失われていく物に対しての
なんとも言えない気持ちが切ない映画。
香港三代スター
ジャッキー、サモハン、ユンピョウの幼少期から映画業界に入るまでを追った実話ベースの成長物語という面もあるが
見どころはサモハンが実際の自分のお師匠さん役で主演しており、
子供時代の自分と向き合う作りになっている構造のうまさだろうか。
親の心子知らずと言うけれど
サモハンはどんな気持ちで
子供時代の自分を叱る芝居をしたんだろうかと考えると胸熱。
クライマックスでのラムチェンインの怪演。
凄まじい。
サモハンも本気でぶつかる。
どうしようもない気持ちの発露が哀しい美しさとして描かれた名作です