YAHMANさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

YAHMAN

YAHMAN

映画(111)
ドラマ(0)
アニメ(0)

黄昏(1981年製作の映画)

4.0

様々な年代の見方ができる作品だと思う。
13歳の少年の目、父親と確執を持つ娘の目、そんな娘を持つ母の目、老いていく頑固な夫を持つ妻の目、自分でも気付くほど著しい老化に戸惑う、夫、父、そして祖父の目。
>>続きを読む

グラン・トリノ(2008年製作の映画)

4.4

この堅物な主人公の性格は、戦争が生み出してしまったものなのか。
タオによって少しずつ人間らしさを取り戻す主人公は、懺悔でもわかるように、タオに息子を重ねて見ていたのだろう。
怒りの復讐モノかと思わせな
>>続きを読む

イントゥ・ザ・ワイルド(2007年製作の映画)

4.0

観終わった後、ずっと余韻が残り、考えさせられている。
スリーフィンガーの美しいメロディが、頭の中で繰り返されている。
笑顔で両親の腕に飛び込んで欲しかった。
狭い地球の同じ空、両親にも見えたのだろうか
>>続きを読む

きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

4.5

貧富の差、学生の自殺増加、公衆トイレの少なさといった社会事情を上手く、勇気を持って風刺しているところが素晴らしい。
TSUTAYAで、コメディ枠として取り扱われていることに疑問を感じたが、確かに面白い
>>続きを読む

沈まぬ太陽(2009年製作の映画)

4.1

山崎豊子らしい、理不尽極まりないインパクトのある作品です。
子どもの頃、正義は必ず勝つと信じて生きてきたが、大人社会ではそうでもなく、むしろ逆のパターンが多い。
しかし、周りから見て負けだと言われても
>>続きを読む

素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

4.5

「自分なんていなくても…」と考えたことのある方にぜひとも観ていただきたい。
どんな命も、気づかないところで様々な影響を及ぼしている。
考え方を変えるだけで、当たり前の事すべてに感謝して、前向きに生きて
>>続きを読む

ショコラ(2000年製作の映画)

4.0

この監督の作品は、テーマについて考えさせられる。
本作は、神の教えについて。
大罪とは何か?
神の教えを口実に、人間は何と身勝手な生き物かを考えさせられた。
それを紐解く、誰もが好きな甘いチョコレート
>>続きを読む

セッション(2014年製作の映画)

4.1

鋭い感性と、最後まで途切れない緊張感の連続が見事だった。