ピンタローさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

3.5

中国の小説が原作のクライムサスペンス。

中国のベストセラー小説が原作でドラマ化もされて大ヒットしていることもあり、ストーリーは引き込まれる魅力があった。

沖縄を舞台にしており、風景も楽しめるのはも
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DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)

4.0

犬と共に育った男の衝撃の半生。

少年が犬小屋に監禁されたという実際にあった事件から着想を得たというリュックベッソン監督が脚本も手がけた今作。

警察に捕まった主人公が拘束された後に自分の半生を語って
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ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

3.0

キングスマンの劣化版のようなチープなスパイアクション。

今作の制作側の推しポイントとしては、アクションと二転三転する展開なのだろう。

アクションは見応えあるシーンも少々ありながらも、どこか既視感の
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コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

4.0

アフガン戦争の米軍兵士とアフガン人通訳の絆を描くガイリッチー異色作。

まず、アフガン戦争下にアメリカのビザを求めて多くのアフガン人が通訳をしていたことを知らなかったため、その事実に驚いた。

今作は
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.0

裁判のリアルを描くアンチミステリー。

本作は夫の転落死の真相を追求する一見ありきたりなミステリー作品のように感じるが、真相は観客に委ねられるような曖昧な作品となっている。

ミステリーや法廷モノにあ
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ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

3.5

実話を基にしたアメリカンサモアのサクセスストーリー。

今作は2001年のサッカーW杯予選で31対0という大敗を喫したアメリカンサモア代表が新しい白人監督と共にW杯初ゴールを目指すという物語。

それ
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マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

3.5

どこか懐かしいアメコミ映画を感じる作品。

海外の批評がボロボロだったこともあり、かなり期待値を下げて鑑賞。
個人的には想像してたよりは悪い作品ではなかったように思う。

ただ、正直気になる部分はある
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

4.5

母と子という関係に縛られるボーの物語。

今作はボーが母の訃報を受けて実家に帰省するだけの物語なのだが、全てはボーからの視点で語られる。
そんなボーは精神疾患を患っており、極度の不安に襲わているという
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カラーパープル(2023年製作の映画)

4.0

スピルバーグの名作をミュージカルでリメイク。

今作は85年公開のカラーパープルのリメイクとなる。
スピルバーグ版はミュージカルではなかった分より重い話に感じたが、今作は明るいブラックミュージックが根
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ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ(2023年製作の映画)

3.0

ゲームが原作のブラムハウス最新作。

今作は同名タイトルのゲームが原作ということだが、ゲームについてはプレイしたことは疎か見たことすらない状態で鑑賞。

正直ツッコミどころが多すぎて話に入り込めなかっ
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ダム・マネー ウォール街を狙え!(2023年製作の映画)

4.0

個人投資家対ヘッジファンド。

今作はゲームストップ株の騒動を実話ベースに描く。
投資についての映画だが、わかりやすく作られており、知識がなくても楽しめる。
今作のホームページに知っておくべき用語の説
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みなに幸あれ(2023年製作の映画)

3.5

日本発、この村なんかやばい系ホラー。

訪れた村がやばかった映画は数あれど、今作は身内がやばいという逃げ場がない状況。

ずっと一緒に暮らしてきたんだから、気づくだろうとか少々つっこみたくなる部分はあ
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.5

独自の世界観で魅せる女性解放の物語。

作品の舞台は19世紀後半のヨーロッパなのだが、独自のファンタジー要素がプラスされており、唯一無二の映画となっている。
とにかく衣装やセットが独特でこの世界観を味
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アクアマン/失われた王国(2023年製作の映画)

4.0

DCEUこれにて完結。

今作は前作から引き続きメインキャラクターがほぼ同じの為、続編感が強い。2部作のようにも感じる。

そのおかげで、よりキャラクターの深掘りができており物語に深みが増している。
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コンクリート・ユートピア(2021年製作の映画)

4.0

人間の怖さを描く、韓国発ディザスタームービー。

とんでもない震災の後に一棟だけ残ったアパートを舞台に物語が展開する。

物語のベースは震災後の人間ドラマにあり、震災については詳しく語られたりはしない
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.0

決して何か大きな事が起こるわけではないが、心地よい時間を堪能できる映画体験。

渋谷区のTHE TOKYO TOILETプロジェクトのプロモーションとして制作が始まった今作は良くも悪くも渋谷区のトイレ
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TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

4.5

いい意味で期待を裏切る正統派ホラー。

本作はA24配給ということで、期待値が高い状態で鑑賞。

本作の主軸となる憑依チャレンジは、若者たちが集まって楽しんでいることもあり、ドラッグのメタファーになっ
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ウィッシュ(2023年製作の映画)

3.0

ディズニー100周年記念作品にふさわしいとは言い難い凡作。

まず、アニメーションに関してだが、ディズニー初期の水彩画と3Dアニメーションを融合して作ったとのこと。
しかし、そんなに新しくも感じない。
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

3.5

独自の世界観で魅せるチャーリーとチョコレート工場の前日譚。

今作はウィリーウォンカがチョコレート工場を作る前の話なのだが、前作のティムバートン版とは少々キャラクターも違うため、別物として考えた方が受
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市子(2023年製作の映画)

4.5

単なるミステリーで終わらせない市子という1人の人間の生命力を感じさせる傑作。

今作は市子が恋人からプロポーズを受けた翌日に失踪するところから物語が始まる。

恋人視点から市子の過去を追っていくミステ
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ナポレオン(2023年製作の映画)

3.5

ナポレオンを偉人としては描かない怪作。

ナポレオンといえば英雄や偉人としての印象が強いが、今作では敢えて"普通の男"として描いているように感じる。

戦闘シーンは言わずもがな圧巻で臨場感があるし、撮
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ポッド・ジェネレーション(2023年製作の映画)

4.0

人工的に出産を行う世界を描いた近未来SF。

設定や映像の雰囲気などがブラックミラーを思わせる。個人的には好みの作品。

妊娠・出産に関して、女性の負担が多いことで女性の社会進出がなかなか進まないのは
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(2023年製作の映画)

4.0

時代劇の型を壊すブラックユーモア溢れる作品。

公開前は戦国版アウトレイジとの噂もありましたが、全く違う映画で、いい意味で期待を裏切られた。

アウトレイジのような映画も期待していくと肩透かしを喰らう
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マーベルズ(2023年製作の映画)

4.0

MCUの希望が見えた気軽に楽しめるポップコーンムービー。

今作はドラマシリーズから登場したキャラクターが出てくるため、ハードル何高いように感じている人も多いだろう。

もちろん、全て観ていた方が理解
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