resionさんの映画レビュー・感想・評価

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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.2

・序盤のオッペンハイマー青年の物理学修行、わくわくするなー。大学に通って学問を追求したくなる。
・オッペンハイマー青年が見る謎の幻覚、宇宙の神秘って感じでかっこいいぜ。
・原爆投下のくだり、広島と長崎
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精神0(2020年製作の映画)

4.2

・『精神』の続編がこんな映画になるとは...。ドキュメンタリーならではの驚き。撮ってる身としても想定外だったんじゃないかなと思う。
・後半、山本先生の家に行くあたりから「老い」を強烈に感じて切なくなる
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

・今晩は悪夢を見そうだ...レイトショーでこの映画を鑑賞してしまったので...。
・風呂場の天井にへばりつくおじさんの場面でようやく「あっこの映画ってコメディなんだ!?」と認識した。
・ちらちらと映り
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精神(2008年製作の映画)

4.1

・すごい映画観たなあ...と思う反面、自分が知らない種類の日常生活が写っていただけなんだよな、とも思う。
・患者さんの語りがみんな赤裸々で驚く。
・特に自分の子供への虐待の話、強烈。
・こういう病院が
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.2

・マーク・ラファロのお上品な屑下衆感が素敵!
・「世界を見せてやろう」と言いつつ貧困なスラムを見せるの、「インドに行って世界観変わったわ!」とか言う大学生みたいだ。
・上流階級のお子様が自立するまでっ
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ギミー・デンジャー(2016年製作の映画)

3.0

・ステージで歌う若いイギー・ポップ、生命力がとばどばに溢れてて見惚れるなあ。
・ストゥージズのイギー以外のメンバー、年取ってからふつうのおっちゃんの風貌になってるところがなんか良かった。若い頃はあんな
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パール・ハーバー(2001年製作の映画)

3.2

・真珠湾攻撃の映像すげ〜。2001年制作でこんなに迫力あるの予想以上。さすがベイ監督や。
・なぜか野原で作戦を練る日本軍、雨の日どうするんだろ。
・なぜか池に船の模型を浮かせて作戦を練る日本軍、風が強
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ハワイ・マレー沖海戦(1942年製作の映画)

2.6

・現代日本社会の価値観だとドン引きな言動が盛りだくさん!
・前半〜中盤は予科練のプロモーション映像。
・とにかく気合いが最優先。技よりも気合い、道具よりも気合い。これが大和魂かあ。
・水を飲まない訓練
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.9

・役所広司が東京の下町で暮らすだけの映画。なのに、人も街も味わい深くていくらでも観れるな。
・なんてことはない日常のちょっと良い瞬間がたくさん写ってた。朝起きてたたむ布団とか、人のトイレを待ちながらふ
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

・傑作ホラー映画じゃん...。
・こういう怖いゴジラを観たいとずっと思ってたけど、いざ観ると絶望と悲しさとでしんどいな。
・銀座が破壊される場面、すごく悲しくなった。戦争を乗り越えた人や建物があんなに
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

3.5

・こんなゲーマーの夢みたいな話が実話なのか。
・主人公がコーチもしくはパパと話してる場面、全部激熱。
・ブロムカンプ監督、こんなにきれいな映画も撮れるのね...。
・一昔前だと「ゲーム脳」とかいう言葉
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VORTEX ヴォルテックス(2021年製作の映画)

4.2

・予想通りの展開と結末、だけど直視するのが辛い...。
・認知症の描写が生々しくてしんどい。演技じゃなくて、本当に患者を見ている気分だった。
・孫のミニカー遊び、絶妙なうっとうしさだ。
・夫が亡くなっ
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(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

・冷酷な武将たちのドタバタ裏切り合戦、おもしろすぎる...。
・「今の北野武が撮る本能寺の変」に期待したものが全て詰まってました。
・衣装も美術も美しくて、劇場で観れてよかったなあ。
・出だしのサワガ
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ノートルダムの鐘(1996年製作の映画)

4.0

・吹き替え版で鑑賞。
・映像に見惚れて、音楽に聴き惚れて、物語に心動かされて、至福の映画体験でした。
・出だしのテンポの良さから一気に心掴まれる。ぎりぎり破綻しないくらいの絶妙な早さで話を進めるの、匠
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誰も知らない(2004年製作の映画)

4.1

・ここまできつい映画とは思ってなかった...。「育児放棄」っていう言葉の深刻さを理解できてなかったな。
・子どもたちの振る舞いが自然で可愛くて、だからこそ後半が辛い...。
・荒れていく部屋が生々しく
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

・静かな緊張感が206分続く暗黒西部劇。
・上映の体感時間、想像以上に短かった。先が気になりっぱなしでしたわ。
・ディカプリオ、ずっと口角下がってたね。
・リリー・グラッドストーンの知的で優しそうな存
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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

・まずはこういう攻めた独自のSF大作映画を制作してくれたことに感謝🙏
・ベトナムやネパールの田舎に溶け込むアンドロイド達、今まで見たことない映像だ。
・ヒマラヤの麓のアンドロイド僧侶、最高のビジュアル
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ノートルダムの傴僂男(1939年製作の映画)

3.5

・膨大なエキストラと荘厳な大聖堂とで画面が豪華!
・獄中のエスメラルダへの差し入れ、キャベツて。当時のフランスの食生活どうなってんの。
・カジモドさんが鐘を友達扱いしてる場面、切なすぎるよ。
・終盤、
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

・全場面が気品あふれて馬鹿みたいにかっこいぜ。
・大阪ってあんなにかっこいい街だったのか。
・自分もコンチネンタルホテル大阪で働いて激渋な真田広之に仕えたいよ。
・真田広之とリナ・サワヤマの相思相愛な
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主戦場(2018年製作の映画)

3.5

・倫理的にやばすぎる発言が飛び交うインタビュー集。
・いろんな立場の人が登場するので、意見の違いが際立っておもしろい。
・慰安婦問題を否定する側のインタビュー、よくこんなの撮れたなあ。「えっ?聞き間違
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福田村事件(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

・前半は村社会の愛憎渦巻く大正メロドラマ。
・大正時代の村社会が違和感なく再現されていて楽しい!
・洋風と和風が混ざった衣装、どれも素敵だったな。
・特に永山瑛太の服、カラフルでお洒落だ。
・田中麗奈
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コレクティブ 国家の嘘(2019年製作の映画)

3.8

・深すぎる闇に飲み込まれる絶望政治ドキュメンタリー。
・製薬会社の社長の事件が起きた時点で一番闇深いとこまできたな...と思ったら、まだまだこれからだった。
・マスコミと政治家、両方の立場を撮っている
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

2.9

・砂漠美し〜。
・サンドワームさん美し〜。
・見た目が整ってる人間は善、整ってない人間は悪! という構図、単純で味わい深い。
・人間の周りの青いバリア、赤色 = 死亡っていう分かりやすさがゲームっぽか
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.7

・エドガー・ライト、イギリスに行きたくなる映画を撮るのが世界一上手いな。
・おっさん幽霊怖え〜。
・アニャ・テイラー・ジョイの目力かっけえ〜。
・60年代ファッションのスニーカーってヴァンズなのか。
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クライムズ・オブ・ザ・フューチャー(2022年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

・体をねっとりエロく切り刻む常識ぶっ壊れSF。
・開幕からゴミ箱を貪り食う少年に度肝を抜かれる。それにしても便所のゴミ箱を食べなくても...。
・あんなにグロいベッドで寝てたら毎晩悪夢見そうだ。
・路
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ルクス・エテルナ 永遠の光(2019年製作の映画)

3.1

・光がピカピカ音楽キュイーンで気持ちいい!
・ギャスパー・ノエのやりたい放題。よくこんな映画に予算集まったなあ。
・最後にいくにつれて目と頭がぼーっとしてくる。あと30分これが続いたら頭おかしくなりそ
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選挙2(2013年製作の映画)

3.2

・2011年の日本ってそういえばこういう雰囲気だったなあ。
・1作目とは正反対の選挙活動が見れて、続編として大満足。
・基本的に何もしないっていう戦略(?)で出馬してるので映画としてはだいぶ地味。
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選挙(2006年製作の映画)

3.6

・2007年ってハラスメントがこんなに堂々と行われてたんだな。
・「おっ家内」とかいうほんとしょうもないギャグ。
・街宣車の虚無っぷりが地獄。
・選挙の前に情報収集したくなる良いドキュメンタリーでした
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すばらしき映画音楽たち(2016年製作の映画)

3.7

・映画音楽の巨匠たちが、他の巨匠の素晴らしさを語りまくる。幸せなドキュメンタリーでした。
・あんなにすごい音楽家たちも、〆切に怯えたり、自信喪失したり、試行錯誤したりするんだなあ...。なんか元気出た
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ア・ストーリー・オン・ザ・ショア(2019年製作の映画)

3.0

・是枝監督が映画制作の仕込みをする場面をさくっと覗けるドキュメンタリー。
・ホウ・シャオシェン先生のお叱りの言葉おっかねえ〜。
・茅ヶ崎の宿、ああいう宿に引きこもって原稿書くの憧れるよね。

はりぼて(2020年製作の映画)

3.8

・お偉い議員先生方のしょうもない不正が暴かれていく様、滑稽でおもしろすぎる。
・でも、自分が議員だったら周りに合わせて不正をしちゃうんだろうなあ...と思うと、謝罪会見してる議員たちが哀れに思えてくる
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ラスベガスをやっつけろ(1998年製作の映画)

4.0

・ジョニー・デップとベニチオ・デル・トロがラリってるところをテリー・ギリアムが演出するだけの2時間。これでおもしろくならない訳がないよね。
・主演2人が薬物をキメる→暴走する→一瞬冷静になって詩的なこ
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

・サイケデリックな地下世界を巡る幻想冒険譚!
・いやー難解だった。
・序盤、主人公が家をうろうろしてるだけでだいぶ地味。
・アオサギのキモい動き楽しい〜。鳥に歯が生えてるとあんなにキモいんだな。
・未
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怪物(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

・闇の是枝監督が炸裂する地獄みたいな話。憶測と勘違いって怖え〜。
・保利先生がひたすら被害者で不憫すぎた。愛想がないばっかりに...。
・それにしてもあの場で飴食べるのはどうかと思うよ。
・安藤サクラ
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マンディ 地獄のロード・ウォリアー(2018年製作の映画)

3.2

・赤い光とニコラス・ケイジの脂ぎった演技を楽しむ2時間。
・トイレで酒を飲みまくる場面、演技の暑苦しい迫力に圧倒された(いい意味で)。
・あまりにも中二病な斧、かっこよすぎる。しかもニコラス・ケイジの
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