最近の作品の中では好きな方だった。キャラがちゃんと一人一人かわいくて、セリフに違和感もないし、ラブコメとミステリーの塩梅が好きだった。
すごく好きな雰囲気の映画で、手触りを感じられるのではないかと思うほど近くに存在する気がした。
言葉なくとも、呼吸や目線で伝わることはあって、それが溢れ出さないようにするのが恋だと私は思うのだけど、まさ>>続きを読む
とても真摯な、マイノリティのための映画だ。
※微ネタバレかも
単にみんながあなたを受け入れてくれるよと唱えるのではなく、あなたを受け入れない人もいると言った上で、受け入れてくれる人との居場所はあるよと>>続きを読む
原作ほぼ未読なので楽しめた!12巻ある原作をぎゅっとまとめているので改変はあるのだろうけど、すごくわかりやすく楽しめたと思う。世界の終わりと少女って、こんなに合う!の体現だと思った。
原作が好きなので、うーんという感じ。次回作があるのだとしてもよくわからない、スッキリしない終わり方だと思ってしまった。
このレビューはネタバレを含みます
すごく好きな作品だし、真摯に受け止めたいメッセージもあった。最近のピクサー作品は、無意識下の支配について意識的に描いているように感じる。それらは家族のあり方やフェミニズムと繋がっていて、その描き方が私>>続きを読む
紙芝居のシーンが経験と重なって、主人公に人一倍感情移入できました。私のために作られた映画かもしれない、と思える映画に出会ったのは初めてだったので嬉しかったです。
冒頭で主人公が遮られた会話をラストでち>>続きを読む
役者さんの演技は楽しくて好きでした。ギャグがあまり刺さらなかったなという印象です。
山田杏奈ちゃん演じるあいちゃんの気持ちがどこに向かっているのかわからなくなるくらいぐちゃぐちゃしている様子が恋そのものみたいで素敵でした。
これは映画史に残るのでは、と思うシーンがいくつもありました。そしてどこまでも普遍的で私たちに寄り添う作品だと思います。
この夜の中で、出会えて本当に良かった。
これぞ、と言った大傑作だと思います。
今敏の凄さは、アニメーションの広い技法と余計なことは語らない切り捨て型の作品傾向にあると思っています。
今敏の作品は基本的に90分前後で終わります。パーフェクトブ>>続きを読む
原作ファンです。この漫画が実写化されると発表があった時、すごく不安になりました。この作品は中学生とヤクザの奇妙な交流を描いています。漫画だから目を瞑っていられた箇所、グルーミングになり得るシーンが、原>>続きを読む
杉咲花さんの演技がとにかく、とにかく良いです。
今、この世界を生きる上で目を逸らしてはいけない人の存在をしっかりと描いていて、また熱量がとても感じられ、映画を観終わった後しばらく呆然としました。
大傑作です。子供の視点から見た第二次世界大戦付近の東京の様子が、アニメ映画の良さを詰め込んだまま飛び込んできます。「この世界の片隅に」のすずさんとはかけ離れたような世界で煌びやかに生きるトットちゃんが>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ルミさんが、諦めたはずのアイドルという夢を未麻を通して思い出してしまうのがなんとも残酷で良かったです。
最後、トラックが照らすライトに向かって立ち上がりながら大きく手を差し出すルミさん、ルミさんが理想>>続きを読む
七尾旅人と村上虹郎が良かったです。音楽映画としては好きだったけど、テーマの詰め込み方があまり刺さりませんでした。
素敵なセリフが多くてとても好みな作品でした。画面が独特で観ていて楽しかったです。
このレビューはネタバレを含みます
近年観たピクサー映画、また、恋愛映画の中でも特に好きかもしれません。
題材が題材なだけあって観てる間ずっと胸が苦しくてドキドキしていました。エンバーの気持ちが痛いくらいに伝わってきて、ウェイドみたいな>>続きを読む
どろどろしていて、幼くて、それでも絶対的な関係に私自身友人との関係に被るものがあり少しくらいました。これをロマンシス、としていいのか悩むところで、私はこれをラブストーリーのように感じました。
永野芽郁>>続きを読む
レオとレミの美しいほどの純真さと、ホモソーシャルに染まっていく人間らしさの織り混ざる、狂おしいほど美しく醜く残酷な物語でした。ラストシーンは思い出すたびに涙ぐんでしまうくらい、大切な映画です。
友達、家族、巡り合わせ。そんな哲学的な、でも確かにある“もの”を形にした、今観るべき映画だと思います。日本版アリスインワンダーランドの最高峰だと感じました。
劇伴なしでここまでもたせる俳優の絵力と監督の手腕を感じました。苦くてつらくてあたたかい、素敵な映画でした。
クィア表象について様々な意見があるのを分かった上で、私はこの物語は希望の話だと思います。
どれだけ私たちが変われるか、それ次第で子供たちがこの世界で息ができるかが変わるのだと痛感しました。