ryofuさんの映画レビュー・感想・評価

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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

作戦が成功した日、オッペンハイマーが演説するシーンの背景のゆらぎ、そこから裂けて出てきそうなものを描くのがせいぜい今のアメリカ映画の限界である。日本のことは描かない(描けない)。ただ、そこまで描いたこ>>続きを読む

福田村事件(2023年製作の映画)

4.7

この映画が大手劇場で上映されなかったことが悔やまれる。

1923年当時の日本を描いているが、現代日本の村八分、官僚機構、空気を読む価値観など集団を重んじるがゆえの行動原理を痛烈に批判し得ていた。
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活きる(1994年製作の映画)

3.2

生きるか死ぬか、40-60年代の中国においては運と政治闘争によって左右されていたことがわかる。日常の幸せを噛み締めながらも、中国共産党(毛沢東)が生み出した非効率と理不尽な暴力(革命的か反革命かという>>続きを読む

タイタニック(1997年製作の映画)

3.8

横浜の大型船を見に行ったとき、必ずこの映画のことを思い出してしまう。

新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に(1997年製作の映画)

4.5

まず戦闘シーンが良く特撮として心を掴まれるのだが、どこか病みがちで内省的なキャラクターがそれぞれの葛藤を持っているという庵野監督の作風が他にない重みになっており、エヴァに載ることを拒否し続けるシンジを>>続きを読む

バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

4.5

大好き。行きて帰りし王道の物語の傑作。音楽、役者、脚本、全部良いけど、特に画作りが良い。緊張感がずっと持続して、最後に安堵したと思ったらまた次へと続いていくのがワクワクする。

うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー(1984年製作の映画)

3.3

虚構の世界と美少女の承認を描いたとされているアニメ映画。映画批評があるからこういう昔の映画を知ることができる。

サマーウォーズ(2009年製作の映画)

4.0

中学生のときは陣内家のような親戚が欲しいと思っていたし、未だに憧れている

アメリカン・グラフィティ(1973年製作の映画)

4.5

高校の卒業式の日の一夜を描く。ビーチボーイズをはじめとした50年代の同時代的、刹那的な青春があり、60年代に作ったからこそ懐古的な切なさが出ているように感じられる。何かが起こりそうで眠れない若者の感覚>>続きを読む

戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)

4.5

極限状態の愛を描いている。俳優、音楽、画脚本どれをとっても良い。

コンフィデンスマンJP ロマンス編(2019年製作の映画)

4.0

恋はいつだって自分を欺くことから始まり、他人を欺くことで終わる オスカー・ワイルド

キューポラのある街(1962年製作の映画)

3.0

パチンコ屋がイケてる風に描かれていたり、北朝鮮に行く人がいたりとカルチャーショック

冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)

3.6

生きるってのはなあ、、のシーンが好き。父性を巡る戦い。

ヒート(1995年製作の映画)

3.0

犯罪アクションとしてはお手本のような出来。女性たちのその後が描かれないのがモヤモヤする。

悪魔(2018年製作の映画)

2.0

講釈本という谷崎のルーツを省いているが、自分が監督だったらしない。
照子が暗いタイプなのが解釈不一致であり、低評価。

富美子の足(2018年製作の映画)

4.0

谷崎の二面性のエロティシズムをよく理解している。

イエスタデイ(2019年製作の映画)

1.5

盗作ってどうなんだ。コメディとロマンスの配分も微妙

コンフィデンスマンJP 英雄編(2022年製作の映画)

4.0

数秒しか喋らない山田孝之の登場シーンで笑った。オジサン俳優の良さが出過ぎている。

自殺サークル(2002年製作の映画)

3.0

ストーリーは釈然としないが、エロティシズムを強調する人間観は好き

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