このレビューはネタバレを含みます
物語上の対位法。
悲しいシーンで誕生日
捕まりそうなシーンで滑稽なダンス
露出して離婚
悲しい浜辺にバカみたいな車
自分の娘わからないのえもい
ポロリ運動会に涙
感情を一種類にしない。
感情移入を必要とする物語なら人物を好きになってもらわないと始まらない。
どうでもいい人の恋愛を見せられても困る。御仁らしくない。
このレビューはネタバレを含みます
ぶりぶりざえもんが最後のヒーローとなるブタのヒヅメを彷彿とさせるラストだったが全体的に緩慢とした展開。
これまでの作品のいいとこ取りをしたようにも見えるが多くが機能していなかった。
そもそも論かもし>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
真実を話しているのに周囲から信じてもらえない、という王道フラストレーション・カタルシスの種は、人類滅亡という最悪の結末によって昇華される。
自分の中の「キャラクター神話」をいい意味で突き崩してくれる作品。
とにかく主人公には能動的な動機がない。ほとんど無個性。あるのがセオリーで、面白い作劇には必須と思っていたが、無いのに面白い。
それは多>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
物凄く余計なお世話だし一個人の雑感でしかないが。
弱者として声を上げることは弱者自身の弱者性を強めるという構造的転倒があるから難しい。
人種問題だけでなく、強者と弱者、加害者と被害者のいる問題において>>続きを読む
(心情的に)そうならんやろの連続で入り込めない。すぐ殴る。
30分経ってもCQが見えてこない。
CQがなくても追いたくなるほどの魅力が人物に見えてこない。
なぜその人はその発言をするのか?説得力がない>>続きを読む
自分の尺度では測りかねると感じる映画には凄みが出る。
演出がコミカルなのがもったいないと感じてしまうがそれも作家性か。
グリコの行いを好きになれたのがこの映画が成功した第一の理由だと思う。