まるさんの映画レビュー・感想・評価

まる

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グリーンランドー地球最後の2日間ー(2020年製作の映画)

2.8

現代版ノアの方舟である。
世界の終わりに選ばれた人だけが救われる。
なんと残酷なことか。
そんな生き残りのチャンスを掴んだ主人公一家だが、どうしようもない事情でチャンスを剥奪される。それでも家族を生か
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聖なる犯罪者(2019年製作の映画)

3.6

聖職者になるには厳しい修行と自己研練が必要だろう。皆の規範となるために清く正しく。
キリスト教では「赦し」がテーマの一つでもある。自分の犯した罪と向き合い、心から反省し、良い行いをすることが大事で罪が
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DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)

4.1

ドッグマンの名前の通り、犬がたくさん出てくる。でも犬は死なないので安心。
みんなかわいいし、びっくりするほど賢い。わたしより賢い犬だらけでいい映画だ。

とはいえ、主人公のドッグマンの生い立ちはかなり
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ルックバック(2024年製作の映画)

4.3

原作に忠実な作りもいいが、作画がすごい。
絵を描く二人が題材となっているのもあるだろうが、メインとなる人物の描写も、世界観を表し印象を強める背景や小物も製作陣の気合いと誇りを感じる。

スタッフに男鹿
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処刑山 ナチゾンビVSソビエトゾンビ(2014年製作の映画)

3.0

処刑山の続編だ。前編の唯一の生き残りが猟奇的殺人事件の犯人として捕まるも、移植されてしまったナチスゾンビの腕に宿る謎のパワーによって犠牲者を出しながらも脱出成功する。

ナチスゾンビの復活を阻止するた
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処刑山 -デッド・スノウ-(2007年製作の映画)

3.4

くだらないがテンポの良さと派手で分かりやすいゴア描写で結構好きだ。

ナチスは笑い物にしていい史実ではないが、海外ホラーだとナチスゾンビって割とよくあるよね。ある意味どんな残虐なことをやっても、やらせ
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クワイエット・ボーイ(2015年製作の映画)

3.5

犬は無事じゃないが無事じゃないシーンが映らないので安心。

悪魔が子を脅かす祭りで失踪してしまった幼児が5年後、少年となって発見された。
しかしどこか変だ。母や祖父が本当にあの子か?疑念を抱く中、息子
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アリゲーター2(1990年製作の映画)

2.9

ほぼストーリーは前作のアリゲーターと一緒。焼き増しと言ってもいいくらいだが、主人公がストレートにカッコよくなった。

街の正義感ある不良たちにも慕われ、家族からも愛され、一匹狼のイイ男だ。

サクッと
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アリゲーター(1980年製作の映画)

3.7

トイレに流されたワニの赤ちゃんが下水道でスクスクと育ち、遂に人を襲い街に出る。

単純な映画だが、キャラクターのわかりやすさとシンプルな展開、王道な悪役の気持ちよさで実に面白かった。
信じられないデカ
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ビバリウム(2019年製作の映画)

3.4

カッコウの雛は孵化してすぐに、同じ巣の卵や雛を巣から落とし、小さな親鳥にひたすら餌を求め大きくなる。
托卵で知られるこの奇妙な鳥類の生態を、そのまま人に落とし込んだのがこの映画だ。

家探しで入った不
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イントゥ・ザ・ストーム(2014年製作の映画)

3.0

ディザスター映画は映像の迫力とキャラクターの関係性が個人的にはポイントだと思っているが両方とも楽しめた。

竜巻はあまり馴染みのある災害ではないが、VFXの技術故かとてもリアルでヒェーとなるった。
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ジェサベル(2014年製作の映画)

2.3

映画に学ぶことは多いが、その内の一つは不倫は身から出た錆、良い結果にはならない、である。

映画として発想はいいし、面白い。伏線も回収されるので納得感もある。
いいんだけど、後味が悪すぎる〜!かわいそ
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インシディアス 赤い扉(2023年製作の映画)

3.3

この前の章、覚えてるか不安だなと思いながら見たが、ちょこちょこ思い出させてくれるシーンが挟まるのでありがたかった。

ダルトン、クリスをはじめとしてインシディアスシリーズはキャラクターがいい。
音でび
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ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ(2023年製作の映画)

3.4

ウィリーズワンダーランドに似てるな〜と思いつつ鑑賞。
元々ゲームなんだそうで、知らなかったので100%は楽しめなかったかもしれない。

最初はウィリーズワンダーランドだ…という感想しかなかったが、徐々
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エンゼル・ハート(1987年製作の映画)

3.7

探偵ものサスペンスであり、オカルトホラーであり、予測のつかないラストといい、面白い。

サスペンス要素もホラー要素もあるのでグロシーンもあるが近年の精緻なグロに比べれば見やすいのでそんなに警戒はいらな
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ヒトラーのための虐殺会議(2022年製作の映画)

3.3

当時のナチスの中でも優秀なはずの人々が、真面目に議論を重ね、効率よくコトを進めようと話し合っているのはユダヤ人をどうやって効率的に殺すかである。

一部の言葉を消してこの映画を見ると、まるでビジネスに
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ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦(2016年製作の映画)

3.9

見た後に暗い気持ちになるのは戦争映画の常だが、久しぶりにここまで沈痛な気持ちになる映画を見た。

ナチス幹部の暗殺のため、祖国のため、踏み躙られる人々のため、家族や故郷を捨てて命を賭して臨んだ若者たち
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アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男(2015年製作の映画)

3.5

ある一時から、それまで「正義」だと、そうあるべきものだと信じていたものが「悪」となり、敗戦国として改善を迫られた大人たちの一部は戸惑ったことだろうし、反発を覚えただろう。
バウアーの冒頭の言葉の意味が
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インフェルノ(2016年製作の映画)

3.5

今回は宗教色は薄れ、ミステリー感が強くなる。
頭の切れる教授がまさかの記憶喪失だし、またも追われて殺されかけるし、鑑賞者も頭がハテナだらけで始まる。ワクワクである。

世界の人口が増えすぎたから殺人ウ
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天使と悪魔(2009年製作の映画)

3.7

カトリックの総本山、バチカンに舞台を移し、今度は冤罪ではななくトムハンクスが謎解きをする。

今度は前回より一層、内容は難しい。
キリスト教に反対する組織はほとんど日本では知られていないだろうし。
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ダ・ヴィンチ・コード(2006年製作の映画)

4.0

言ってることは難しいが、わからなくてもちゃんと解説してくれるし展開もわかりやすいので問題ない。
肉体派ではなく頭脳派の大学教授が殺人事件の冤罪を着せられ、警察から逃げながら殺人事件の謎を解くミステリ。
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赤い闇 スターリンの冷たい大地で(2019年製作の映画)

3.3

今のロシアを見ると過去にこんなことがあったと言われてもさもありなん、という感じだが、きっとこの時代では「まさかそんなことはしないだろう」とみな思っていたのではないか。

美しく整備され、ご馳走もお酒も
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FALL/フォール(2022年製作の映画)

3.5

ワンシチュエーションスリラーである。
天然のロッククライミングなんて考えただけで恐ろしいが、スリルと達成感がたまらないのだろうか。

仲の良い夫婦と共通の友人。古くからの付き合いでロッククライミングも
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ザ・ビーチ(2000年製作の映画)

3.0

ディカプリオ美しい。
アマプラの紹介文から殺人鬼かモンスターがいるホラーかと思ったが、人間怖い系の映画だった。

都市伝説じみた美しい秘密の楽園、その実はカルト的な閉鎖したコミュニティだった。
幸せで
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呪餐 悪魔の奴隷(2022年製作の映画)

2.3

グロもエロも好きだけど小さい子供のグロはきつい…!と思って半目になったが、ザ・グロテスクなシーンは映らなかったので問題なし。

狭くて立地の悪い家に暮らす貧しい人々の生活、という始まりはワクワクさせら
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リターン・オブ・ジーパーズ・クリーパーズ JEEPERS CREEPERS 3(2017年製作の映画)

2.7

ジーパーズクリーパーズがかなりハッキリ顔の主張をしてくるので、わからない故の不気味さはだいぶ消えた。
でも、相変わらずの象徴的な殺人トラックな仕掛けはわけわかんないけどかなりグロくて性格悪くて好き。
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関心領域(2023年製作の映画)

4.2

アウシュヴィッツとは何だったのか、ナチスは彼らに何をしたのか、つまり作中の壁の中で何があったのかは必ず知ってから見るべき映画だ。
この映画はアウシュヴィッツの惨劇を丁寧に解説する映画でも、噛み砕いて理
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皮膚を売った男(2020年製作の映画)

4.4

人間としての自由と人権を手に入れるために自ら「モノ」となる。
金持ちの教養人から「美術品」として賛辞を受け、金も手にするが人間として自由になれるのだろうか。

2011年、アラブの春と共に始まる映画は
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コンテイジョン(2011年製作の映画)

3.4

コロナを体験した自分には展開のリアルさに驚く映画だった。
長い目で見ればこれまでにもコロナのような病気は歴史上起きていたし、同じような展開はあったのだろうが、コロナを予言したと言っても良い映画ではない
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(r)adius ラディウス(2017年製作の映画)

3.0

割と好きな展開の映画。

目が覚めたら事故ってるし、記憶はないし。
人気のない田舎でようやく誰かいた!と思ったら全員死んでるし、しかもみんな自分の近くで死ぬから嫌になるよね。
と思ったらまさかの自分が
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ヒューマン・キャッチャー/JEEPERS CREEPERS 2(2003年製作の映画)

3.3

ほぼワンシチュエーションホラーって感じ。
場面の動きが少ないので多少飽きるが、相変わらずビジュアルがいい。
昔のおとぎ話、というか天狗のような人の攫い方も好き。

俺たち最強!と騒いでた高校生たちが次
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ジーパーズ・クリーパーズ(2001年製作の映画)

3.2

同物同治、ゴールデンカムイで知った理論だが、どこか体の悪いところがあれば同じものを食べればいいという(?)ホラーである。
治すというかは、手に入れるに近いが。

最初はただヤバい人間がめちゃくちゃ煽り
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ブルーベルベット(1986年製作の映画)

3.6

普通の大学生が野原で人の耳を見つけ、興味をそそられて他人の秘密を覗き込み、アブノーマルでアダルトな世界に引きずり込まれる。

親しい警察の娘からとある女性が関係してるかもという情報を得て、興味本位での
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コカイン・ベア(2023年製作の映画)

3.0

レイリオッタ、渋さとニヒルさが大好き。

売人がコカインを投下してる途中に死に、森の中に放置された大量のコカイン。
それを食べちゃったクマと、コカインを回収したいギャング達、コカインを抑えたい警察、森
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ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

3.5

オカルト的なものか、殺人か…どんな展開が待っているかワクワクする世界観と衣装がステキ。

思っていたよりも中身は現実的でいわゆるタネも仕掛けもある手品で信用を集め、人身掌握をしていく魅力的な男が自身へ
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.2

話題のゴジラがアマプラで配信されていたので早速ありがたく見た。

予算の多少は素人にはよく分からなくて申し訳ないが、CG感のないリアルで美しく迫力ある映像でアクションシーンは大満足だ。
ゴジラの肌の質
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