土筆山さんの映画レビュー・感想・評価

土筆山

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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.5

対象を極めて突き離し描いている点で、一般的な伝記映画とは一線を画している。音響効果の用い方も抜群に良かった。

追記
日本人が不快に感じると思われるシーンも基本的には皮肉として描写されており、その意図
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ノスタルジア(1983年製作の映画)

4.0

キリスト教哲学に基づく形而上的な映像詩という印象。その内容を深めるだけの予備知識には恵まれておらず…。
光と影を強く対比させた絵画的なリズムのある画面構成が魅力的。

蒲田行進曲(1982年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

胸の熱くなる映画。
銀ちゃんがヤスのタバコに火をつけるシーンが特に強く印象に残った。
塩顔の平田満による暑苦しい演技はなんとなくクセになる。
ラストの楽屋落ちも清々しくてナイス。

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.9

原作シリーズの世界観や魅力を、端的に且つ純度高くまとめており、納得感がある。ピーチとのロマンス要素を物語上の最低限度にとどめ、あくまでルイージとマリオの兄弟愛を中心として描いていた点も良かった。

北北西に進路を取れ(1959年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

飛行機がガソリン車に突っ込んだりする等といった大味な見せ場と、小道具を巧みに使った繊細な演出とのメリハリで、展開がとてもスリリングなものになっている。

気狂いピエロ(1965年製作の映画)

3.5

学生時代以来二度目の鑑賞。中途半端に身につけた周辺知識の為か、以前より作品が遠のいてしまった印象。数年後の三度目に期待。

禁じられた遊び(1952年製作の映画)

4.8

ミレーの絵画のように牧歌的で宗教的な農村風景と、可愛らしく儚げで、無垢な子どもたちの様子は映像として美しく、そのことがむしろ「死」の感触を浮き彫りにさせている。

子どもたちは、それが何であるか分から
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第三の男(1949年製作の映画)

4.0

陰影を駆使した画作り、ダッチアングルが醸し出す不穏な雰囲気、オーソンウェルズの怪演のどれもが魅力。
ラストカットも技あり。

激突!(1971年製作の映画)

4.0

ダイナミックな動き、構図。
カット割も意欲的で、エネルギッシュなサスペンス。

ヒトラーのための虐殺会議(2022年製作の映画)

4.0

官僚主義的な非情さのもと、淡々と進行する会議の顛末を、過剰な演出を排し描くことによって、その恐ろしさが際立っている。

スマイル(2022年製作の映画)

4.1

ユニークな恐怖の描き出し方に対して、展開はオーソドックスで観やすい。ジャンプスケアも容赦無くて良い。

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