このレビューはネタバレを含みます
ヤコブさんとレイラさんが親密になったあとの2人の関係性って、けっこー映画的においしい部分だと思う。
この作品ではギリギリまで2人の間にうっすらした壁があって、それが破られるのがほんとに一瞬。
身の上話>>続きを読む
ワイスピの新作が待ちきれず観賞される方も多いと思いますが、主要人物全員がフサフサなので注意が必要です。
物語の9割をしめるサバイバルコメディから一転の顛末の切なさたまらないけど、何よりも印象的なのはラストの海辺。
第三者の前で彼が動いてしまったら物語のリアリティが破綻してしまうとは分っていながらも、お願>>続きを読む
劇中に流れ続ける様々なアレンジのThis must be the placeが心地良く、ご本人登場とゆうことでたまらん。
父親の仇を探す旅とは、言い換えれば自分のルーツを探すことで、自分と向き合い続け>>続きを読む
スナッチ以降は滑りがちガイリッチーなイメージの汚名返上。
ラッセルクロウの作品って単品だとあんまり肌に合わないけど、誰かと抱き合わせにすると途端に面白くなるの何で?
新感染とデトロイトロックシティのジャケットは似ている。
ゾンビ発、人間ドラマ経由クソジジイ行き。
感情の起伏をほぼほぼクソジジイに持ってかれた。
直線の動きしかないのに、ほんとに盛り上がるのかな?なん>>続きを読む
男性を魅せる事なら誰にも負けないヴィスコンティ。セットの為の役者なのか、役者のためのセットなのか、美術と衣装と役者が全て調和されている。今回も見事に惚れました。参りました。
眠って、起きて、ああ、まだやってるな〜と安心しながらまた眠りに落ちる。これまた映画館の椅子が温かくて…。
不愉快だけど、誰しもが一度くらいは親の死を願ったことがあるはず。頭の中では限りない世界が広がり、心はあまりにも狭い世界に囚われている。
二人で作った空想の世界はよほど大きくて、飲み込まれてしまう。
“普通の親子”に縛られたくない。自分の子どもの友人であろうと、自分の生徒であろうと、異性は異性。
しがらみや“普通”に縛られたくない気持ちは良く分かる。
けどきっと許せない人の方が多いのだろうなあ。
色んな要素がアリスを犯人と指し示す中、果たして本当に犯人なのか否か、のミステリーで惹きつける。
それはさておいても、アリスの持つ性悪さには若干引く。犯人であってもなくても誰かこの子をどうにかしてほしい>>続きを読む
青年と社員との間の窓ガラスや少女と母の間のブラインド。人と人との間にあるうっすらとした何か。見えるのに隔てられている感覚。都会という大海の中でたった1人で舟に乗っている感覚。ああ、すっごい分る。他者あ>>続きを読む
どういう意図を持ってカットとカット、シーンとシーンを繋いでいるのか理解できず……。それでも飽きないのは画の独自性。長玉が心地好い。洪七のアクションシーンは十指に入る見応えと格好良さ。
SFネタほぼ全ての原点。現代人には慣れてしまったSFの恐怖は、昔の人々の方が新鮮に鮮明に摯実に感じたんだなあきっと。だからこそ凝縮されている。活弁でも見たと思う。良かったわあ。