次いつ優勝できるか分からないので観に行った。本当に苦しいシーズンだったことを思い出しつつ、それを乗り越えて優勝できた感動にやっと浸れる…となったところで、CSのパートが長めに入ってくるので、結論「CS>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ファーストガンダム未見のため、シャアがガンダムに乗ったifストーリーであることは理解&興奮しつつも、前半パートではそれ以上の感動は得づらかった。…が、家に帰ってファーストガンダムを見てぶったまげた。>>続きを読む
自分、そういえば10代のころにレンタルビデオ屋でアルバイトしてたな…と、消えかけていた記憶が蘇った。昔は映画が特に好きではなく、自分が根っからの映画好きだったら違う青春があったのかもしれないな…と、別>>続きを読む
去年ちょうど長崎に旅行に行ったので、長崎パートは妙に親近感があった。五島列島、いつか行ってみたい。松重豊がデカいスクリーンでいつもおいしそうに食べるもんだから、自分もラーメンが食べたくなり帰り道で孤独>>続きを読む
お互いもう後には戻れない日々の中、たまに後ろを振り向くこともあるかもしれないけれども、それぞれの新しい日常をささやかに祝福し合うかのような…。アニメだからこそ、そんな引き裂かれそうな複雑な感情を見事に>>続きを読む
内容はめちゃくちゃアレなのに、エンドクレジット(長い)を見てたら撮影やポストプロダクションがけっこう大掛かりだったもんで、なんだかイライラしてしまった…。脚本も音楽も大味すぎだし、ラストもあんな終わり>>続きを読む
テクノ音楽に夢中になりながら、しかしうっすらと統制や差別が蔓延る社会を生きる高校生たちが主人公というだけで、ものすごく新鮮。ゆっくり死んでいく世界における青春。最後の別れのシーンをはじめ、映像的にも音>>続きを読む
裁判所が爆破されたとき、あっ、そうなの…と途方もない残念感に包まれた。それやっちゃったら元も子もないじゃん、というのが他にもあったが、あえて期待を裏切ることでジョーカーの幻想を解こうとするのが監督の狙>>続きを読む
45分というコンパクトに削ぎ落とされた『Chime』を前日に観ていたこともあり、こちらは後半が少し間伸びしたように感じてしまった。でも、私刑によって裁かれる転売屋というのはとても現代的だし、なんかスカ>>続きを読む
これは一種のマニック・ピクシー・ドリーム・ガールではないか?と、都合の良さを感じずにはいられない。が、凪の立ち振る舞いにどうしたって惹かれてしまう。物語が夫軸から妻軸に、そして最後にもう一人の女性に入>>続きを読む
家族で食卓を囲んでいるときに、大量の缶ゴミをガラガラと騒音を立てながら捨てる主人公の妻。しかもビールやチューハイの缶だらけ…。たったこれだけで、家族の不穏な関係性がしっかり読み取れるようになっているの>>続きを読む
キツい。今までの映画体験の中で一番キツかった。帰り道でいつものように音楽を聴く気にすらなれない。そんなときに、電車で横に座っていた小学生たちが「第三次世界大戦が始まるんだよ」と嬉々として話していたもん>>続きを読む
この映画の面白さを一番実感するのは鑑賞直後じゃなくて、数日たってからどんな話だったっけと思い出す瞬間なんじゃないかと思った。ただでさえ訳わからん3つの各章の登場人物たちが頭の中で入り混じり、謎世界が強>>続きを読む
グレン・パウエルが尋問しに行くシークエンス、リチャード・リンクレイターの映画を観てる!という喜びに包まれる。生徒がぼそっと言ってたけど、グレン・パウエルがどんどんセクシーに見えてくるのが笑える。サクッ>>続きを読む
『ぼくのお日さま』同様、何一つとしてはっきりと描かれていないことによる気持ち良さみたいなのがある。「ナミビアの砂漠」という主題にしてもどこかで説明があるのかと思ったら、ない!…のに、意図は十二分に伝わ>>続きを読む
登場人物たちの出自や背景、さらに時代設定にしても、何一つとしてはっきりと明かされない。それなのに、湖のリンクでの3人の時間は本当に親密でずっと眺めていたいと思った。タクヤがアイススケートを通して自己を>>続きを読む
国として闇に葬り去りたいであろう過去の大きな歪みや誤ちに対し、ここまで正面から向き合えるのがすごいと思った。必要以上に美化することなく、バッドエンドだし。胸糞わるい現実から目を逸らそうとしない。韓国の>>続きを読む
観る者ほぼ全員、直接的あるいは間接的な当事者として巻き込む問題提起の巧みさ(資本主義への反抗)、スケール感、それを誰でも理解できる且つスリリングに2時間でまとめてしまう野木亜紀子の手腕!アンナチュラル>>続きを読む
エンドクレジットが始まったときに、あれっ、いつものアレじゃない…(ショボン…)となっていたら、サプライズのアレがきて心の中でガッツポーズ😭 文化祭の演奏で絶対泣くと思っていたが、すでに繰り返し見すぎた>>続きを読む
20世紀FOX作品に精通していたら、さらに何倍も楽しめていたんだろうな…とは思うが、それでも気が利いたネタが多くて面白い!特にドライブ中にかかる音楽は笑った。今回何でウルヴァリンかと思ったが、デッドプ>>続きを読む
デク、ここ数年で本当に強くなったなあ…と実感する劇場版。ヒロアカは原作も全巻持ってるし大好きな作品だけど、破壊の描写でけっこう辛くなることが多く、この劇場版はそのスケールも増しウッとなった。強烈な悪意>>続きを読む
視座をどこに置くか、誰に寄り添うかで物事の見え方が変わる…という当たり前のことを、ものすごく真正面から捉えている。NiEWでの柴崎祐二さんによる、あえて奇妙な使い方をした音楽や『認識論的相対主義』に着>>続きを読む
かなり人間臭いドラマと、その結晶にも見えるレーシングカー、市街地レースにおける爽やかなイタリアの風景、そして事故…。と、ずいぶん散漫な作品だなと鑑賞後に思ったが、the sign podcastで引き>>続きを読む
佐藤二郎のその辺にいそうな面倒臭いおじさんぶりをはじめ、主要3キャストの庶民感がすごかった。特に河合優実の絶望した表情は見ているのがキツくなるほど。河合優実はいつか朝ドラ主演する日がやってくるのではな>>続きを読む
脚本や演出が全部キレキレな上、映像的な快楽がすごい!ラリー中、カメラに目がけてボールが飛んでくる度に脳汁がドバドバ出るのを感じた。ラスト10分くらいは本当にどうなるの!?と興奮させられっぱなしで、最後>>続きを読む
すごい!作画や脚本はじめ、原作にあまりにも忠実!…でありながら、京本にサインを求められた帰り道の藤野のスキップ姿(原作で多くの人がやられた名場面)はアニメならではの高揚感があり思わず泣いた。『さよなら>>続きを読む
自分にとって原作は直近10年で一番敬愛するレベルの作品なので、映画としてはもうフェアに観られない。…ことを前提に、
・原作のあの丁寧な対話の積み重ねを2時間くらいに収めようとするのはやっぱり無理があ>>続きを読む
でかいスクリーンで観るのがこんなに良いとは〜!以前Netflixで観てから随分たっていたので、演奏シーンやぼっちの自虐的なあれこれが新鮮に感じ&いちいち良くて感激。要所のデフォルメされた絵柄がすごい好>>続きを読む
家族の風景の背後から聴こえる、焼却炉の稼働音や銃声、叫び声といった不穏なアンビエンスが通奏低音としてあり、極め付けにミカ・レヴィの強烈な劇伴…と、正気ではいられない。同時に、パレスチナでジェノサイドが>>続きを読む
アニャ・テイラー=ジョイが本当にかっこいいし(女性・少女への振る舞いは気分が悪くなる描写が多いが)痛快!『マッドマックス』を観ることでしか得られないダイナミズムがあると思うので、できれば5年に1回くら>>続きを読む
前章でも若林や世田谷代田付近の環七の風景が出てきて親近感があったけど、後章では三茶・三宿が出てきて、もはや自分の家の近所の話だった。あまりにも正確に風景を描くもんだから、そっちに気を取られて、物語はあ>>続きを読む
ポール・メスカルが出てるからか、親子の話だからか、往年の楽曲がそうさせるのか、鑑賞中も後も『アフターサン』を観たときに感じた心のざわめきがあった。幽玄とした画作りも、そう感じさせているのかもしれない。
小品の姿をした、とんでもない作品だった。巧の行動原理やその土地を取り巻く人々の思惑が徐々に分かり始めてきた、と思ったら、最後に突き放されて茫然としてしまった。悪は存在しない…のではなく、誰しもが無意識>>続きを読む
息つく暇もなく複数の時間軸が入り乱れ、会話に次ぐ会話が繰り広げられる(雄弁な間から読み取る、みたいな時間が全然ない!)もんだから、かなり難解に感じた。でも、それが成り立つ脚本や編集ってなかなかできるも>>続きを読む
アニメで今振り返る、浅野いにおの功績。と副題を入れたくなるくらい、連載開始時、すごい漫画が始まったぞと興奮したのを思い出した。当時の東日本大震災の影響が、コロナ以降の今に当てはまる部分が多くある。あの>>続きを読む
二次加害の観点で擁護派の声は除かれているとはいえ、オタクたち一人ひとりの揺れ動く気持ちは様々であることが伝わってくる。ドキュメンタリーとして貴重だと思う一方で、もっと自己批判的な内容を期待していたのも>>続きを読む