Ryo

14歳のRyoのレビュー・感想・評価

14歳(2006年製作の映画)
4.0
俺にはめちゃブッ刺さったんだけど、そうか、あんまり人気ないのか、残念だな。

確かにちょい意味わからんところもあるが、むしろそこが文学的な良さだったりする。

14歳のうちに秘めた凶暴性は、この映画のようにぐちゃぐちゃだったり、その目に映る世界は、大人になったあなたには見えない世界かもしれない。不均衡なバランスの中で、どちらかに傾いたまま歩く中学生、その道はもともと一本のまっすぐな道じゃない。その方向であっているはず。

14歳の頃に置いてきたものを、まだ探してる大人。そんな奴いないよなと思いつつ、いや、あの頃に置いてきたものなんてメチャメチャあるのかもしれない、それを忘れてしまっただけで、、だけどそれもまたどこかでまた思い出すんだ。ふと触れた、ふと目にした、ふと耳にした何かをきっかけに。

何よりもカット割りに感動した。
どちらかと言うとセオリー通りなところもあるのかもしれないが、いや、普通に画もいいんだよな。感動するよ。

確かに攻めてる映画だと思うけど。
Ryo

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