このレビューはネタバレを含みます
作戦が成功した日、オッペンハイマーが演説するシーンの背景のゆらぎ、そこから裂けて出てきそうなものを描くのがせいぜい今のアメリカ映画の限界である。日本のことは描かない(描けない)。ただ、そこまで描いたこ>>続きを読む
この映画が大手劇場で上映されなかったことが悔やまれる。
1923年当時の日本を描いているが、現代日本の村八分、官僚機構、空気を読む価値観など集団を重んじるがゆえの行動原理を痛烈に批判し得ていた。>>続きを読む
生きるか死ぬか、40-60年代の中国においては運と政治闘争によって左右されていたことがわかる。日常の幸せを噛み締めながらも、中国共産党(毛沢東)が生み出した非効率と理不尽な暴力(革命的か反革命かという>>続きを読む
まず戦闘シーンが良く特撮として心を掴まれるのだが、どこか病みがちで内省的なキャラクターがそれぞれの葛藤を持っているという庵野監督の作風が他にない重みになっており、エヴァに載ることを拒否し続けるシンジを>>続きを読む
大好き。行きて帰りし王道の物語の傑作。音楽、役者、脚本、全部良いけど、特に画作りが良い。緊張感がずっと持続して、最後に安堵したと思ったらまた次へと続いていくのがワクワクする。
虚構の世界と美少女の承認を描いたとされているアニメ映画。映画批評があるからこういう昔の映画を知ることができる。
高校の卒業式の日の一夜を描く。ビーチボーイズをはじめとした50年代の同時代的、刹那的な青春があり、60年代に作ったからこそ懐古的な切なさが出ているように感じられる。何かが起こりそうで眠れない若者の感覚>>続きを読む
恋はいつだって自分を欺くことから始まり、他人を欺くことで終わる オスカー・ワイルド
パチンコ屋がイケてる風に描かれていたり、北朝鮮に行く人がいたりとカルチャーショック
犯罪アクションとしてはお手本のような出来。女性たちのその後が描かれないのがモヤモヤする。
講釈本という谷崎のルーツを省いているが、自分が監督だったらしない。
照子が暗いタイプなのが解釈不一致であり、低評価。
数秒しか喋らない山田孝之の登場シーンで笑った。オジサン俳優の良さが出過ぎている。