まるさんの映画レビュー・感想・評価 - 13ページ目

まる

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ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

4.0

ラストの虚脱感と絶望感。
なんで、なぜと言いたくなる。

悲しい絵本を読んだような気持ちだ。
演劇と歌の好きな女性がグリーンマイルを歩むあのシーンはとてもじゃないが忘れられない。
せめて彼女のまさしく
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リリーのすべて(2015年製作の映画)

4.0

奥さんに感情移入をしてしまったからつらかった。
でも、愛だ。

最初に性転換手術を受けた男性がモチーフだが、そこまでの葛藤が丁寧に繊細に描かれる。
エディの演技がすごい。女性より女性らしいかもしれない
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帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)

4.2

絶対に途中でやめてはいけない。
最後まで見ないときっとこの映画の伝えたいことは1/3も伝わらない。

自分でほしい情報だけを拾い集めることのできる現代だからこそ、目を背けたいものも見る必要がある。
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彼の見つめる先に(2014年製作の映画)

4.0

すごくいい。
かわいくて、キラキラしていて、葛藤すら美しい。
自分になかった世界を見せてくれる他人を友人と呼ぶのかもしれない。知らない世界は怖いかもしれないが美しくて素敵かも。

キャラたちの純粋さと
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時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

4.0

さすがキューブリック作品。
構図、配置、画作りのこだわりがすごい。
だからものすごく綺麗でアーティスティックだ。恐ろしいくらい。

キャラもクソッタレで突き抜けていて、感情移入の隙がない。でもその怖さ
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死体が消えた夜(2018年製作の映画)

3.4

リメイクだったんですね。知らずに鑑賞。
王道サスペンスといった展開はスリリングで引き込まれる。

だんだんと明かされる謎もテンポが良いし、韓国映画は画作りにすごい美意識というかこだわりを感じるので、画
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犬神家の一族(1976年製作の映画)

4.0

さすが、話が綺麗にまとまっていて面白い。
絵が古いのは当然だが、この古さゆえのガサガサとした質感、音の震え、当時の女優の甲高い声と色気は特有であり良さである。

それぞれのキャラも多いが無駄がなく、ブ
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累 かさね(2018年製作の映画)

1.8

最後の演劇はよかった。
土屋太鳳のダンスはすごい。

そのために見る価値は十分あると思うが、そこにいたるまでが冗長に思えて結構辛かった。
そもそもブスじゃないし。2人とも可愛すぎる。もっっとブスならも
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雨に唄えば(1952年製作の映画)

4.0

わかりやすく、綺麗で楽しい。
勧善懲悪、めでたしめでたしで終われる最近では中々なさそうなストーリーがいい。

この作中歌は非常に有名だが、確かに耳に残るし歌いたくなる。ハッピーだ。
映画という形態が生
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誰も知らない(2004年製作の映画)

4.1

学生の時に見てショックだった映画。再鑑賞。
俳優、女優みんな演技がうまくてリアルすぎて辛かった。

是枝監督はいわゆる「普通」ではない家族を描くのがめちゃくちゃうまい監督だと思うが、彼の視点は誰かに感
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牛首村(2022年製作の映画)

1.2

1.2作目も最恐と聞いて見たわりの肩透かし感すごかったので期待はせず。

手首の傷、シール貼ってる感凄かったのとバイト先押しかけてサボらせる男がキモくて萎えポイントでした。
スマホって裏返したり投げた
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ラストサマー(1997年製作の映画)

1.7

本人たちはいいけど巻き込まれて殺される人マジで関係ないのでかわいそう。

美男美女揃いなので見ていて楽しいけど個人的にそんな好きな作りではなかった。
伏線もあるしセリフも回収されるけどイマイチ。

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屋敷女 ノーカット 完全版(2007年製作の映画)

3.3

ずっと気になっていた作品。
お産を控えた方へは絶対オススメはできない。

「来た女」の名前すら明かされず台詞もほぼなく、理不尽なくらいの情報量の少なさで展開されていく。
グロさは中々ヤバい。でも内属と
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スクリーム(2022年製作の映画)

4.0

シリーズものの真骨頂はラストシーズンが原点回帰するところである。綺麗に。

最初は誰やねんお前〜!これまでのキャラ出せよ〜!って思ったけど、ちゃんと納得できるキャラでした。本当に「ちゃんと」原点回帰し
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スクリーム4:ネクスト・ジェネレーション(2011年製作の映画)

2.6

みんな大人になった。
相変わらず犯人の動きはアスリート並み。

巻き込まれるお友達が毎度かわいそうだけど。
ロリーカルキンがかわいすぎて出てくるたびに嬉しかった。
シリーズものの宿命かもしれないけど、
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スクリーム3(2000年製作の映画)

3.1

テンポの良さはいい。
オチもまぁ読めないし、シドニーの母の秘密を追う展開もミステリーみたいで面白い。
多少、飽きてはくるが導入部のシドニーの警戒感とエンディングの開放感は良かった。

そして本編よりデ
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スクリーム2(1997年製作の映画)

3.3

テンポがいいし悲壮感がないのでちゃんと楽しいエンタメホラー。

でも意外と人間関係もしっかりしてる。
だから面白い。
ホラーあるあるのルールもしっかり守りつつ、一作目も想起させつつ、続編にして一作目と
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スクリーム(1996年製作の映画)

3.1

ホラー映画、好きだねぇ。
犯人は誰?というサスペンス要素、そして唐突に現れる殺人鬼というホラー要素両方が楽しめる。

ホラー映画好きには通じるだろう小ネタが楽しい。
正直そんなグロシーンはないのでスプ
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樹海村(2021年製作の映画)

1.7

犬鳴森より面白かった。
けど樹海である必要性がよくわからん。
同じような話ならどこでもできるし、人と木が融合する理由もよくわからん。
グロさもそんなないし、なんで天沢がターゲットになったんだろう。先祖
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黄龍の村(2021年製作の映画)

1.4

前情報なしで見ないとつまらん映画。
POVみたいなとこ、カメラじゃなくてスマホのあたり時代を感じる。

でもタイトルは金田一とかのあたりの昔の映画っぽい。

純粋なホラーではないがエンタメ性が高い。各
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白く濁る家(2019年製作の映画)

3.8

好きな映画のだいぶ上位に思わぬとこから食い込んできた映画だ。
短くてテンポが良く、撮り方や色使い、家具が最近の海外ホラーみたいで面白い。
不気味さというかは不穏さを強く出している印象。

構図にもすご
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着信アリ(2004年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

キャストがとにかく豪華。
松重豊こんな役で使うのすごいな。
堤真一カッコ良すぎてよしよしされたい。

有名なのに見たことなかったので楽しみだった。
ホラーはとにかくオチの納得感と後味が大事だと思ってる
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仄暗い水の底から(2001年製作の映画)

2.9

割と好きだ。
母の愛、自己犠牲。この手のホラーは納得感がある。

最初はヒステリックというか悲観的で落ち着いて!といいたくなる母親が我が子に迫る危機に立ち向かう姿にはやはり母は強いと感じさせられる。
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海底47m 古代マヤの死の迷宮(2019年製作の映画)

3.1

サーシャ最高!キャサリンに中指立ててぇ〜!

やはり姉妹もの、兄弟ものはいいですね。
いかなる結末でもまちがいない。
サメはやっぱり怖いけど、空気のない海中はもっと怖いなと思う。
序盤のシーンも最後に
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海底47m(2017年製作の映画)

3.2

結構好きな映画だ。
サメの怖さだけじゃなくて水深の深さゆえの怖さも描かれているのが面白い。

どんでん返しといえども納得感があるが好き。
いろんな絶望要素、サメや潜水病、エアー残量などが詰め込まれてい
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猿の惑星(1968年製作の映画)

4.7

発想力、皮肉、特殊メイク、絶望感、なるほどこれが名作か。納得だ。

これを見るといかに人という生き物が恐ろしくて愚かしい存在なのか教えられる気持ちになる。
愚かな人間の歴史を皮肉たっぷりに描いてある。
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ザ・ボーイ 人形少年の館(2016年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

オカルトかと思いきやオカルトではなかった。
人間いたか。ある意味そっちの方が怖いけどね。
子供が人殺ししちゃったから庇ってあげようみたいなこと?でももう疲れちゃったから他の人に押し付けちゃお、みたいな
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クラウン(2014年製作の映画)

2.5

だんだんと身も心も悪魔となる過程が面白い。
ただ食べるだけでなく親としての気持ちが混ざった子供殺しがあったのがよかった。

奥さんの葛藤は丁寧に描かれていたので後半は面白かった。
短いのでサクッと見ら
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メン・イン・ブラック(1997年製作の映画)

3.2

キャストめちゃくちゃ豪華で最高。
そしてアクションかっこいい。

虫がめちゃくちゃ出てくるのは本当キモいけど、SFだけどシリアスになりすぎないコメディちっくなとこがよかった。
途中に出てくるちっこい宇
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アルマゲドン(1998年製作の映画)

4.6

さすがは映画史に名を刻む超名作。
金も手間もかかってそうな規模のデカさと細かい演出が面白い。
一人一人のキャラがしっかり引き立ち、デコボコながらまとまっている。

音楽も壮大、キャストも超豪華、そして
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エイリアン/ディレクターズ・カット(1979年製作の映画)

3.7

名作とは聞いていたし、名前は当然知っていながら見たことがなかった。
他のエイリアンものは何回か見たことがあるが、さすがエポックメイキング、面白かった。

エイリアン捜索シーンのBGMのない無音の緊張感
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ABC・オブ・デス2(2014年製作の映画)

3.5

こういうオムニバス映画を作ろう!という発送までがまず、映画がただ好きなだけの人間にはとにかく嬉しい。

いろんな角度からのいろんな死に方。
アニメーションからコマ撮りアニメ、概念的なものから直接的なも
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ミッドナイト・ミート・トレイン(2008年製作の映画)

2.2

蓮コラがダメな人は気をつけましょう。
あとグロが苦手な人も。グロは割とCG感があってわかりやすいのでそんなにビビらなくて大丈夫だ〜って思ってたけど中盤からの丁寧な除去シーンはだいぶキツい。

面白いは
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キャンディマン(1992年製作の映画)

3.8

すごく良かった。音楽もキャラも、過去の伝説と現在の重なりも。

ホラー伝承を追ううちに巻き込まれるというパターンだが、そこに愛憎が絡み、白人と黒人の微妙な距離感と絡み、人間関係によってよくある典型ホラ
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グエムル -漢江の怪物-(2006年製作の映画)

2.3

モンスターパニックかと思いきや、ぶかっこうで歪な、理想の形とは程遠い家族の絆とモンスターとも戦いだった。
主眼はどちらかというとモンスターより家族かも。

終盤の火矢がカッコいい。ハッピーエンドともバ
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

4.5

アクションの見せ方も綺麗だし人間関係の複雑さが何よりすごく好きだった。

人の汚さと美しさが十分に見られた新感覚ゾンビ映画だ。
人は追い詰められた時に本性が出るんだろう。そして自己防衛に走る。
その一
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