zzzさんの映画レビュー・感想・評価

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VORTEX ヴォルテックス(2021年製作の映画)

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夫婦とはいえ、同じ箱で別の人生を生きている。

真ん中で分けられた2つの画面によって、同じ軸にもいくつかの空間があることを知る。

静かな絶望たるや。

とてもとても良かった。

ホーリー・モーターズ(2012年製作の映画)

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誰もが設定を守り「アポ」と呼ばれる仕事をこなす。
誰もがキャスティングされている?
世にも奇妙な物語のよう。

レオスカラックスの見てるパリの空気が好き。

瞳をとじて(2023年製作の映画)

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想っていた人が、いる時と、いない時。

時間の流れが変わる。

目を瞑ると蘇る美しい映像。大切にしたいなあ。深呼吸した。

市子(2023年製作の映画)

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小学校の時に出会ったいろんな子のことを思い出す。

わたしには何ができて、どこまでできないのか。

問われる。

ケーキ屋さんになりたい友達のキキちゃんの救済の仕方が本当に素敵だった。嘘がなくて。だか
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女と男のいる舗道(1962年製作の映画)

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好き。好きだった。
ゴダール楽しめたよ。

12章仕立てで、予告されるストーリー。
若き女の子は苦悩し、愛され、可愛く生きるべき。

知らん人との哲学対話がほとんど答えっぽいかんじだった。

純粋な愛
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カルメンという名の女(1983年製作の映画)

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睡眠導入でお馴染みのゴダール先生。
前触れもなく差し込まれる海と、心地よいアンサンブル。
眠くなるのが正解と言ってくれ。

ゴダール本人が登場するシーン、
笑わせにかかってる。
ほんとおもろい。

ブエノスアイレス(1997年製作の映画)

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ウィンの手が早く治らないよう願った
幸せだったから

会うのが怖い
あの"やり直そう"が

写真は嫌いだから記念に声でもと言うナイスな青年が好きキャラすぎた。
そして録音機..........
名シー
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恋する惑星(1994年製作の映画)

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黄味がかった原色の哀愁。
ルーツはここから来ているのだと知る。
どこを切り取ってもウォンカーワァイだとわかるアイコニックな画。

オムニバスのような2つの物語。
その交差点。

目線で恋を感じ取る。
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マノロ・ブラニク トカゲに靴を作った少年(2016年製作の映画)

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アナウィンター、ジョンガリアーノ、ソフィアコッポラ、シャーロットオリンピア。大好きな方々が魅力された靴の帝王マノロ・ブラニク。
靴作りの動機は至ってシンプル。

日々の瞬間を楽しんでいるだけ。
名声、
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白いリボン(2009年製作の映画)

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これから話すことがすべて真実か
あまり自信はない
噂で聞いた部分もある
年月を経ても不明なことが沢山あるし
未だに解かれない謎も多い
それでもあの奇妙な出来事を
誰かに話しておくべきだと私は思う
あの
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

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パニック。ずっとパニック。助けてほしい。

動悸に慣れてきた頃、コメディに見えてくる。正直怖い。

物事をひとつずつ片付けて次にいきたい性格の為、一生片付かずに進む展開に、置いてきたあの問題どうなった
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エレファント(2003年製作の映画)

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たくさんの視点を持てる貴重な体験。
交差する視点にぐっときたなぁ。
誰もが何かの加害者になりうる。

にしてもアメリカの高校×銃撃事件が題材とされ続ける事に、どうしようもない感情になる。

ジョンの子
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ターシャ・テューダー 静かな水の物語(2017年製作の映画)

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マイ・ホーリー・バイブル。

私は静かな水のようにありたいと
スティルウォーター教を発明したの
小さな動物たちは
必要なすべてが身の回りにあると知っているから満ち足りている
かたや人間はないものねだり
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ムード・インディゴ うたかたの日々(2013年製作の映画)

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ポエティックな美しい表現に、力がするりと抜けてしまう。

肺の中に、
動くと痛くなる睡蓮の花が咲く。
周りに花を置いて、睡蓮を脅さなくてはならない。水を取らず、枯れさせる。

徐々に色を失っていく世界
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パコと魔法の絵本(2008年製作の映画)

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少女の時にみて、頭がぐるぐるしたので、またみたくて。

夢の中だなあ。

ベニスに死す(1971年製作の映画)

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憧れ、恋、愛。
自分とは違う属性の人に好意を持つと、不可解なことだらけになってしまうのが、この世の悲しみ。

ギリシャ神話のような物語で、ジリジリと痛い。

あたたかいイタリアの島でふわふわのワンピー
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美女と野獣(1991年製作の映画)

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この頃から、ジェンダー論は持ち上げられていたんですね...

賢く、世界を別角度から見れて、芯を貫くベルの生き方に

幸福(しあわせ)(1964年製作の映画)

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アニエスヴァルダ、どうしちゃったんですか!?インモラルすぎて悲しいよ.....

ピクニックの時の多幸感溢れる色使いだったり、混乱させるアングルのカフェシーンはさすがでしたが!
その多幸感が逆に気持ち
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キングスマン(2015年製作の映画)

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これがキングスマンか〜。なるほど〜。

紳士×アクション、超エンタメ。こういう映画は久しぶりなので、とにかくテンポが先走るから流れに身を任せた。笑

悪党のサミュエルジャクソンしびれる。完全にあれは悪
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

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画が強い。こんなヴィヴィットな映像体験は初めてだった。

魚眼レンズ、モノクロとカラーを使い分けた幻想世界に、柔らかく軋むように鳴る音楽と過度に女性らしいスタイリングが相まって、嫉妬しちゃうくらい眩い
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フェリーニの道化師(1970年製作の映画)

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サーカスへの憧れがずっとあるんだけど、直感的に不穏を感じてしまう。おどろおどろしい。光と影。

ブリキの太鼓(1979年製作の映画)

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ショッキングな出来事と楽しい事が同時に起こる。衝撃に、混沌がついて回る。そこがこの作品の好きなところ。

道徳的かどうかを考えるよりもまず先に、不穏を肌で感じるしかなかった。感覚的でとても好き。

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地下鉄のザジ(1960年製作の映画)

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真面目にふざけるとはこういうことか?大人が本気でコメディを。欲のままに。大好き。

エッフェル塔、大渋滞の逆走、公共の場でよく撮れたなあ

リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

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ラブストーリーはこの人に任せておけば間違いない。確信に変わりました。

haimシスターズ、最高。出会いの長回しが良すぎて何度もみた。

紅の豚(1992年製作の映画)

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この頃のイタリアと、飛行艇乗り、ロマンの演出がお上手すぎて。

知らない国と時代のはずなのに、懐かしい、切ない、寂しい、ここらへんの感情が剥き出しになる。多分ジブリを彷彿とさせるモチーフが、平成にはた
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東京物語(1953年製作の映画)

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いいんです。あたし年取らない事に決めてますから。

麦秋の和気あいあいとした雰囲気とは対照的に、東京物語は哀愁深く、日本女性の等身大。素敵です。

麦秋(1951年製作の映画)

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半世紀も前の作品なのに、今みても全く衰えない。コミュニケーションのお手本。意思ははっきり伝えるけれど、上機嫌に愛情を持って。

「お前はそんな事思ってるからいつまで経ってもお嫁に行けないんだ。」

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ヘザース ベロニカの熱い日(1989年製作の映画)

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学園ドラマを期待していただけに、裏切られた。

リンチの駄作って感じで、全く感情に寄り添えない。アメリカ80sティーンの退廃した態度と狂気が、無意味で怖くて大嫌い。

I am Sam アイ・アム・サム(2001年製作の映画)

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『All need is love』か〜。

両親障害があり、子供を作ったドキュメンタリーを観た後なだけに、きつかった。こんなにきつかったのは久しぶり。

ブリジット・ジョーンズの日記(2001年製作の映画)

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ちょっと安もの、セール品感があるんだけど、2000年はこれがうけていたの...?

平和飽和状態で、恋愛のこと意外に考えることなかった時代。

ジェンダー論をひっくり返す役目だったよう。

パプリカ(2006年製作の映画)

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突然の空き時間。せっかくだから普段見ないようなジャンルを。

場面が夢の中というだけあって、どんどんこんがらがっていく。

アニメでしか表現できないスピード感とSF表現。いいものみた。

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