ふさふささんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.6

タイムリープの真相が弱かったなと思った。
雰囲気は『カメラを止めるな』みたいな感じで楽しいんだけど、比べると小規模感が強く感じてしまうし、コメディー要素も落ちてしまうと感じた。

RRR(2022年製作の映画)

4.4

色んな要素を詰め込みまくって音楽でまくしたてる感じは「君の名は」的なものを感じた。(褒めてます)
常にクライマックスのようなシーンばかりで熱量が凄かったし、アクションの見せ方がどれも工夫があって(肩車
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もっと超越した所へ。(2022年製作の映画)

2.9

クズ男達が最後までほとんど更生しないのにイライラした。
女性陣のクズ男へのブチ切れポイントもイマイチ理解できないところがあり乗りきれなかった。

線は、僕を描く(2022年製作の映画)

3.6

全体的にストーリーが弱いかなと思った。特に主人公が水墨画を始めるきっかけに無理があるように感じた。
ただ若い俳優さんが多かったけど演技は見応えがあった。
ファン的には清原果耶が神々しかったし、色んな表
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親密さ(2012年製作の映画)

5.0

4時間以上ものすごい量の哲学的な会話を浴び続けて軽いトリップ感がした笑。しかしこの会話はすっと頭に入っていき、心地良く、いくらでも聞き続けられるなと思った。濱口監督の他の作品でも感じることだが、「こと>>続きを読む

永遠に君を愛す(2009年製作の映画)

4.4

正直に迷いや葛藤をそのまま表現する会話が、本当に言葉を通じて気持ちをやり取りしている感じで気持ちよかった。
自分もこんな会話をしたいなと思うし、少なからず自分の話し方にも影響が出ていると思う。

007/カジノ・ロワイヤル(2006年製作の映画)

4.3

007は最新作のNo Time To Dieしか見ていなかったけど、それが気に入ったので、本作から見てみることにした。
スパイ映画は組織の対立関係などの設定が分かりづらいことが多くあまり見てこなかった
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.4

主人公の女の子がいい子なだけに応援したくなるけど、追い込まれていく姿が痛々しかった。
ラストはハッピーエンドのように描かれていたが、CODAが抱える本質的な問題(彼女がいないと家族の生活が非常に苦しく
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8 1/2(1963年製作の映画)

3.0

登場人物の心理状態どころかどんなアクションが起きてるのかすらよく理解できなかった。
エヴァンゲリオンの終盤にある心理描写がずっと続くような感じなのだろうか?
補助線を引いた状態でもう一度見ると、感じ方
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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.5

マリコの気持ちがよく分からなかった。
しいちゃんに彼氏が出来たら自殺するからって言っておきながらいつの間にか彼氏ができてるし。
親友が死んで遺骨を奪うという普通の映画なら終盤に描かれるところからストー
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アバター(2009年製作の映画)

5.0

ドルビーシネマ3Dで鑑賞。
アバターの世界に本当に入り込んだようで、今までテレビの画面で見てたのは何だったかと思うレベルで全く違う映画体験でした。
こんなのを見せられたら新作も見なきゃいけなくなります
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かぐや姫の物語(2013年製作の映画)

4.4

竹取物語ってこんなにエモーショナルな話だっけと驚いた。
古典になるだけあって普遍的な感動があるのだろう。
他の古典作品にも触れてみたくなった。

今夜、世界からこの恋が消えても(2022年製作の映画)

3.6

前向性健忘だったり、芥川賞受賞した姉だったり、終盤で明かされるある設定だったり、色々設定を盛り過ぎかなと思った。普通に少年少女が障害を乗り越えて成長していく話で感動できるのに。
古川琴音さんの演技はセ
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サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)

4.0

シンプルなストーリーだけど、その分二人の男の子が「友達」になるまでの関係性をよく描けていたと思う。
自分の世代ではないが80年代の雰囲気を存分に味わうことができたし、よく再現できていたと思う。

秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

2.5

雰囲気は良さげなんだけど雰囲気以外は特に良いところが感じられなかった。
最近、濱口竜介監督の会話劇をよく見てただけに、この映画はモノローグの割合が多すぎてキャラが独りよがりに感じた。

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.6

カッコいいところはカッコいいんだけど、エヴァを1本の映画にしましたみたいな感じで、お話を詰め込みすぎていた。
最後もエヴァみたいな感じになってやっぱ庵野作品だなあと感じた。
3部作ぐらいで最後まで丁寧
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星の子(2020年製作の映画)

2.0

新興宗教にハマった両親を持つ少女という設定以上のエピソードがなく、芦田愛菜が車窓を眺めたり、海を眺めたりして思い詰めた顔をしているだけだった。
表面的なアクションもないし、内面的なアクションもないので
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

4.1

なぜ赤ん坊を捨てることになったかという謎が段々明らかになっていく構造が良かった。
子どもを捨てた女が母になっていく姿、新たな家族として生きていく道が提示されるがその道を選ぶことのできない葛藤が印象的だ
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東京物語(1953年製作の映画)

4.2

小津作品初鑑賞かつ70年ほど昔の作品なので映画に入り込めるか不安だったが、是枝監督の作品が好きな自分にはピッタリな作品だった。
序盤の孫たちとのエピソードで心を掴まれ、丁寧な家族の描写と老夫婦の広島弁
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