を通して暗くなりど
>>続きを読む

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.9

前日にナイト・オン・ザ・プラネット(映画)を見ておいてよかった。所々に原作のオマージュがあったので楽しみながら見れた。ナイト・オン・ザ・プラネットでは「同じ時刻の違う場所」、この映画では「違う年の同じ>>続きを読む

ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

4.0

何か起こりそうで起こらない感じが良い。もうちょっと続きが見たいっていうところであっさりブラックアウトしてしまうところが癖になる。
タクシーの中の会話劇が面白いのと、街並みや音楽のオシャレさに飲まれて2
>>続きを読む

くれなずめ(2021年製作の映画)

3.8

序盤のカラオケシーンのノリが苦手すぎて見るのやめようかとさえ思ったけど、話が進んでいくうちに5人が過去を引きずっていることが明らかになり、しみじみと引き込まれた。
もし2回目見たら最初のガヤガヤしたシ
>>続きを読む

ジョゼと虎と魚たち(2003年製作の映画)

3.8

出てくる人、全員ちょっと変。
不思議で切なくてなぜだか心に残る作品。

ジョゼは恒夫との出逢いによって外の世界を知れたし、恒夫はジョゼと出逢ったことで本気の恋を知り、たとえ別れてしまったとしても確実に
>>続きを読む

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.3

少年のひと夏の恋物語。一応同性愛の話ではあるんだけど、同性愛だけに限らない普遍的な感情が描かれていたような気がする。でも、あまりにも生々しい場面が多くていまいち感情移入できなかったかな…。

風景の色
>>続きを読む

ゴヤの名画と優しい泥棒(2020年製作の映画)

3.5

テレビの受信料を払うことに納得できない主人公を見て、違う時代の違う国なのに今の日本と同じようなことが起きてるんだなと思い面白かった。主人公は頑固だけど憎めない人。奥さんに本当のことが言えずパンに傷つけ>>続きを読む

ドリームプラン(2021年製作の映画)

3.0

生まれる前から娘たちの人生設計図を立てて自分の思うままに育てていくのって強烈だなと思った。賛否両論あると思うけど、自分はやや否寄り。いい話であるのには間違いないものの、ずっとモヤモヤした気持ちだった。>>続きを読む

紅の豚(1992年製作の映画)

2.8

今更だけど初見。人気作だから期待しすぎたかも…

17歳の女の子のことを異性として見てる中年の豚がちょっと気持ち悪いと思ってしまいました。

ある夜、彼女は明け方を想う(2022年製作の映画)

3.8

「明け方の若者たち」を観てから鑑賞。

若葉竜也の大人の余裕感はかっこいいな〜。若葉竜也の後に北村匠海を見るとすごく子供に見えるし、横顔全然似てなくて笑ってしまった。

黒島結菜演じる「彼女」は、若葉
>>続きを読む

ずっと独身でいるつもり?(2021年製作の映画)

3.1

既婚・独身・パパ活女子を描いた群像劇。みんな一見幸せそうに見えても、それぞれが他人を羨んだり現状に不満を抱いたりしているんだなぁ。

田中みな実演じるマミが26歳の時に書いた「トカサバ」の中の言葉が、
>>続きを読む

さがす(2022年製作の映画)

4.0

「パラサイト」や「万引き家族」を見て以来の衝撃作だった。

直視するのが辛いようなバイオレンスなシーンが多かったけど、先が読めない展開に2時間釘付けだった。

人間の美しい面と醜い面が両方見られる作品
>>続きを読む

君が世界のはじまり(2020年製作の映画)

3.9

登場人物の口の悪さが懐かしくて面白かった。特に琴子。中高生の頃ってあんな感じだよなぁ。社交辞令も愛想笑いもない、まっすぐで尖ってるあの感じは大人になるにつれてなくなっていく気がするのですごく懐かしく感>>続きを読む

はじまりのうた(2013年製作の映画)

3.8

2022年1作目の映画。

恋人に浮気されてどん底にいる女性がプロデューサーとの出会いによって希望を取り戻していくお話。どん底から這い上がるのは、彼女だけじゃなくてプロデューサーも同じだという所が面白
>>続きを読む