リグレットさんの映画レビュー・感想・評価 - 21ページ目

リグレット

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儀式(1971年製作の映画)

4.1

大島監督の嫁(小山明子)がエロく、そして実にミステリアスで美しい。新婦不在、新郎1人の結婚式という可笑しな出来事を誰1人可笑しな顔をせずに受け入れている姿が戦後ただただ前を向いて突き進んで来た日本人を>>続きを読む

モン・パリ(1973年製作の映画)

3.2

ドゥミ×ドヌーヴ×ルグランのトリオで過去の名作たちと比べたらやや小作ながらもマルチェロ・マストロヤンニが妊娠した男性を演じるシュールなコメディを観られるのもこのトリオだからこそと思えば良しか。

切腹(1962年製作の映画)

4.2

仲代達矢のケラケラと気狂い染みた渇いた笑い声がたまらない。武満徹のおどろおどろしい音楽も下級浪人が切腹しなければならない悲哀と怨を見事に表しているまさに情念の音楽。

ふたりの人魚(2000年製作の映画)

4.3

原題の蘇州河を船に乗って漂いながら、そこに暮らす人をドキュメンタリータッチで捉えながらモノローグでスタートするオープニングから一気に惹きつけられた。大都会の上海でミレニアム前の浮かれた世界を捉えてもお>>続きを読む

SR サイタマノラッパー(2008年製作の映画)

3.4

基本長回しのシーンが多くてそれをカメラワークで飽きさせないのは低予算故だろうけどけっこう好きな撮り方。ラストのシーン、観る前のサクセスストーリー的なイメージとは違ってヒリヒリ。

ラム・ダイアリー(2011年製作の映画)

3.1

尻切れでカタルシスのないストーリーは事前から期待していなかったのでまえこんな感じなんだろうと。点と点が結び繋がらない散発的な部分が多々あったがそんなに気にはならなかった。ラムと美女とカリブが楽しめたの>>続きを読む

ブラディ・サンデー(2002年製作の映画)

3.9

事件の名前や曲などは知っていたが、実際に何が起きたのかは知らなかったのでちょうどいい機会だったので観た。後の『ユナイテッド93』やボーンシリーズへと繋がるドキュメンタリータッチな作風とカット割なんかが>>続きを読む

カジュアリティーズ(1989年製作の映画)

3.3

マイケル・J・フォックスのキャリアの中では目立たないけどこんな作品にも出てたってのは観ておくべきだと思う。

受取人不明(2001年製作の映画)

3.6

登場人物それぞれが痛みを抱え、もがき苦しみながらも一歩踏み出すのがなかなか出来ない。ギドク作品にはやや珍しい群像劇。救われない展開は相変わらずだが、どこか優しい眼差しを感じるのは若者たちへのギドクなり>>続きを読む

アシュラ(2016年製作の映画)

4.2

現代韓国映画に求めている無慈悲な展開を更に凌駕、完膚なきまでに絶望でしかない世界で生きる役者たちの「怨」がこもった演技とブレード・ランナーのような猥雑だが美しい世界にただただ魅了。

哭声 コクソン(2016年製作の映画)

3.6

ハイテンションで一気に高いところまで連れていかれたけど終わってみたらんんん?な部分が多々あって、いい意味の考えさせる感よりもモヤっと感の方が強いかな。

世にも怪奇な物語(1967年製作の映画)

4.0

怖くはないけど子供の頃に観てたら後々トラウマになりそうな世界観や音楽など最高。

少女ムシェット(1967年製作の映画)

4.0

前半には少し幼さが感じられるムシェットも後半になると大人びた雰囲気を感じるのは気のせいだろうか。彼女が社会、大人の儀式を経たことで大人たちの欺瞞を肌で感じるようになり、ラストに繋がる行動をとったかと思>>続きを読む

監視者たち(2013年製作の映画)

3.5

チョン・ウソン=マッツ・ミケルセン感
ソル・ギョング=大杉漣感
ハン・ヒョジュ=😍😍

グランド・マスター(2013年製作の映画)

3.1

先に観たドニー・イェンのシリーズと比べたらゴツゴツとしたアクションは少なめで物足りない。ウォン・カーウァイらしいカメラワークで魅せる部分はまあらしいなと。

最後まで行く(2014年製作の映画)

3.4

映画の時間配分からしてこうなるんだろーなーた次の展開が割と予想はつくが、役者と画が強い分それで最後まで行ってしまうのがまさに強み。

マザー!(2017年製作の映画)

4.0

これは新たな宗教(を題材にした)映画のカルトな傑作誕生か。とりまホテルなんかに置いてある聖書を読みふけってみるところからスタート。

シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

4.1

最初から最後までキレッキレなレイフ・ファインズさん。後に60過ぎてまさか走ってばっかりのアクション映画が連続公開されるはめになるとは想像もしなかったであろうリーアム・ニーソンさん。
まさにスピルバーグ
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新幹線大爆破(1975年製作の映画)

3.1

熱血漢の宇津井健、珍しく犯人役な高倉健など昭和のこの時代には既に新幹線が当たり前にあったんだなーと当たり前なんだけど噛み締めたりと。警察が全体的にショボい凡ミスばかり繰り返して宇津井健と運転手発狂寸前>>続きを読む

ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

3.9

前作の世界観をきちっと踏襲した間違った日本語があえて使われた舞台が目に入った時に嬉しくてクラっときた!そしてヒロインを演じるアナ・デ・アルマスってキューバ出身の...あー!『ノック・ノック』に出てたあ>>続きを読む

ブレードランナー(1982年製作の映画)

4.0

超久しぶりに観た。吹替しかなかったので観たけど思いのほか良かった。寺田農さんがバッティ(ルトガー・バウアー)の吹替なさってたんすね。