rさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ハート・ショット(2022年製作の映画)

4.3

すっごくどきどきした。恋人を愛おしむ前半から、急展開の後半への切り替わり方が好き。荒くなっていく呼吸のような、緊張感のある音響もすごく好きだな。
ショートフィルムだからこそ、20分弱でここまで視聴者を
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アルゴ(2012年製作の映画)

4.2

これ実話なの凄すぎる…。
幼稚な感想なのだけど、アメリカってまじでイケてる国だな、とめちゃめちゃに興奮した。隣国との関係も憧れる。国際協力の理想的モデル、まさしくその通りだなぁ。
人間を簡単に分割する
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ブロークバック・マウンテン(2005年製作の映画)

4.5

ブロークバックだけが作中で圧倒的に美しい景色を持ち、彼らが心に秘めた純粋な愛情を表すようだった。
ジェイク・ギレンホールの演技はずっと好きなのだけど、特に彼の憂いを帯びた目は異様に惹きつけられる。その
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バスターのバラード(2018年製作の映画)

4.5

この映画すっごく好きだ…!!
演技を引き立てる脚本、絵画みたいに美しい映像…背筋がぞくぞくする魅力的な短編集。
ハリー・メリングの演技が特に好き、彼のガラス玉みたいな瞳が語りかけてくる感情の豊富さたる
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家をめぐる3つの物語(2022年製作の映画)

4.0

ストップモーションムービー大好きだから刺さった。
1つ目と3つ目がすごく好き。2つ目はトラウマ、画面を見ていられなかったくらい怖い。
でも、なんとなく、監督は2つ目が真に作りたかったんじゃないかという
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キャッツ(2019年製作の映画)

3.5

初めて観た舞台がこれだった。大好きでいままで何度か観に行ったりしてすごく思い入れのあるCATS。とくにミストフェリーズとスキンブルシャンクスの曲が大好き。
舞台として完成していて有名なものを映画化する
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リリーのすべて(2015年製作の映画)

4.4

「沼地は心の中にある」という台詞の通りだ。ゲルダの深い愛と様々に入り混じる感情が美しくて切なかった。
エディ・レッドメインは繊細な役が似合う、少し寂しげな笑い方が好き。

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

4.3

Do not talk about Fight Club!
ルールの一つ目と二つ目がこれなので何も言えることがないが、資本主義がクソなことだけは確かだ…。

ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018年製作の映画)

4.5

おもしろすぎる…!人物と物語が繋がっていく感覚、ぞくぞくする。
知性、情熱、色気や儚さ全てを持つジュード・ロウがダンブルドア役なのほんとに天才すぎる。一生好き…。
エズラ・ミラーはやっぱり彼特有のダー
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.9

145分かけた壮大な皮肉だ…。
ifの話というよりは疫病とか環境破壊とか今起きていることに近い気がする。
ティモシー・シャラメが好きなので彼が登場するたびにどきどきした。

バットマン(1989年製作の映画)

3.8

やはりジャック・ニコルソンの顔の圧が強い。
夢に出ませんように…。

RENT/レント(2005年製作の映画)

4.5

tick,tick…BOOM!を観て、ジョナサン・ラーサンを知ってからだと全ての歌の重みが増して感じられた。
小さなできごと、やりたいこと、愛してくれるひとのこと、ちゃんと毎日大切にしていきたいな。
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tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!(2021年製作の映画)

4.0

楽曲がとにかく最高!!
誰かの一言が救いになって、それからの人生ずっと味方になってくれることってあるよね。

ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

4.1

同教徒を前にした少年兵の挙動によって、異教徒は人に在らずという思想が浮かびあがるのが恐ろしい。

ディパーテッド(2006年製作の映画)

4.0

ディカプリオ渋くてかっこいい。
最後の方はガイ・リッチー映画的なテンポの良さがあって、この終わり方は結構好き…。
ジャック・ニコルソンの顔は何みても強烈なので今日の夢に出そう。

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.0

ディカプリオとブラピはアツすぎる、、
御伽噺に散りばめられた映画愛、過去の様々な出来事に対する決意表明にも感じた。
凶暴な犬恐怖症なので、初見で「この犬は何かするだろうな」と思った。

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

4.3

映画の影響力はいつの時代も、良い意味でも悪い意味でも大きい。
娯楽要素を楽しめる一方、強烈なメッセージ性があり、特にラストはあまりにも衝撃的だった。
わたしが観てきたことは決して過去のことではないのだ
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メイズ・ランナー:最期の迷宮(2018年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

高校生のころ原作を読んで辛すぎたので踏みとどまっていたけれど、4年越しにやっと観る勇気がでたので鑑賞。原作と違うところもたくさんあるけれど、すごく良かった。
ひとつだけ思ったのは、映画の進行上ミンホの
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セブン(1995年製作の映画)

4.3

めちゃめちゃおもしろい…!!
グロいし恐ろしいけど、全てのセリフに意味があって、善悪のはっきり分からなくなる感じが好き。
完全な悪も完全な正義も存在しなくて、裁く立場になれる人なんて誰もいないんじゃな
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ゾディアック(2006年製作の映画)

4.0

実際にあった事件に関する映画だからこそ、リアリティがありおもしろかった。
半年前新たに暗号が解読されたニュースに驚いた。50年以上経って新しい発見があるのってすごい。

17歳のカルテ(1999年製作の映画)

4.2

正常と異常の境界線ってどこだろう。
誰もが上手く生きられない時期があって、自分を傷つけてしまうこと、悪いことに心地よさを感じるときがあると思う。
そういう不安定さも、「異常じゃなくて、揺れが大きいだけ
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バーレスク(2010年製作の映画)

4.3

やっと観た!パワフルでかわいくて綺麗で最高のショーでした。
こういうパフォーマンスで魅せる映画大好き!

12モンキーズ(1995年製作の映画)

4.0

観終わったあと、残った謎や伏線について考察する時間が好き。

隔たる世界の2人(2020年製作の映画)

4.0

エンドロールで悔しくて泣けてきた。
何度も繰り返されてきた理不尽な圧力をタイムリープで描くのは新鮮。
意見の分かれる描き方だとは思うけど、作中の台詞のように「きれいごと無し」にしたらこれが本音なんだろ
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ザ・ホワイトタイガー(2021年製作の映画)

4.2

インドという国の闇、鶏の檻を見た。
生まれに慢心してチャンスを逃していると、いつでも空腹の虎に食われる可能性があるのだと思った。

ジェントルメン(2019年製作の映画)

4.5

最高すぎ。ガイ・リッチーらしさが炸裂していて、興奮して涙出た。
マシュー・マコノヒーかっこよすぎです。
出身地ディズニーランドが面白すぎて爆笑してしまった。

ルイの9番目の人生(2015年製作の映画)

4.3

すごく好きな雰囲気の映画。
深海の描写はすごく惹き込まれたし、怪物の出てくるシーンの描き方がとても好み、、

ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ(1998年製作の映画)

4.5

雰囲気、ストーリー、音楽、キャラクター、すべてが最高。
出てくる男がみんな渋くてかっこよくてめちゃめちゃ痺れる。
クリスのラストのセリフ、"It's been emotional."に全てが詰まってい
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チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

4.5

やさしくて温かい愛と、曖昧な正義の話。
悔しくて悲しくて涙が止まらなかった。時代が少しずつ変わって、正しさが見つめ直されてきたけれど、それでも今まで偏見や差別がマイノリティの心を殺してきたのだと感じた
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FRANK ーフランクー(2014年製作の映画)

4.0

フランクは才能が豊かでそれゆえに狭い世界でしか生きられなくて、天才と凡人はどうしたって相容れないのかも。
遺骨と粉ミルク間違えて撒いてたのロックすぎて大好き。
気を失いながらの「お前の音楽クソだよ」が
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愛を読むひと(2008年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

他者から見たら悪人でも、どれほどの過去があっても、ひとの気持ちというものは確かに存在していて、それが大きな意味を持つ。マイケルとハンナの間に芽生えた感情も、ユダヤ人の怒りや悲しみも、負の遺産を抱えたド>>続きを読む