りんさんの映画レビュー・感想・評価

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それでも夜は明ける(2013年製作の映画)

4.0

どこまでも絶望。そしてそれに対して目を伏せる主人公。いや、伏せているのか、誰よりも見据えているのか。映画自体のテンポが平坦なせいなのか、セリフが少ない効果なのか、視聴者側にはそれ程衝撃的な絶望感は与え>>続きを読む

ザ・マペッツ(2011年製作の映画)

5.0

久しぶりに笑って泣ける映画を見ました。ベタなぐらいDisneyなのが観ていて心地よいですね。この映画は、展開が読めるわ~、などという視点で見るのは間違いだと思います。ただ単に心を真っさらにしてこの映画>>続きを読む

ゾンビランド(2009年製作の映画)

3.5

期待過剰でみてしまったためか、思いのほか飛びぬけた個性もない作品だなと感じてしまいました。頼りないヒーローが、漫画「アイ・アム・ア・ヒーロー」とかぶってくるのは、ヒーロー属性が同じだからでしょうか?ヒ>>続きを読む

スター・トレック イントゥ・ダークネス(2013年製作の映画)

5.0

前作に引き続き、非常に爽快なSFアクションでした。やはりSFに関して予備知識のない私にとっては、この映画の最大の見せ場が戦闘シーンとなっています。SFに関して予備知識のある方が見るとまた違うのかな?と>>続きを読む

スター・トレック(2009年製作の映画)

4.5

手に汗握るSFアクションでした。この映画を見るにあたって事前に知っておいた方が良いことが沢山あったのかな?とスターウォーズをはじめとしたSFアクションに疎い私としては、少々難解な設定も多くありました。>>続きを読む

終戦のエンペラー(2012年製作の映画)

5.0

日本の事を、もっと知らなければいけないと感じた1本でした。日本人が大切に伝えてきたものは何か、またそれがどんなに強い力をもつのかを知る機会をくれたました。天皇陛下について学ぶ機会がなかったので、今まで>>続きを読む

ワールド・ウォーZ(2013年製作の映画)

5.0

久々にゾンビ映画でハラハラできました。終わり方はイマイチ迫力に欠けるなぁ…と感じましたが、ゾンビ映画を科学的に解決しようという意気込みは、新しい角度で好感が持てます。映画館で観れば良かったなぁと後悔し>>続きを読む

大統領の執事の涙(2013年製作の映画)

5.0

恥ずかしながら、オバマ大統領が当選した事実がこんなにも素晴らしい事だったなんて、私は知りもしませんでした。さらに重ねるなら、ケネディ大統領が暗殺されたことが、あんなにも重大でショッキングだったことなん>>続きを読む

ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

4.5

ストーリーライン自体は凄く単純明快だと感じました。しかし、物語の殆どの時間を割いて伝えている、絶対的圧倒的孤独感が他の作品の群を抜いています。孤独と絶望を前面に出しつつも、中核には人間の暖かさもジワジ>>続きを読む

もののけ姫(1997年製作の映画)

5.0

もう何回も何回も観た作品です。見る度見る度に、様々なことを教えてくれます。「天と地の間を欲するは人の業」と地子坊が言っていました。この言葉がとても印象的です。
なぜ、私はこんなにももののけ姫に魅力され
>>続きを読む

ホテル・ルワンダ(2004年製作の映画)

5.0

何をどう言葉にしていいのか。レビューを書き始めるに当たって暫く考え込んでしまう。ルワンダ大虐殺を土台とした、真実のお話。人間の尊厳はなぜ大切なのか、なぜ争いはおこるのか。そして、なぜ争いは悲しいのか。>>続きを読む

カクタス・ジャック(2004年製作の映画)

5.0

ジャケットを観ると、ホステルを思い出すような風。しかし中身は先の読めない超展開のお話。久々に夢中になれる2時間を味わいました。土台になるストーリーは超王道なのですが、その土台をいかにして展開させて行く>>続きを読む

フライト(2012年製作の映画)

4.5

予告動画を観た時、推理サスペンスだと思っていました。しかし蓋を開けてみるとまったくそうではなく、現代社会派サスペンスでした。本編は実に現実的で、社会問題の一端にあるアルコール依存性についてとても良く描>>続きを読む

モンスターズ・ユニバーシティ(2013年製作の映画)

5.0

久々に童心に帰れました。やっぱり、ピクサーは素敵ですね。子供の時誰もが凄く苦手だったモンスター(日本でいう幽霊)でさえ、あんなに愛嬌があって頑張り屋さんな生き物に変えてしまうんですものね。あぁ、モンス>>続きを読む

127時間(2010年製作の映画)

3.5

日常や生活、退屈に見える毎日は、実はとても大切なものだと教えてくれる、そんな真実のお話です。自然の厳しさがじんわりと伝わってきます。窮地に陥った時の、人の心理経過がとても上手に描写されていて素晴らしい>>続きを読む

グリーンマイル(1999年製作の映画)

5.0

文句無し。よくぞここまでストーリー展開を練ってくれたと感謝しました。ひとつ間違えればファンタジーに転んでしまそうな設定に、死刑囚看守という超リアルを入れることで均等がとれています。どうにも抗えない死は>>続きを読む

プロジェクトA(1983年製作の映画)

3.5

スカッとする戦闘シーンと、それに合った単純明快な展開。やっぱりアクションは単純な話がいいですね。スタントなしで行っているジャッキーに感服です。面白かったです。

パラノーマル・アクティビティ4(2012年製作の映画)

1.0

このシリーズに初めて出会った時、私はホラー界の革命だと感じて興奮したことを覚えています。しかし、この4は、とっても残念です。3から、驚かせることよりも死に方にこだわった側面が見え始めてきて、遂に4では>>続きを読む

キャビン(2011年製作の映画)

4.5

怪物、怪人、モンスター好きには堪らない一本。ストーリー展開も斬新で好感が持てます。最後の最後まで楽しめる作品でしたね。各映画のオマージュも、ホラースプラッタファンとしては、興奮するものでした。

アーティスト(2011年製作の映画)

3.5

無声映画を初めて観ましたが、なかなか想像力を掻き立てるものですね。言葉がもつ力ってこんなに大きいのか、とジワジワと実感しながら観れた一本でした。

英国王のスピーチ(2010年製作の映画)

5.0

英国皇室には、それとなく固いイメージがそれまではありました。しかし、皇室の人間も、やはり1人の人間であり、それは王も同じだという事を教えてくれます。実に人間味のある葛藤と、それを支える温かな人たち。良>>続きを読む

最強のふたり(2011年製作の映画)

5.0

この映画は、硬い言葉では綴らない方が良いでしょう。とても素敵な、ほかほかした映画でした。障害とはなんなのか、ではなく、人間として1番美しく、輝く部分はなんかのかを教えてくれます。しっかりと、日常の笑い>>続きを読む

アイアンマン3(2013年製作の映画)

5.0

何が素晴らしいって、戦闘シーンじゃないでしょうか?子供の頃、東京ドームのヒーローショーをドキドキワクワクしながら観ていた時の、あの感じを思い出します。相変わらずのふざけた感じも、すごく魅力的ですね。笑>>続きを読む

死霊のはらわた(2013年製作の映画)

3.5

スプラッター映画の金字塔と言わしめた所以が、やはりありました。鮮やかな血飛沫と、先の見えない緊張感。なんだか、久しぶりにスプラッター映画を観てるなぁ、と感じてしまいました。ただ、貞子や伽倻子を模したよ>>続きを読む

カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)

5.0

ジャックニコルソン。素晴らしい。精神科医学における患者の人権を、物語全体を通して強く訴えかけてきます。精神科患者の人権という、定義はあるものの個々人に委ねられる部分が大きい話題を見事に問題提起していま>>続きを読む

I am Sam アイ・アム・サム(2001年製作の映画)

5.0

今までの人生で、恐らく1番涙した映画でしょう。健気な父の、その健気さに心を鷲掴みにされました。娘もまた、背伸びをしきれない心情が垣間見え、涙を誘いました。本当の親子愛を教えてくらました。暖かい映画です>>続きを読む

リンカーン(2012年製作の映画)

4.5

流石スピルバーグです。歴史事情に詳しくない私でも、あれよあれよという間に引き込まれてしまいました。最後に妻がリンカーンに語りかける台詞が、物語の真意を告げていた気がします。とても美しい映画でした。

レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)

5.0

人生最高の映画でした。観て損はありません。
生きる辛さ、生きる喜びをそっと語りかけてきます。熱っぽい歌声も大きな魅力です。
騙されたと思って、一度ご覧下さい。