文豪さんの映画レビュー・感想・評価

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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

3.8

公開時に鑑賞。思い出したので今更ながら感想を書く。PVの質感からあまり期待はしていなかったが、スラムダンクということで見に行った。
私が好きな宮城が描かれていて興奮した。
以上。

特に疾走感があるわ
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.7

ストーリーは微妙。しかしBeatlesという存在がこの作品を楽しむ上で必須で、その存在に、相当な愛を持って触れている私からしたら、良いという結論になった。鑑賞後数時間経つと熱も冷め、映画としての評価と>>続きを読む

天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)

4.0

あらゆるコメディの中でも、ひとつまみのシリアスが効いていて異質だと感じた。脳死で楽しいこと見ようよ。という気分にはちょうど良い。けれど、そういう気分の時はもう少し適した映画が私の性格的にはあるので、こ>>続きを読む

最高の人生の見つけ方(2007年製作の映画)

3.7

安易な感動ポルノ。
あまり好きではないが、モーガンフリーマンを出しておけばとりあえず良い作品にはなる。気がする。
邦画で何個か感動ものを見るに耐えないと思いながら鑑賞したことがあるが、それに比べれば幾
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.3

私は小説や映画といった創作物に触れる時、どうしても傍観者という立ち位置に定義付けられることがあまり好きではない。故に移入という方法を用いて感動したり、憤慨したりする。しかしそれも決して私の人生が二周目>>続きを読む

ジェイコブス・ラダー(1990年製作の映画)

4.1

独特の読後感でした。サイケな演出なのかも分からないけれど、現実がどこかをボカすことは、今の私には刺さりました。おそらく一年前なら低評価でした。夢の中にも命があって、つまり人生は2倍あるのではないか、と>>続きを読む

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.9

家の近くにジャズ喫茶があり、度々お邪魔するのだが、何気なく触れる音や、ダラりと消費する黒人労働者の映像がジャズであるということを再認識した。なんだかカッコいいな。だとか思いつつも、この作品の世界を後に>>続きを読む

ルックバック(2024年製作の映画)

4.3

小説家とも言えるか怪しい、自費出版で十部程度、文学賞に応募しては音沙汰なし、けれど広く油絵やギターにも手を出し、メルカリに絵を出品し、バンドも辞め、と創作に少しだけ透明な自分。この作品の原作は読んでい>>続きを読む

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

4.6

私はホラー映画を好むので、こう云った映画は当然相対評価では下になるのだが、鑑賞後一番面白いかも。と思った。作品として完成されている。セブンにも言えることだが、この監督は伏線の張り方がすごく綺麗で、二度>>続きを読む

アメリ(2001年製作の映画)

4.0

不思議。演出に一切のリアリティを感じさせず、アメリのしていること、考えていることが芸術的だとさえ思えた。多様な思想ですかね。僕とはまた違った妄想癖、行動力の露出。雰囲気だけでも楽しめる洋画とは珍しいと>>続きを読む

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

4.2

パブロフの被害者の気持ちは僕らには慮れるものではない。現代のネットで私刑を敢行する人間と大差ない民衆。被害者がドラレコで晒しあげ、扇動するような気持ち悪さ。ネットに疲れて、家でしかスマートフォンを触ら>>続きを読む

ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.1

この作品に気持ち悪いと言う評価で低レビューをつけるのは正しいと思う。気持ち悪い、をどう捉えるかの違い。僕は理解できない民族の気持ち悪さ。また正義や常識の怖さを感じた。こんなこと映画を始めとした小説など>>続きを読む

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

3.9

名作と言われるだけはあります。感想文とかチープな文章を綴りたくないくらい僕とは違い世界の話。面白かったので是非。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.7

正直に好みではなかった。フィルマークスを久しぶりに開き、もう半年以上も前に見た映画の朧げな実態にピントを合わせながら書きます。あやふやが故に誇張表現が多くなるかもしれません。
当方、正直に言えば頭があ
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桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

4.4

この映画が賛否両論分かれている。というのはすごく分かる。その上で言いたいことは一つであり、否定に立つ人間はきっと振り切って不幸か、不幸を知らない人なんだな。ということ。
ずっと嫌いだった。「人生でさ、
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街の上で(2019年製作の映画)

3.9

今泉力哉監督の雰囲気が目立っていると思う。一気に今泉力哉作品を5作品ほど見て、評論を読んで、掴みかけた雰囲気はこの映画が一番醸していた。こんな生活したいな。なんて間違っても思わないが、キモさエグさ。人>>続きを読む

あんのこと(2023年製作の映画)

4.3

僕はダメなのかもしれない。時々自分の境遇や能力不足が原因で、そんなことを考える。平均的人生を歩んできた自分だが、父からの虐待や、それに伴った離婚騒動。従兄弟の自殺。そういった人生でいう大きな谷は、周り>>続きを読む

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.7

アリアスターらしさが根底にあるとは感じつつも、どうも描き方がらしくなかった。同監督の他作品と比べても、何を描きたいのか、を理解するのに時間がかかった。ボーに関しての描写が少なく、妄想心をくすぐることは>>続きを読む