夕焼け小焼けに続く偉い人と絡むシリーズ第2弾。途中、浅野内匠頭と水戸黄門のパロディも入り笑いも絶えない良作。
冒頭の夢は殿様役の嵐寛寿郎のヒット作"鞍馬天狗"。
マドンナの真野響子さんは、はぐれ刑>>続きを読む
満男が書いた"ぼくのおじさん"というタイトルの絵をさくらが教室に貼るシーンがあるが、第42作"ぼくの伯父さん"で檀ふみが2度目の出演を果たすのは偶然?
言わずと知れた名作。ぼたんが寅の男気に胸を打たれて涙を流すシーンでもらい泣きし、青観が絵を描いてくれたことを知った寅が東京へ向かってお礼をする最後のシーンでまた泣けた。
ルンペンと大先生の二役を同時>>続きを読む
チェーンスモークしつつ団子食いながらお茶飲む小林桂樹、最高!
ヒロインの樫山文枝さん、もう鬼籍に入った綿引勝彦の奥さんで長く連れ添ったんだねぇ。
礼子さんが結婚すると勘違いして旅に出た寅を「バカね>>続きを読む
船越英二はやはりオーラがある。当時は失踪サラリーマンが増加した時代。高度成長と引き換えに息苦しい側面があったのだろう。
数ある寅のアリアの中でも"リリー夢舞台"は最高峰の一つ。そしてメロン騒動。本作>>続きを読む
3代目おいちゃんに交代。初っ端からしっかり馴染んでるのはさすが。ひとが良さそうに見える下條正巳だけど、息子にアトムっていうDQNネームをつけてしまうとか、わりとクセのある人物だったらしい…団子を作って>>続きを読む
高いポジションから撮影した津和野の町の風景が、いかにも昭和日本の古い街並みという感じがあって良かった。
少し中年になってきたさくらが色っぽくて良い。
九州旅行が終わったら、脈拍なく幼馴染が現れマドンナとの絡みへ。あまり出来の良くない作品だと思う。
見どころはさくらがノーブラで乳首が透けてるシーンw どうしてそうなっちゃったのか?と思うが、歴史に残>>続きを読む
前作からロマンス要素が消え、よりハードボイルドな作品に仕上がっている。前作以上のカメラワークで画面展開が目まぐるしく、老いたワシの脳ではついていけないのじゃ。後半のカーチェイスは圧巻。
スパイものでカーチェイス、格闘シーン、ロマンスあり、娯楽映画のお手本!題材はどこにでもありそうだが、この映画のスゴいのはカメラワーク!ついつい見入ってしまう。ところで暗殺者みんなショボくない!?
浅丘ルリ子演じるリリーは、これまで登場したマドンナの中ではキャラが異質。網走で最初に登場した時はどこのヤマンバギャルかと思ったw
とらやの庭先でリリーが見つける忘れな草。英語でforget-me->>続きを読む
インテリやマジメなサラリーマンをアンチテーゼとして登場させ、物語を盛り上げていく手法は今後何度も使われる。この作品が初出だったんだな。
タイトルの夢枕は「寝ては夢、覚めてはうつつ幻の…」という落語の>>続きを読む
ほぼ全編を通じて吉永小百合推しとなった回。他の出演作品はあまり見たことがないのだけど、本作の吉永小百合は演技が固いね。
個人的に好きなのは、金沢で窓から外を眺めている横顔がアップで映る最初の登場シー>>続きを読む
さくらをホステス代わりにして唄を歌えと命令する酔っ払いの寅に、さくらがチョイスしたのは"かあさんの唄"。攻撃力MAXで一発撃退www
本作は寅がフラれたわけでもないのに身を引く珍しい回。序盤からりん>>続きを読む
ヒロインは知的障害者。現代ではお蔵入りになりそうなNGワードのオンパレードだが当時はそれが当たり前だったのだろう。時代を表す良い教材だ。
"更けゆく秋の夜〜"、花子が口ずさむ"旅愁"。元々は"Dre>>続きを読む
監督交代した前2作と異なり、さくらの出番が多く、とにかくかわいらしくて嬉しい作品。この頃のさくらはまだまだマドンナを超えてしまうね。
長山藍子扮する節子がさくらに初めて会うシーンで、寅さんに渡して自>>続きを読む
本作が初出となる柴又駅でのさくらの見送りシーンはどのシリーズも名場面だけど、本作は特に良い。
森繁久彌の自然体演技が圧巻。冒頭の五島のシーンも良かったけど、最後の鼻水ジュルジュルでウルッと来てしまう>>続きを読む
第1作はテレビシリーズを凝縮して作っただけあって展開が速く見どころが満載。
フラれたと勘違いした博を柴又駅まで追いかけて、息を切らしながらも晴れ晴れとした表情で見つめるさくらのシーンが好きだ。
光>>続きを読む
しがない清掃員が実は超天才でインテリをギャフンと言わせちゃう… なんかいかにもアメリカ人の好みそうなストーリー。
むりむり過去に向き合わせ心を開かせるようなセラピーをアメリカは好んできたけど、実際に>>続きを読む
過剰なアメリカ信仰や北の将軍様を風刺する場面もあり韓国らしさが随所に。韓国映画は初めて見たが顔を大きく写す描写とかエロティックな場面の表現なんかも邦画と違って新鮮だった。テイストは伊丹十三作品に近いの>>続きを読む
わたしが好きなのは、田舎から出てきた父親に哲夫が征子を紹介するシーン。哲夫はてっきり反対されると思い込み先走って説得を始めるが、オヤジは哲夫を制し姿勢を正して"息子をお願いします…"と頭を垂れる。そこ>>続きを読む
ついにシリーズ最終回。世相を反映して、1月に起きた阪神・淡路大震災でボランティアをする寅さんのシーンからスタート。この後、日本は怒涛の地震活動期に入っていく。
今回の舞台は奄美群島の加計呂麻島。結婚>>続きを読む
男はつらいよシリーズも本作を含めてあと2回。
今回は琵琶湖のほとり、滋賀県長浜市が舞台。川井菜穂役の牧瀬里穂が初々しい。JR東海クリスマスエキスプレスのCMで一世を風靡したのが1989年。本作公開は>>続きを読む
ラストまで本作含めて残り3回。悲しい…渥美清も病気をおしての出演だが、とらやの面々も皆だいぶ年老いてる。
マドンナは2回目の松坂慶子。円熟味の増した姿がまたとても良い。最初の本州四国連絡橋、瀬戸大橋>>続きを読む
満男の泉ちゃん追っかけシリーズも4回目。佐賀、大分、鳥取ときて今回は宮崎。鬼の洗濯岩を含む海岸線や油津の古い街並みの風景が美しい。
泉ちゃんとはこのあと2回ほどお別れ。最終回で寅さんと最も縁の深いリ>>続きを読む
満男と泉ちゃんコンビも3作目。佐賀、大分ときて今回は山陰の鳥取への旅路。
泉ちゃんがひとりアンパンを買うお店の親切なおばあさん役の杉山とく子さん。なんだかんだ初期の頃からずっと出演している。今回も味>>続きを読む
今回は不倫相手と暮らす泉ちゃんの父親に会いに大分県日田市へ。劇中でも語られるが、日田は江戸時代天領であり交通の要衝として栄えた街らしい。
とても不倫相手とは思えない清楚で礼儀正しい宮崎美子。当時30>>続きを読む
渥美さんの負担を減らすため、満男をストーリーのメインに置く新シリーズへ。満男が家出から無事にとらやへ帰ってきた時に寅さんから電話がかかってるシーンで、オールスターキャストの紹介もあったりしてもうこれが>>続きを読む
シリーズ唯一の海外ロケ、オーストリアはウィーン。知床慕情から2年で早くも竹下景子、淡路恵子コンビ再登場。
次回作から満男と泉ちゃんが主役のシリーズへ移行するから、渥美さんが海外ロケに行ける最後のタイ>>続きを読む
1987年に一世を風靡した俵万智の"サラダ記念日"をモチーフにした作品(本作は1988年)。三田寛子演じる早大生の原田由紀が俵万智役。ご本人も早稲田大学卒業。
1986年のNHK大河ドラマ"いのち">>続きを読む
"紅の花"が1995年。本作が2019年。ストーリーはとりとめのなく、寅さんを懐かしがったり古いキャストを不自然に引っ張り出したり。寺尾聰が出れないのになんで橋爪功で代役させてしまったのか…キャラも全>>続きを読む
和歌浦〜吉野〜志摩と、少年と共に母を訪ねて紀伊半島を西から東へ横断する旅。またこれは高野山、吉野大峰、熊野三山と紀伊山地の三大霊場を巡る旅にも通じる。最後に病気療養中の母と会えるオチはモロ三千里。前作>>続きを読む