ゆーとさんの映画レビュー・感想・評価

ゆーと

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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

3.6

16mmフィルムでの質感がとても物悲しく、ノスタルジックに彩っていた。この物語と相まってとてもよかった。

物語は大きな伏線もなく淡々と進んで行ったのだが、最後の試合のシーンは何故かケイコのことを応援
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

3.7

劇場で観ようと思っていたがタイミングを逃してしまった作品。やっとレンタル開始したので視聴。

都会と地方。富裕と貧困のコントラストで描かれる映画。東京に住んでいる人々は何かで擦り減らして生きていた。こ
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

間違いなく2021年最高の映画になる。
映画が終わり、会場が明るくなった瞬間に思った。

坂元作品にはそんなに明るくない私にとってノーマークだった映画。周囲からの猛プッシュとわたしの地元、京王線沿線が
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.6

クリストファーノーラン監督最新作!!
みんな大好きタイムパラドックス、時間遡行もの。

クリストファーノーラン監督作品で一貫している時間や運命や記憶の哲学は堪らない。もう一度観たい。

チィファの手紙(2018年製作の映画)

3.9

岩井節がすごい(語彙力)

内容もさる事ながら、曲がとても良かった。ガットギターの優しい音色と岩井さんの得意とする光の使い方、ボケの表現はとても相性が良くずっと聴いていたかった、観ていたかった。

mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.7

よかった。
なにより黒人が貧困の象徴として使われていない事がすごく良かった。逆に憧れの対象として配置されていたのは感動した。

BGMといい、キャラクターといいとてもよかった。

わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

4.0

ずっと観たい!と思っていた映画。
映画の日だったので視聴。

社会福祉は規定があって一定の評価値を超えない限り享受できない。ボーダーラインギリギリの人はどうすれば良いのか。福祉のあり方や人間として誇り
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永遠に僕のもの(2018年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

1970年代が舞台の映画

カルリートスが美しすぎる映画。
彼の行動には悪意が感じられなかった。
お腹が空いたからパンを食べるように、欲しいから盗む。それは当たり前の行為のように見えた。

彼が永遠に
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イノセント15(2015年製作の映画)

3.2

閉塞感max
劇場で観に行こうと思ってて結局逃したやつ。Amazon primeで視聴。

ヒロインの表情が素晴らしく何度も暗い気持ちにさせられた。多感な15歳の心情描写は良いと思ったが、チープな演出
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聖者たちの食卓(2011年製作の映画)

3.6

1日10万食という膨大な数の食事を無償で振る舞っているインドの寺院の話。
ただただ手作業で作る料理や老若男女問わずに作業する姿、食べる時は茣蓙を敷いて皆等しく座って食べる。

宗教観とか全く分からない
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劇場(2020年製作の映画)

3.0

又吉原作、行定監督ということで気になっていた。アマプラで視聴。
サキの序盤に見せる屈託のない表情がとても苦手だった。中判以降の出口が見えない関係は観ていて辛くなった。

演劇の世界は全く知らないが、永
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その手に触れるまで(2019年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます



彼が本当に信じていたのは先導者であってアッラーではなかった。礼拝の為の絨毯の下に導師の写真をこっそり入れてお祈りをしていた。それはまさに偶像崇拝であり、イスラム教では違反とされている行為なのでは?
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はちどり(2018年製作の映画)

4.2

とても良かった。

バーニング、パラサイトに続いて今年3本目の韓国映画。映像表現や音楽がとても良くすぐに物語に引き込まれていった。

94年のソウルが舞台で当時の社会的背景を全く知らないのでなんとも言
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プロメア(2019年製作の映画)

4.5

なんだかんだで劇場で観られなかった映画。triggerと中島かずき最強タッグが帰ってきてめっちゃ期待して観てみたら期待以上の出来でした!!

熱い熱い熱い展開でずっと興奮覚めなかった。また観たい。

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.2

なんだかんだで見逃した映画。
サスペンスやホラーを想像していたが全然違った。どこかで韓国版「万引き家族」の評価を耳にしたが”確かに”と思うストーリーでした。

後半の手に汗握る展開は絶妙。劇場で観たか
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

4.0

n回目の視聴

視聴者を置いてけぼりにする展開は圧巻。訳分からなさ加減がとても良い。
庵野監督がエヴァに向き合った結果がこれかと思うと震える。
庵野監督は次作でシンジだけでなく我々も救ってくれるのか?

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007年製作の映画)

4.0

n回目の視聴
テレビシリーズからのファン

やはり好きなんだ。
感想なんていらない。

メメント(2000年製作の映画)

4.0

交差する時間軸、理解するまでに少し時間が掛かった。

終始テディに翻弄される主人公と私。
結局テディは何処までが嘘で何処までが本当なのだろうか?と観終わった後に暫く考え込むことになった。1度観ただけじ
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バーニング 劇場版(2018年製作の映画)

3.8

想像以上に村上春樹だった。

何を書くべきかわからない自称作家志望の主人公
過去も不明で本当に存在しているのかすらわからないヘミ
裕福で遊びながら気儘に毎日を過ごすベン

何かが起こりそうでなにも起こ
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トレインスポッティング(1996年製作の映画)

4.0

良い良いとみんなが言うから遠ざけていた映画でした。一度見ようとして、トイレのシーンで挫折してしまったが今回はなんとか乗り越えられました。

大人にも子供にもなれない主人公と同じぐらいクズな友人のトリッ
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心と体と(2017年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

特異な性質を持った彼女は周りから嘲笑の対象となって上手く馴染めていないが、掃除のおばちゃんやCDショップの店員といった人たちによって彼女は確実に変わっていく。変わろうとしていく。それは誰かに好かれたい>>続きを読む

ロスト・イン・パリ(2016年製作の映画)

3.8

現役道化師が監督、脚本、主演をする異端作

フィオナ、ドム、マーサそれぞれがパリの中で迷子になり、すれ違いながら不器用な生き方に折り合いをつけていく物語。
普通の映画では使われないようなパントマイムの
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女は女である(1961年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

初ゴダール
アップリンクの見放題プランで試聴。ありがとうアップリンク。

出演者の衣装、本のタイトルで罵り合い、何もかもがウィットに富んでいてお洒落でした。何よりもアンナ・カリーナが最強過ぎる。ストリ
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