ywさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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オールド・ジョイ(2006年製作の映画)

3.7

何も起こらない、何かが起こる予兆のような時間がなだらかに続く。
自然という確かな光と不確かなひと。
時折現れる窃視的なカットが冷たい。

ハハハ(2010年製作の映画)

3.6

浮気した彼氏をおんぶしようとしたムンソリは全く意味不明で、素敵だった。

それから(2017年製作の映画)

4.4

タクシー車内を行き来するまだらな光の束と、雪影を見たキムミニの華やいだ表情。
入社初日、社長の妻にビンタされる喜劇から、遠く離れた時間。

何度も流れるテーマが、やけにローファイで古いカシオトーンのよ
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飛行士の妻(1980年製作の映画)

4.2

昼間の公園を歩く快活な人達の明るさが良い。
冴えない男は冴えない男のままで。

秋のマラソン(1979年製作の映画)

4.3

黄色い秋。肌色のニットポロ。
トラ箱という言葉をはじめて聞いた。
「最近の警察は服を配るようになったの?」と妻に問われて服を破かれる。
小雨が降るなかネクタイをしめて、義務のように走る男。

ビッグ・リボウスキ(1998年製作の映画)

3.5

ジェフ・ブリッジスの着てた洋服が汚くて格好良かった。
首元の伸びた肌着、チェックのショーツ、カウチンニット、メキシカンパーカー、でかいサングラス

バーバー(2001年製作の映画)

4.0

刑務所の中で弁護士らと打ち合わせをしているシーンの、窓から差し込む大きな丸い光が何故かとても美しく見えた。
彩度の低い映像が心地よく、脚本もビリー・ボブ・ソーントンの顔つきも、自分には興味深いものに思
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セリーヌとジュリーは舟でゆく(1974年製作の映画)

5.0

ショーパブで大騒ぎするドミニクラブリエ、死んだ妹の洋服箪笥を漁るビュルオジェ(ゾンビ)、足元をうろつく子猫、青い血に卒倒しかかるジュリエットベルト。
楽しい映画。

がんばれかめさん(1970年製作の映画)

3.8

子どもたち含めて登場する人がみな個性的で面白かった。
実験を完遂できなかったデデンコが最後、言葉もなく静かに枝を折るシーンがなんとなく印象に残った。

日子(2020年製作の映画)

4.5

オルゴールが流れた瞬間、時が止まったように、自分の中に郷愁や愛おしさが溢れてきた。
特別な時間だと思った。

リバー・オブ・グラス(1994年製作の映画)

3.5

全てを捨て去ったのに見慣れた景色で絶望した、という台詞が中盤にあったから、ラストシーンは、ここではない何処かへ向かったのだと自分は解釈した。
ドラムの演奏をもっと聴いていたかった。