このレビューはネタバレを含みます
最近話題の今泉監督の作品ということで気になって見てみたけど、期待していたのとはちょっと違った。小泉の死の描かれ方とか含めて色々とモヤモヤする映画。
何をするでもなく堕落していた不良高校生たちが、ひょんなことからバンドを結成してフェスまで行ってしまうお話。キャラデザは見ての通り癖が強いんだけど、よく見ると演奏シーンの演出とか街の風景描写が凝っていて>>続きを読む
映像がとにかく綺麗。『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』でも思ったけど、やっぱりLAという街はどこを撮っても絵になる。お話の方は正直そこまでハマらなかった。
モノクロの画面の中で、コーヒーと煙草を肴に他愛のない会話が繰り広げられる。ただそれだけ。だけど俳優陣の渋い演技と脚本の妙で不思議と楽しめる。今泉監督の『街の上で』と若干似てる気も。
コメディ要素はほぼ皆無で展開も割とゆったりしているのに不思議と3時間が長く感じなかった。村上春樹作品のあの淡々とした世界観がうまく表現されているように思う。
久しぶりにこんな気分が悪くなる映画見た。キモいキモい言われてるけど自分はケヴィンスペイシー演じる父親の気持ちけっこう分かるかも。でもあんな風には絶対なりたくないな。
今泉作品の中で今のところ一番好き。脚本、会話と会話の絶妙な”間”、登場人物、設定、何もかもがとにかくリアルでまるで本当に下北沢にいる人達の生活を覗き見しているようだった。それでいて映画としてしっかりと>>続きを読む
やはりMAPPAが作ってるだけあって戦闘シーンのクオリティは抜群だった。個人的ハイライトは乙骨の「死ね」。欲を言えば乙骨と夏油のバトルをもう少し見たかった。
こういうティーンエイジャーがとことん羽目を外して青春を謳歌する話大好き。見てるこっちまで楽しくなってくるし若いって素敵だなって改めて思える。それでいてこの映画は映像や音楽がすごく洗練されているなと感じ>>続きを読む
基本的には綺麗な恋愛映画なんだけど、随所に今泉監督らしい絶妙な会話劇も見られて楽しめた。あえて二人の恋愛の行方を明かさないラストも良い。でもやっぱりこの人の作品だと『愛がなんだ』『街の上で』みたいなコ>>続きを読む
世界を股にかける壮大なストーリー、ド派手なアクション、謎の美女、キャラクター達の小気味良い掛け合い、ラストのどんでん返し。この手の映画に求めるものは全て存分に見せてくれたので満足。それにしてもガル・ギ>>続きを読む
「愛がなんだ」軽い気持ちで見たら想像以上に深い映画だった。恋愛未経験の自分にはちょっと早すぎたかも。ただナカハラの気持ちは結構分かる気がする。一度でいいからこんなこじれた恋愛してみたいとも思った。
新海監督はとある書籍で自作品の台詞回しを「深夜に書いたポエム」のようであると語ったそうだが、本作に関してもまさにそんな風な印象を受けた。儚くもどこか自己陶酔的であり、見る人によっては鼻で笑われてしまう>>続きを読む
