バンノさんの映画レビュー・感想・評価

バンノ

バンノ

別れる決心(2022年製作の映画)

4.0

その文脈でたどり着いた訳では無いのだけど、久々にちゃんとしたサスペンスものを観たかも。よく練り込まれてるプロット、いちいち秀逸ノ衣装や小物、適度に普通じゃない感じのカメラワーク。事件そのものとその解決>>続きを読む

AIR/エア(2023年製作の映画)

3.8

想定通りに面白かった。良くも悪くも手堅く整ってます。The・映画って感じ。

異人たち(2023年製作の映画)

3.6

泣くために映画を観ているわけでないけれど、観賞中の涙でしか得られない養分は確かにあると思ってて、本作は泣けそうで泣けない、痒いところに手が届かない感じ。そのためか消化不良で終わったという印象が残りまし>>続きを読む

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.5

良い映画。極めて上質。役者もカメラもストーリーも、映画を構成するあらゆる要素が高次元。最初のバーのシーンで、あーこれは最後に同じに画に戻ってくるのだな、どストライクなやつだな、となんかもう泣きそうにな>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.6

令和を代表する大作。(レビューは遅くなったけれど)公開週にIMAX@池袋へ。これを3,000円弱で体験できちゃうのはあまりにも安すぎる。10,000円でも払えます。大スクリーンからは「絵になるなぁ」の>>続きを読む

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.1

ついつい洋画を選んじゃうけど、特定の日本人監督作は欠かず観るようにしています。そして三宅唱監督も本作をもって、そのリスト入り!(何様だよ)
あー、こういうのが観たいんだよーとガッチリ掴んでくれる静かだ
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怪物(2023年製作の映画)

3.8

監督、脚本含め大好物なキャスティング。企画の時点で面白いことが約束されていたと言っても過言じゃないやつ。公開時には日本におらず、見る手段がなくて涙をのんだけれど、やっぱり映画館で観たかったな、、

ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

4.0

大絶賛されているのは小耳に挟みつつ、「僕はMARVELに魂を売ったんだよ..」と観ないでいた本作。(まあラストゲーム、ノー・ウェイ・ホーム以降ほとんど付いて行けてないけど。)
結果、こりゃマルチバース
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

3.9

カースポーツ系は、カーズからフォードVSフェラーリまで漏れ無く好みなのだけど、これだけは何故かそそられず避けてきた。とりあえず劇場で観なかったことに後悔。レースシーンはしっかりハイクオリティだし、スト>>続きを読む

カラーパープル(2023年製作の映画)

3.4

うーん、ちょっと新鮮味に欠けるというか作り物感が強いというか、入り込めなかった。たぶん昨今の大作ミュージカル映画がどれも出来が良すぎて、相対的に古臭く感じてしまったのもあるかもしれない。

落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.9

パルムドッグ!!スヌープ君が最高だった。わかりやす過ぎるくらいストレートに、観客へ解釈を丸投げする作品、自分は好きです。ほぼ東野◯吾みたいな話だけど、ザンドラ役のザンドラヒュラーとスヌープ君が力技でこ>>続きを読む

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.4

どうしてもミッドサマーのイメージが強く、で、ミッドサマーって意味不明から始まってだんだんと意味不明なりに作品について行けるようになり、やって入り込めたところで大団円、っていう好印象(狙ってやってるとい>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.3

1人の役者が生身で(特殊メイクやデジタル加工なし)で、幼児から成人までを演じきるってこの作品のこの役以外にあり得るのかな?まずそこが新鮮。それを完璧に(いや時に猟奇的に)演じたエマストーンはもう凄すぎ>>続きを読む

終わらない週末(2023年製作の映画)

3.5

テスラ車が世界一登場する映画(たぶん)。しかもまさかの使われ方で。※個人的に1番好きなシーン。
社会風刺とエンタメをテーマに、真面目な顔して心の中はふざけ倒して撮ったったって感じ。「Don't loo
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ゴーストワールド(2001年製作の映画)

3.8

誇張しすぎた"ちょっと痛いやつ"。めっちゃ痛いやつとはニュアンスが違ってて、あくまでちょっと痛い。コンビニにいるヌンチャク男は近年稀に見るお気に入りキャラクターにノミネート。

Renaissance: A Film by Beyoncé(2023年製作の映画)

4.5

所謂映画というより、LIVE映像の編集+ドキュメンタリーなので、同じ指標では考えられないけれど、これも1つエンターテイメント。そして最高。こんな力を与えてくれる3時間ってそうそう無い。生で見たらもう…>>続きを読む

みなに幸あれ(2023年製作の映画)

3.2

日本版A24?日本版アリ・アスター?日本版ミッドサマー?
事前情報はこれだけ。結果…
言わんとしてることはすごくわかる。不気味と不快の連続でうんざりしてもう画面に集中できなくなる直前に、逆に楽しくなっ
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市子(2023年製作の映画)

3.7

杉咲花がやばい。

え?他に言うことがないかって?

こんなの見せられたら、今後は彼女が主演ってだけで観ないわけにはいかなくなるよ。ってくらい杉咲花がやばい。

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.0

自分には絶対に無理とはわかっているけれど、こんな風に生きていけたら…と思わずにはいられませんでした。
どんな20〜40代を送ったのだろう。取捨選択の連続からあのルーティンが残ったのかな。ずっとトイレ掃
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

4.2

始まって5分で映画館で観なかったことを後悔し(多分最速記録)、途中でやめることもできたはずなのに、雑魚スクリーン&音響で最後まで観る選択肢をした自分に憤りすら感じた、黒と音を味わう(=映画館で観るべき>>続きを読む

ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

3.4

舞台もシャラメもチョコも演出も展開も、その全てが綺麗で眼福。眼福が極まって睡魔との戦い。気がついたら終わってた。笑

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.0

インディアン連続怪死事件とFBI誕生を描いたノンフィクション小説を原作にスコセッシが3時間半の映画を撮ったということで、少々身構えつつも楽しみにしていた作品。
もはや十八番のクズで間抜けででも憎めない
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愛にイナズマ(2023年製作の映画)

4.5

まず感じたのが何か特殊な作品。ドキュメンタリーのような、喜劇のような。ラベリングが難しい(そもそもしなくて良いのだけど)
登場人物は、ダサいのに格好良いし、「こんな奴いるか!」とも思えるし、「周りにも
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(2023年製作の映画)

3.6

まだ記憶に新しい、重度障害者施設で職員によって起こされた殺傷事件を題材にした作品。映画館に足を運ぶまで気が重かったのを覚えている。
要所要所にホラーテイストが足されているのか、作り物感や誇張感があった
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福田村事件(2023年製作の映画)

4.2

多分、人生で初めて頭を抱えないと観ていられなかった映画。(今後もそうそう無いと思う)
ただ悲惨さを描くものやグロいものは数多あるが、頭を抱えたくなる感覚に陥ったことは一度としてなく、それはきっとこの『
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コカイン・ベア(2023年製作の映画)

3.8

B級映画向きすぎるあらすじで、半分実話ってことが信じられないシュール&グロ有ホラー&コメディ。でも怖いより面白いが勝るから安心して。
最近の止まることを知らない長尺化傾向で、映画館へ行くことが一大イベ
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ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!(2023年製作の映画)

4.0

アメコミ少しでも見ている人なら誰でも書けそうなシンプルかつ捻りのない展開。ヒーロー物の良い所取りならぬ、分かり易い所取り。ただアニメーションがバグっている(良い意味で)。1×100の映画作り。
むしろ
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.3

非常にわかりにくかった、と言うのは紛れもない。
でも、五感の全てをスクリーンに向けながら、頭のどこかで常に考察を繰り返し、また別の部分では難しいことを考えずただ目の前の世界観を楽しむ。子どもの頃初めて
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.7

もはや内容求めてないっす、ウェスアンダーソン。Don't think, just watch and sometimes sleep.
リアルタイムで観れているグランド・ブダペスト・ホテル、フレンチ・
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ハート・オブ・マン(2019年製作の映画)

3.2

めっちゃ面白そうな設定とあらすじ。だけど、結果は期待を超えず。ハートオブウーマンって元ネタがあるんだね。

バンバン!(2014年製作の映画)

3.6

主役のバッキバキ度、キメ台詞の頻度、キメ顔の様になってる感、この辺りはハリウッドやアメコミを凌駕。疲れた時に観てほしいやつ。

ハート・オブ・ストーン(2023年製作の映画)

3.8

カヤ役は『RRR』で圧倒的ヒロインだった女優さん。インド映画ではちょっと浮世離れしたプログレな印象だったけど、本作では如何にもインド!と見えるから不思議。(演出もあるだろうが)
グレイマンと言い、ネト
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スピード&ラブ(2022年製作の映画)

4.1

これ、めちゃくちゃ面白いです。スポーツスタッキングという、まず映画向きとは言えない競技を題材に、これ以上は想像できない映画に成っている。派手さはないけれど、何故か盛り上がる&メジャーな映画のパロディ盛>>続きを読む

M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.9

ホラーってよりもSFだねこれ。怖いシーンは殆ど無く、整ったストーリーとm3ganの人間離れしたキモい(褒めてます)動きを楽しむ映画。

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

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訳わからんぞ、これ!と焦りを感じつつ(途中から面白くなってきた)、鑑賞した不思議な映画体験。後から調べたらアイルランド内戦のオマージュ?だそう。歴史勉強せねば…

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

3.8

突如プライベートビデオが始まり、ほとんど説明もないまま進んでいく。色んなシーンが散りばめられているが、それらにどういう意味があるのか明確な解もない。
それでも懐かしく切ない気持ちになるのは、まるで自ら
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