りほさんの映画レビュー・感想・評価

りほ

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サラブレッド(2017年製作の映画)

5.0

すごくいいよ!と気軽に薦められる映画ではないけれど、だめなところは何もなかった。
見た目は大人に程近いのに、精神はまだ成熟していない、それくらいの年頃のこどもの話。

常識を手放してしまえば人は簡単に
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エヴォリューション(2015年製作の映画)

4.5

ずっと観たかった。
やっと観れた。

これを観ようと思ったきっかけは、同監督の「エコール」のじっとりした雰囲気がかなり好きだったから。
女性監督が描く少女の園の話は、少女という存在の生々しさと、それら
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天気の子(2019年製作の映画)

3.0

安定の映像のきれいさ。
写実的すぎて、30年後くらいに「時代を振り返る」みたいな展示があったらいくつかカットが展示されるんじゃないかと思うくらい、生々しい新宿が描かれている。すでにもう失われた景色も描
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エブリシング(2017年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

難病の主人公。
おとぎ話のお姫様のように幽閉され、存在を隠されて、でも本人はそれを受け止めて生きている。
自分の背負う病をよく理解しているからこそ、彼女ははじめて出会った恋さえも諦めようとする。
この
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散歩する侵略者(2017年製作の映画)

2.0

長谷川博己さんなど役者さんの演技は素晴らしかったし、映像も良かった。
お話として面白くはなかった。

原作は舞台ということで、舞台なら確かにあの突拍子のなさや説明不足ももうすこし受け入れられたかも、と
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インサイド・ヘッド(2015年製作の映画)

5.0

抑うつってどんなふうに起こってるんだろう、を視覚化したような印象。
描写がすごく上手で面白いなあと思った。
子どもはきっと感覚的に感情やその制御について学べるし、大人は振り返って涙したり反省したりでき
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ソロモンの偽証 後篇・裁判(2015年製作の映画)

4.5

子ども役者勢の迫真の演技に震える。
ストーリーについては核心の部分でもうすこし説明して欲しかったな、という部分があってラストがすっきりしなかったので小説を読もうと思った。

ソロモンの偽証 前篇・事件(2015年製作の映画)

5.0

カメラワークが芸術的。
2編に分かれていて時間的には長いはずだけど登場人物が多く場面転換が頻繁なのでテンポよく飽きずに観れた。
後編より前編の方が好きかも。

銀魂(2017年製作の映画)

2.0

なにより橋本環奈。
すごい、ただのアイドルだと思っていたけど、素敵な女優さんだった。

ギャグシーンは楽しかったけど全体的にはそんなに面白くなくて、途中で飽きて寝そうになってしまった。
多分この脚本で
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永い言い訳(2016年製作の映画)

3.7

いるよね、こういう救われないタイプの自我が肥大した人間。
その"加害者"的な人間が、逃げつつも自分のどうしようもなさと向き合っていくストーリー。
不愉快ですが、話は良い。
最後の最後まで魂が抜けたよう
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ダゲレオタイプの女(2016年製作の映画)

2.3

お話自体は特に面白くなかった。
ただダゲレオタイプで撮る人、撮られる人の描き方と、特に撮影シーンの役者の演技はぐっとくる。フェティッシュ。
ダゲレオタイプに固執するクレイジーさが楽しみだったのでそのシ
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レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

5.0

圧巻。
自然の強さと美しさを表現する映像美がまずとにかくすごい。いちいち美しい。
生き抜くというテーマのせいかイベントだらけでゲームのようなテンポの良さがあって、ハイな映画ではないけど2時間半でも見飽
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DOPE/ドープ!!(2015年製作の映画)

3.5

アメリカンな映画。
きれいになんて生きられない社会で、それでも強かに成長していく少年の物語。
エリートと貧困の両側面を持つ少年は、「自分は何者か」「正しさとは何か」という問いの前に立たされる。
コミカ
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帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)

4.5

コメディチックな作品かと思いきや、かなり大きな問いかけをしてくる映画だった。
異常は日常の連続にあることを、ヒトラーという非常に象徴的なキャラクターを使って明らかにしていくような感じ。

ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

3.5

ミステリーらしいミステリーで、疑心暗鬼に誘い込まれる感じがワクワクした。
演出が良い。

怒り(2016年製作の映画)

4.0

作品を通して主題が明確に貫き通されていたのが良かった。
信じる、疑う、絶望と救い、という感じ。

アフターライフ(2009年製作の映画)

3.8

映像が美しい。終始。
監督のフェチズムを感じる。
それだけでも見る価値があると思う。

冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)

-

個人的感情が揺さぶられすぎて途中から作品として見れなくなったので評価は無し。
実際の事件をモデルにしたストーリーの中で、ごく普通の男性が社会的に堕ちていく姿を丁寧に描いている。
この丁寧さというか、(
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パフューム ある人殺しの物語(2006年製作の映画)

4.2

いつ観ても美しい。
愛したいし愛されたいけどその方法がわからなくてさまようちょっと変な少年、もうそれだけで愛おしい。
クライマックスが圧巻です。

夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

3.7

個人的には好きだけど人を選ぶと思う映画。個性的な世界観とスピード感についていければ面白い。中村さんの絵がそもそも2Dな絵なので、映画館で画面が大きいからといって細かい描き込みを楽しめる訳ではないという>>続きを読む

あやしい彼女(2016年製作の映画)

4.0

衣装が気になって観た映画。
そしたら話も良くてびっくりした。
ハートフル。心があったまる。
当然ながら多部未華子と彼女の衣装は常に間違いがない圧倒的可愛さ。

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