osmさんの映画レビュー・感想・評価

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D坂の殺人事件(1997年製作の映画)

4.0

真田広之の美しさよ。
妖艶でびっくり。

そして実相寺氏の映像のマジック。

ストーリーとかサスペンスの謎解きとかよりも全体的な耽美と言うか妖しげな美しさを味わう作品なのだと思いました。

雲のように風のように(1990年製作の映画)

4.0

なんと言っても手描きセル全盛期!
日本アニメのクオリティの高さを
ものすごく自然体に魅せて来る良き作品。

オープニングとエンディングカットで栄枯盛衰の無常感が説明なしに伝わる素晴らしいコンテだと思い
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トータル・リコール(1990年製作の映画)

4.0

子供の時に土曜洋画劇場みたいなので何回か見た記憶しかなく、今、おっさんになって再び見てみました。

めちゃくちゃおもろい!
自分を自分たらしめるものはなんなのか?
記憶が自分だとして
その記憶が本当の
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最後の誘惑(1988年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

マーティンスコセッシ監督の「最後の誘惑」
以前、谷崎テトラさんが紹介されてて気になっていた作品です。

✳︎

ナザレのイエスが色々あって
最後ユダに裏切られて磔になる
って言うキリスト教のストーリー
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SEX発電(1975年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

タイトルそのままの内容です。

…と思いきや
終盤の展開が急に本気出して来た感があって
あれ、これってエロコメディじゃなくて
ディストピアものSFだったのね!

原題と邦題のギャップがあり過ぎるのでそ
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キス・オブ・ザ・ドラゴン(2001年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ジェットリーとリュックベッソンが組んで作ったフランスを舞台にしたカンフー映画。

カンフー映画って復讐劇が多いですよね。
裏切られ、罪を被され、窮地に追いやられた主人公が復讐していくスタイル。

ジャ
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刑事物語2 りんごの詩(1983年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

前作同様、人情に弱いお人好しの片山刑事がハンガーヌンチャクと蟷螂拳で犯人を追い詰める…みたいな事なんですけど

兎にも角にも
今作ではラストシーンの母と子の別れの場面!
あのシーンで一気に持ってかれま
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バロン(1989年製作の映画)

3.0

科学と理性が神の様に信仰されている現代社会に対しての皮肉に溢れた児童文学の様な作品。

現実世界と回想シーンとが入り混じっていく感じも好き。

途中でちょっとダレる感じもあるけど
その感じも悪くない。
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女囚さそり けもの部屋(1973年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

さそりシリーズの3作目。
1作目が素晴らしすぎたので2作目、3作目はやや劣って見えてしまう。

今作ではさそりの復讐劇というノリではなく
逃亡劇なんですが、復讐から逃亡と流れていく作りはジョン・ウィッ
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サムシング・ワイルド(1986年製作の映画)

3.5

羊たちの沈黙の監督ジョナサン・デミの作品と知らずに20年以上前にケーブルテレビか何かで見て印象に残ってた映画。
最近DVDをゲットしたので久しぶりに鑑賞。

保守的な生き方に反抗したいエリートサラリー
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天使にラブ・ソングを2(1993年製作の映画)

4.5

若き日のローリンヒル嬢が素晴らしすぎるんよ。

大ヒット作の2作目ってコケる事も多いけどこの作品は前作を超えてきた感あり。

落ちこぼれたちの巣窟みたいな学校で子供たちは夢も希望も持てないんだけど、そ
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スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

天使にラブソングを…のロックバージョンみたいな映画なんですが、そのオマージュ感がとても良い。

何が良いって曲がカッコいいのよ!
あと、ジャックブラックがノリノリで楽しそうなところもとても良い。

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ジーンズブルース 明日なき無頼派(1974年製作の映画)

3.0

ジーンズ・ブルースって若者の理由なき憂さと反抗みたいな事なんでしょうか。

時代的に学生運動の末期ごろなのかな?
反体制の雰囲気を感じさせる作品でした。

ロードムービーが好きなのでこの作品も割と好き
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ねじ式(1998年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

つげ義春作品のリミックスみたいな雰囲気。
狂ったブレイクビーツみたいなのと暗黒舞踏の組み合わせが最高すぎる🙋‍♂️

タイトルはねじ式だけど
複数のつげ作品を解体再構築したみたいな感じ。
自伝とフィク
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

4.5

ジョン・ウィックシリーズでは最高の出来では無いか?
いや、一作目があってこそなので甲乙つけ難いが。

真田広之とドニーイェン
めちゃくちゃカッコいい。

真田さんは若い頃からかっこいいけど
貫禄出てき
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銀蝶流れ者 牝猫博奕(1972年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

親の敵討がテーマのシリアスな任侠物かなと思って観てたら
おとぼけキャラも何人かいて
どんな気持ちで観ればいいの?と言う不思議な作品。

ラストシーンのチャンバラ。
梶芽衣子さんの「死ね!」と言うセリフ
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未来惑星ザルドス(1974年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ユートピアはディストピアだった。
生命は有限であるからこそ
人は精一杯生きるのだろうか。

架空の話のはずなのに
描かれているのはまるで今の僕らの世界そのものじゃ無いか!

考える力を奪われ
与えられ
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ポリス・ストーリー 香港国際警察(1985年製作の映画)

4.8

ベストオブジャッキーと言っても過言では無いでしょう!名作中の名作。

監督脚本主演やったかな?
ジャッキーの魅力がギュッと詰まった最高傑作です。

コミカルなアクション
あっと驚くカースタント
ユーモ
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刑事物語(1982年製作の映画)

4.5

ハンガーヌンチャクや蟷螂拳で有名なこの作品ですがめっちゃヒューマンドラマ。

この内容、今ではコンプラとか諸々で映像化出来ないのでは無いかな?な感じ。

扱っているテーマなどは見て見ぬ振りしてるだけで
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女囚701号 さそり(1972年製作の映画)

4.5

梶は黒 黒は梶
梶のファッション カジカジ

僕の通っていた専門学校では学内の共用のパソコンを使った者が次に使う誰かに向けて
「遊び心のあるメモ」を残していく文化があったのですが、強烈に印象に残ってい
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恋する惑星 4Kレストア版(1994年製作の映画)

5.0

香港ニューウェイブ系なんて呼び名を全然知らなかった、まだ高校を出たての頃に初めて見て衝撃を受けた作品です。

印象的なセリフが散りばめられ
若手俳優の上手いのか下手なのかよくわからない芝居に目を奪われ
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おじいちゃんはデブゴン(2016年製作の映画)

3.0

この邦題のせいで全てが台無しになってる感が否めない😆

デブゴンシリーズのお気楽なノリとは全然違うシリアス調のドラマ。

サモハンのアクションの素晴らしさは言う事ないんですけど
技が決まった後にCGで
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

唐突に出てくる日本語のセリフにキルビルを思い出した笑笑

2作目と違って動物が活躍するシーンがあったりしてアクションシーンの緩急があり飽きない。

裏社会の人はみんなそうなのかわからないけど基本的に言
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ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

3.5

どシンプルな一作目の印象と比べるとやや情報量が多かったが裏社会のつながりやジョンの過去が垣間見えるつくりなどはワクワク感もあった。

契約やオーダーに関する事がアナクロなギミック満載な大袈裟な感じがと
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

4.5

セリフの深読みも設定の考察も要らない。
単純なストーリーラインなので何も考えなくて良い。
その安心がゆえにアクションやバトルシーンの美しさにひたすら集中できる。
そんな作品でした。
こう言う作品も必要
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青春デンデケデケデケ(1992年製作の映画)

4.0

60年代の高校生の青春を描いた作品。
大林監督の作品でよくみる顔ぶれの役者さんが脇を固めており安心感。

ちらっと出てくる友情出演みたいな役者さんたちを探すのも楽しい。

若き日の浅野くんが出てて初々
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七小福(1988年製作の映画)

4.0

失われていく物に対しての
なんとも言えない気持ちが切ない映画。

香港三代スター
ジャッキー、サモハン、ユンピョウの幼少期から映画業界に入るまでを追った実話ベースの成長物語という面もあるが

見どころ
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