Ryoさんの映画レビュー・感想・評価

Ryo

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システム・クラッシャー/システム・クラッシャー 家に帰りたい(2019年製作の映画)

4.2

クローズアップのカットとか、イメージ映像、フラッシュバックなどなど、すごく印象的で、かなり衝撃を受ける。とにかく素晴らしかった。

何度も何度もやり直し。前に進んでも、また戻ってきてしまう。なんてもど
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哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)

3.8

ここまでのグロは途中でもう笑けてしまうし、全然警察官とか感染してない人間が雑魚すぎて、もっと張り合いを見せてほしいと思うところだが、これだけやられっぱなしのウイルスパニック映画も有りかもしれない。>>続きを読む

エル・スール(1982年製作の映画)

3.8

初鑑賞。ミツバチのささやきは、改めて見ると、精巧な編集とカットに、おおっと感じる。ちゃんと目に焼き付けたカットがその後のカットと重なったり、シンプルな美しさがある。

エルスールは、物語が割とはっきり
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ルックバック(2024年製作の映画)

4.1

この尺のアニメ映画だったら、どことってもパーフェクト。

演出もすごくいい。あんなの泣くわ。

藤野ちゃんの部屋にバタフライエフェクトのポスターが貼ってありましたね。

今回でいえば、藤野ちゃんが最初
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マイスモールランド(2022年製作の映画)

4.0

悲しいし、悔しい。

国ってなんなんだろう、生まれた場所で、自分の意思で住むことができない。どんな動物も生まれたら無条件でその土地に、その場所で生きていけるはずなのに、
人間だけは、住むところを制限さ
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ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ(2023年製作の映画)

4.3

めちゃめちゃに傑作。
dead poet society以来の感動だった。

笑いも感動も半分ずつ。
ホールドオーバー"ズ"なのに、序盤でアローンになって不安だったけど、本番はそこからだった笑

アン
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ありふれた教室(2023年製作の映画)

3.9

最初から最後まで没頭してしまう。

いい方向に持っていくためにしていくことが、全てその逆になっていく。自分を守らず生徒を守る行動。それ自体も讃えられるべきなのに、それすらもプラスに働かない。

真実を
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美しき仕事 4Kレストア版(1999年製作の映画)

3.9

対話もあるにはあるけど、独白が多いような進み方は、その嫉妬を強烈に印象付ける。

クラブシーンとダンスシーンはなんかもう良すぎて何も言えない。

かと言って、アフリカの戦場荒野の景色もそれはそれは美し
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関心領域(2023年製作の映画)

3.6

予告見た後と映画見た後の感想があまり変わらないというか、話はそこに奥深いストーリーがあるわけではないので、「アウシュヴィッツ収容所の隣で平和に暮らす家族」の話。

ただ、映像手法としての面白さがある作
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回路(2000年製作の映画)

3.0

悔しい、完全なるうちの雑魚モニターのせいかもしれませんが、暗いしノイズが多いすぎる映像が何がなんやら分かりませんでした。

見えん、意味もわからん、怖くない、つまらん、、、黒沢清、僕のデビュー作はこん
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あの頃ペニー・レインと(2000年製作の映画)

4.1

最高だわ、もっと昔に出会ってたらバイブルになってるかもしれないない。

ペニーレイン
What kind of beer?
は、言ってみたいセリフランキング1位。シチュエーション込みで。

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.8

うん、ゴジラがすごい、面白い。

最後、最大限のハッピーエンドにしちゃうのは、ちょっとなあ。

戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-04 真相!トイレの花子さん(2013年製作の映画)

3.8

いやー、花子さんの出てくるあの感じと、
やっぱりあーゆー触手の気持ち悪い感じいい。

白石監督流石です。
見ていての気持ち悪さ、期待通り。

時空から帰ってくる時のチープさがまたこの作品の味。

悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.0

俺はやっぱり何が起ころうがこういう映画が好き。こういう映画から色んな人が色んなものを感じ取って、良さを見出して欲しい。

こういう映画の世界に浸れることはすごく幸せなことだ。
予告とタイトルからどうい
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Love Letter(1995年製作の映画)

3.8

あれ、なんかちょっと前に見たんだけど、レビューずっとしてなかったな。

中山美穂が可愛い、雪景色最高、最初のシーンがやっぱりすごく良かったなという印象。
優しい映画よ。

Kids Return キッズ・リターン(1996年製作の映画)

3.9

北野が出ない北野映画。

北野映画って終わり方がどれも良いんだよな。感動する。

何が好きで何を追っかけてたのか、わからないけど、それが青春だった。

屋上から吊るしたあの人形が青春
またあの頃に戻る
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HANA-BI(1997年製作の映画)

3.8

あんまりピンとくる物語の進みではないけど、後半の2人の関係性が素敵すぎないか。

あの終わり方によって、この映画がなんの映画だったかを思い知らされる。

この手のタケシさんは抜群だな

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.7

2人が別々の道を歩いていく、離れていくという構図のカットがくどい気がしてしまった。最後の2カットはかなり感動的で、グッとくる物があった。

何かを失って、何かを得る。何かを得るために何かを失う。
1つ
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仁義なき戦い 完結篇(1974年製作の映画)

3.9

終わりはなんだか寂しいな、シリーズものを見ると毎回思いますが。

最後に相応しい、殺り殺られの戦い、いっぱい死ぬし、いっぱい捕まる。

菅原文太がもう圧倒的にかっこいいな。

この映画を通してなんかた
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仁義なき戦い 頂上作戦(1974年製作の映画)

3.9

仁義なき耐性がついてきて、話が理解できるようになりましたわい。

まあ、どの話もやってることは同じようなことといえば同じようなことで、敵が変わってるだけよな、おもろいけど。

仁義なき戦い 代理戦争(1973年製作の映画)

3.9

これおもろい、
なんか仁義なき戦い免疫ついてきたのかな、
誰が誰で、どういう関係かがちゃんとわかって見終わることができた!!

自分で手首切り落とすのぶっ飛びすぎだろ笑

14歳(2006年製作の映画)

4.0

俺にはめちゃブッ刺さったんだけど、そうか、あんまり人気ないのか、残念だな。

確かにちょい意味わからんところもあるが、むしろそこが文学的な良さだったりする。

14歳のうちに秘めた凶暴性は、この映画の
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ある朝スウプは(2003年製作の映画)

3.8

なるほど🧐
そしてちょっとカルトホラーみもある(ではないが)。そういう時代だったんだよね。

スタートのクローズアップと引きのカット(家と病院)、そして最後のワンカット、グッと引き込まれたね。

セリ
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仁義なき戦い 広島死闘篇(1973年製作の映画)

3.8

日曜の朝から見る映画だったかわからないけど、アリだったと思う。

ただのヤクザもんの殺し合いで終始するかと思いきや、山中と靖子の関係性が、そして報われない靖子が描かれていて、その無情な運命を悲しまざる
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瞳をとじて(2023年製作の映画)

4.0

こういう映画とストーリーは天才的だと思う。映画の始まりから終わりまで本当に洗練されてやがる。最後は鳥肌が立った。

「悲しみの王」という着想がすごく良くて、これがただの映画の一部なのかと思って勿体無い
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

開幕初日の夜にDolbyで鑑賞。
凄まじい音と圧巻の映像美。

「君たちはどう見るか」といったところ。

まず第一にこれが日本で公開されることになって良かった。これを日本の配給会社、特に大きいところが
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仁義なき戦い(1973年製作の映画)

3.9

日本語字幕推奨。

呆気なく人が死んでいく、お前も死ぬのかよが平気である。
血の吹き出方、田中邦衛のしょうもなさ、なんか普通に面白い。全部見よ。

ハッピーアワー(2015年製作の映画)

4.2

いやぁ、この長い時間この作品を見るのに休日を費やすということ、これを多くの人が躊躇うかもしれない、だけどここに5時間割く判断をした人の中で、それを後悔する人はきっと少ないんじゃないかと思う。

とうと
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僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)

4.0

はじめっから泣かせてくるんだろうってわかってるけど、最後はシクシクしてしまった、でも悲しいシクシクじゃないのがよかった。この手の話はどうせ最後は死んで終わらせるのが多いけど、これが違うんだな。

自分
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陽炎座 4Kデジタル完全修復版(1981年製作の映画)

3.6

頭がぶっ壊れちゃうな。

こんなに没頭してみたけど、正直俺の中に残ったのは、とんでもないカットたち、断片的な言葉たち、生と死の曖昧さ、表と裏。

最後物語が終わったのではなく、人生が終わっていった。そ
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ツィゴイネルワイゼン 4K デジタル完全修復版(1980年製作の映画)

3.5

これを見て、俺はまだまだ常人なんだなと、こんなの普通の人間がつくりえない。
見ていて頭がパンクした。

最初から強烈に鮮明に、カメラワークもなんやそれ、皮が肉が骨が?、もうやめてくれよ。。

え、夢だ
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ヴェルクマイスター・ハーモニー 4Kレストア版(2000年製作の映画)

3.9

とうとうタルベーラを見る時が来てしまった。サタンタンゴはまだ見れねえなぁ、と思ってた時にたまたま公開が始まったのでありがてえ。

最初のカットから長いこと、カメラどんだけ動くんだよ。

長回しだからこ
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猫は逃げた(2021年製作の映画)

3.9

普通におもろい。こんくらいのほのぼのエロがいい。

最後の4人のコントみたいな長回しカット、
突然の伊藤登場、いたら嫌だなって思う旦那の浮気相手、あんまモテなそうな妻の浮気相手、全員のキャラクターが立
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ブルー・バイユー(2021年製作の映画)

3.8

どこまで悲しくて辛い。
悲しさに悲しみを重ねたような映画。

人間ってどんな型にはまらない、十人十色な生物であるけど、そんな全員が幸せになれて、都合のいい、そんな法律は無いんだろうな。

世の中大多数
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.5

前半は面白かった。後半頭が追いつかず、疲れた。これが狙いだろ?

前半も後半もユーモラスな箇所が多くてびっくり。もっと地獄に落として欲しかった。ちょっと今回はぬるかった。