rainbrainさんの映画レビュー・感想・評価

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その男、凶暴につき(1989年製作の映画)

3.9

いっぱい助手がついているとはいえ初監督作品の出来ではない笑
ビンタのシーンほか、時間の使い方がフランス映画並みに優雅
話そのものはミニマルで簡素なのに乾いた哀愁と空虚な感じが漂うのは映像美と音楽のおか
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すべてが狂ってる(1960年製作の映画)

3.9

タイトルは過激だが良質な昭和のリリシズム漂う青春映画
こういうの好きだなあ
中身は青春ものだがオープニングとラストがしっかりしていて、まさに文学的だった
吉永小百合(新人)とあるが普段からこの人を見な
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キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

3.7

デニーロが最高過ぎる
スコセッシは苦手だけどレイジングブルは好きだな〜なんて思ってたけど鑑みるに80年代の作品全部好きになれる気がしてきた
レイジングブルでも思ったけど人混みの撮り方が少し幻想的に感じ
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月曜日から来た女(2005年製作の映画)

3.6

今作は珍しくSF
めちゃくちゃチープで映画としては全然面白くないんだけどこの監督の発想や温度感、キザなセリフが堪らなく好きだなと再確認
ほんのりゴダールなテイストもあり、個人的には全然楽しめた
ロング
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怪物(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

片山監督の「さがす」と同じ構成だなと
上記映画もだけどカッチリ作られた物語が進んでいるということ以外何も入ってこなくて全く面白いと思えないんだよな......
ラストは良かった
ラストへの持っていき方
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フルメタル・ジャケット(1987年製作の映画)

3.8

キューブリックは大して見れてないけどそれっぽいの極地みたいな作品を作る人、というイメージはあって今回もその通りだったが、かなり見やすかった
まあベトナム戦争自体が皮肉だからかもしれないが、時計仕掛けの
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三十九夜(1935年製作の映画)

3.8

珍しく吹き替え版があったのでそちらを視聴
日本語吹き替えになった途端ノリが完全にコントで笑ってしまった
こういう映画をベースにして脱文脈化したのがコントの始まりだったのかな?
もうありふれたコントが古
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緑の光線(1986年製作の映画)

3.7

ロメールはいやみがなくて見やすいなと思う
なんでここまでカッコつけないんだろうというくらい嘘がなく腹を割って作られているようでもありそれでいて女性も景色も美しい
会話のリズムが難しいなと思うのは文化の
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セレステ∞ジェシー(2012年製作の映画)

3.5

自分勝手なのは分かってるけど上手く抑えられないよね〜というような話を素朴に描いてくれる物語が俺は好きなんだろうなと思った
映画の中身としては、少しサラッとし過ぎというかもう少しネチネチしてても良かった
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神は見返りを求める(2022年製作の映画)

3.8

ちょっと緩やかすぎないか?と思ったが、終盤はちゃんと吉田監督らしさ全開で良かった
監督のファンなので自然とヒメアノ〜ルで掘り下げきれなかったムロツヨシ、という視点になった
ムロツヨシだけじゃなくてキャ
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ブルークリスマス(1978年製作の映画)

4.0

いや面白すぎるだろと何故かツッコミを入れたくなる
大筋には古臭さを感じさせながらもシーンの節々にセンスの良さが輝いていて何が気になっているのかもわからないままに続きを欲してしまう状態にさせられ、ラスト
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花に嵐(2015年製作の映画)

3.5

聖なるものも観れてはいないものの当時からこの監督は評判だったので嫉妬で頭おかしくなるかもという恐怖があり避けていたがそろそろ見放題も終わるらしく滑り込みでこの作品だけ
思ったよりは普通だった
YouT
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知りすぎていた男(1956年製作の映画)

3.7

これがヒッチコックの出世作なのかな?
年代までは追えていないから分からない
画面に観客を惹きつけるということが一貫している
ストーリーもガバいというよりは調子いいな〜笑って感じで流せる
ラストシーンの
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浮き雲(1996年製作の映画)

3.9

枯れ葉目当てだったのに公開日間違えてたけどヨシ
教訓的なものはないし終始シュールでユーモアはたっぷりで最高
初期は暗い終わり方もあるけど今作は良かった😌となる締めくくりでほっこりした
この監督にはもう
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オールド・ジョイ(2006年製作の映画)

3.9

ケリーライカートはリバーオブグラスからの2作目
どちらも共通して何かが欠けている
フィクションでもないのだが、ノンフィクションとするには無理のあるショットもあり、なんとも言えない
今作は描こうとする気
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ブギーナイツ(1997年製作の映画)

4.0

パルプフィクションよりこっちのほうが.....!と思うくらいかっこいい映画だった
PTA作品としてはパンチドランクラブを鑑賞済みであまり合わないかな、と遠ざけていたがこっちはばっちりハマった
90年代
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愛の部屋、裸の2日間/朝までの二夜(2015年製作の映画)

3.8

タイトルがアレだが皆さまのレビューを信じてよかった
いい映画です
現代版(といっても2016年だが笑)ロストイントランスレーションだなと
弱者男性の身としてはそこそこ成功していて面も良い男女の感傷ごっ
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さがす(2022年製作の映画)

3.5

岬の兄妹は好きだがこれはちょっと......
映画館で観なかったことを後悔しない作品も珍しい
韓国サスペンスでしかなかった
いくらポンジュノの弟子だったとはいえもう少しエゴなりこだわりなり出してほしか
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ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

3.7

禁断の惑星で知ってはいたがちゃんとみたのは初
音楽がめちゃくちゃいい
現在進撃の巨人にどハマりしているせいかストーリーは物足りなく感じた
ロケットの墓場を都市とするというSF心くすぐる設定があるが、時
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猿の惑星(1968年製作の映画)

4.0

多分3回は観てるがフィルマークスに出てきたのでもう一回観たくなり再鑑賞
やっぱり、何回観ても面白い
何回観てもわくわくするし宇宙船も惑星のセットのディテールも大好き
セリフも吹き替えでも面白く、世界観
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青春神話(1992年製作の映画)

3.7

憂鬱の楽園に似てるなと思ったけどこっちの方が先なのね
どちら作品ともに、雰囲気も話の筋も大好きなんだけどちょっと長くね?って思ったところまで含めて似てる
NSRほんとかっこいい
この辺のエッセンス求め
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めまい(1958年製作の映画)

4.0

流石、なんて簡単に評してはならないレベルの超傑作
のっけからケツまでずっと面白い
主題が分からないほど各要素が主張と協調を織り成していてとにかく凄い
無理やり持ってったな〜なんてツッコミどころも計算に
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マッチ工場の少女(1990年製作の映画)

3.7

少し寂寥が過ぎるなあと
しかし高校生の時妄想していた良い映画の条件みたいなものを1番クリアしてきた映画でもあった
キッチンかなんかでも思ったけどこの時代の夜の植物園ってめちゃくちゃ雰囲気良いよね

エンパイア レコード(1995年製作の映画)

4.0

良い意味で何もいうことがない
そのくらいに全部最高
生まれて初めてスプライト飲んだ時と同じくらい感動した
定期的にこういう映画を観ることがメンタルヘルスケアになるんじゃないかと真面目に思った

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