じょせふさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

Mommy/マミー(2014年製作の映画)

4.4

縦横比おかしくね?俺設定ミスった??って思いながら始まったこの映画、知ってはいたがOasisのWonderwallで完全に流れが変わる、この歌と映像がお互いを最大限引き出し合っていた、このクリップだけ>>続きを読む

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.9

終わってキャストを見るとジョセフ・ゴードン・レヴィットと書いてあり??となっていたら相変わらずカメオ出演、スターウォーズの監督関連なのかな、この人カメオ出演しすぎ笑。
キャラ立ちとかトリックとか原作ア
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ウォールフラワー(2012年製作の映画)

4.4

単なる陰キャラなろう系だと思ってたけどめちゃくちゃオモロイ笑
そして選曲が死ぬほどいい、ボウイ然りDon't dream its over然り最高。ただボウイのヒーローをトンネルの歌とか言ってるのは流
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明日に向って撃て!(1969年製作の映画)

4.2

渋い、熱い。
凸凹コンビっぽいけど頭脳派と腕一本、お互いに補い合いなんだかんだ信頼しあっている描写が多く痺れた。
そして邦題が原題超えて来てるの凄い。ぶっ壊し邦題が蔓延する中、内容もミスリードさせない
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第七の封印(1956年製作の映画)

3.7

あー、これ多分聖書とか読んどかないと分かんないやつだ、登場人物が何を表すのかとかかなり大事な気がする。
神とは?、悪魔とは?、天使とは?、人とは?、死とは?、って一見答えのない問いだけど、皆貴方と隣に
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ビフォア・ミッドナイト(2013年製作の映画)

4.5

最後まで最高でした。やはりこの二人でないと絵が持たない、歳を重ねて皺が増えても彼らの魅力は衰えを知らない。
彼らを繋ぎとめていたのは最後まで底しれないユーモア、知性と純真な愛。
何度喧嘩をしても、どん
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オクトパスの神秘: 海の賢者は語る(2020年製作の映画)

4.0

オスカーを受賞していたので鑑賞。
自分は無類の蛸好きで、蛸に関する知識はめちゃくちゃにあったので見ていなかったが、そう言った類のドキュメンタリーではなくまさかの蛸と人との友情物語。そしてこれ、かなり熱
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女神の見えざる手(2016年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

偽証罪のドキュメントを意図的に作った理由が全く理解できない。別に無かったら無かったで収監されないし悪いことなくない?なんならロビイストの活動とは別件だし。
相手にカードを切らせてから切り札を出すみたい
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キートンの大列車追跡/キートン将軍/キートンの大列車強盗(1926年製作の映画)

3.8

百年くらい前の映画。音はBGMのみ、流石に時代を感じた。
チャップリン作品もそうだけど、この時代はこういったハチャメチャコメディが流行ってたんだろうな。正直好きではないけどトムとジェリーみたいな面白さ
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ミナリ(2020年製作の映画)

3.9

A24スタジオ、作風が一貫してて好きだな。
感じとしてはケン・ローチとか是枝裕和監督作品みたいな流れだった。そんなに世の中甘くない、そんなに物事上手くは行かない、、でもそんな中で人生は続いていく、みた
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アルゴ(2012年製作の映画)

4.1

"真実は小説よりも奇なり"を体現するような驚きの救出劇。
多分だけど主演、監督のベン・アフレックはこの映画においてリアルを徹底的に追求している。音、画、キャラクター、、忠実度が高すぎるベン・アフレック
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ヒース・レジャーの恋のからさわぎ(1999年製作の映画)

3.8

スウィート。
当時2枚目ど真ん中のヒース・レジャー、ここからアイドル路線を一切やめてブロークバック、ダークナイトに出るのを知っているからグッとくるものがあった。
18歳のジョセフ青年も良かった。ここか
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ダイヤルMを廻せ!(1954年製作の映画)

4.0

最初に犯行のネタバラシすんの刑事モノとしてどうなの?って思ったけどそこからはいい意味で期待を裏切ってくる。
探偵ものとしてはとんでもないレベル、昔補正があっても十分素晴らしい。







以下ネタ
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サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

4.1

2021年のオスカーの音響賞は間違いなくこれで決まりだろうな、、できれば音の良い映画館で観たかった。
この作品の面白いところは場面場面に対して3種類の聞こえ方があり、音が聞こえた時と比べて主人公の周り
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オールド・ボーイ(2003年製作の映画)

4.5

凄すぎて鳥肌たった、セブンとかゴーンガールとかそのレベルでゾワッとくる。
復讐劇として世界的に有名すぎるこの映画、なる程、ベクトルの向きが違ったのか...
パラサイトもそうだけどクラシック音楽に強烈な
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ラースと、その彼女(2007年製作の映画)

4.2

AIと結婚した卒業生がいると言われている大学に所属するものとして少しヒヤヒヤ、ややほっこりした。
ラースは最初から最後まで産まれてくる赤ちゃんとカリンのことが不安で、その為のスケープ・ゴートであるビア
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ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)

3.3

この時代からは"白黒も"使えるようになって作品の可能性が大きくなった気がする。
最後まで天使の存在意義が分からなかったけど語り部として必要なのかな。

お熱いのがお好き(1959年製作の映画)

4.0

マリリン・モンロー色気がレベチ、伝説のセックスシンボル。
「完璧な人なんていないさ」って言う完全ギャグのオチがばっしり決まるシーン、なんか響いた。どこか小馬鹿にしてたりイジってたりしたらそいつのスケー
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レイジング・ブル(1980年製作の映画)

3.6

DV癖×浮気性×束縛型の奴に感情移入は流石に不可能!笑、ジェイク、お前が悪い!!
って思ったけど実話となると話は別。
ボクサーって村田、井上みたいな知的なアスリートとメイみたいな結構派手な人が多くて、
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仮面/ペルソナ(1967年製作の映画)

3.8

なんとなくしか分からなかった。
女優というペルソナを被っていたと思ったら実はずっと幸せっていうペルソナを被っていることに気付かされ、それで言葉を失ってしまった...そんなところなのかな。
本当の自分っ
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メアリー&マックス(2009年製作の映画)

4.6

ストップモーションアニメにここまで破壊力があるとは...久しぶりに映画を見て泣いた。精神病やコンプレックス、、ありえない程重いテーマと鬱をミックスさせてそれを可愛らしいクレイ人形が軽やかに表現する。>>続きを読む

アパートの鍵貸します(1960年製作の映画)

4.3

今まで何故か見てこなかった古典映画。
序盤から結構ドタバタしてて痛快に終わる予想をしてたけど、ラストは見事な伏線回収、しっとりとしたメッセージとスッキリ終わった印象。
好きな女性と上司を守る為に時たま
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ビッグ・リボウスキ(1998年製作の映画)

3.0

超微妙笑。
コメディにしては対して面白くないし、社会派にしては皮肉が弱すぎる。めちゃくちゃにすれば良いってもんじゃなく、タイプ全然違うけどレクイエム・フォー・ドリームみたいな映画への引き込み方が大事な
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バリー・リンドン(1975年製作の映画)

4.0

18世紀イギリス、レドモンド・バリーの栄枯盛衰を描いた話。いい意味でキューブリック作品臭は控えめ。アマデウスっぽい世界観でめちゃくちゃお金かかってそう。
この手の話は基本的に前半高貴、後半クズだったり
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エレファント・マン(1980年製作の映画)

3.8

途中でフレディーが言ってた「ジョンを見世物にしてる時点でバイツも俺も変わらないのではないか」みたいなセリフがめちゃくちゃ響いた。
よく物事に対して偽善だなんだって話が出るけどそれは結局ここに帰結するん
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用心棒(1961年製作の映画)

4.3

これは本当に勉強になる。ウルフ・オブ・ウォールストリート臭する自己啓発映画。
まずは相手を見極めリスクの低いところで自分の力量を示す。その後自分を必要な存在として認識させ競合他社である2つの勢力に自分
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パリ、テキサス(1984年製作の映画)

4.3

家族の再生、崩壊の描き方が独特で面白かった。ハンター君にとっての父親、母親は結局どうなったのか、この答えはある程度視聴者に委ねられる部分だと思う。
ゆったりとした前半と迫真の長回しで作風がガラッと変わ
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ビフォア・サンセット(2004年製作の映画)

4.7

本当に最高、人生最高のうっとり80分。
前作と同様、会話と役者の華とお洒落な街並みで作品が出来上がっているというフォーマットは誰にも真似できない神の領域。
若気の至りだったね、二人共大人になったね、で
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ゼア・ウィル・ビー・ブラッド(2007年製作の映画)

4.4

主演男優の傑出したパフォーマンス。この作品の評価は主演の演技力に完全依存している。
絶対に負けない、信念は曲げない、そしていかなる手段を用いても媚びない、その先に辿り着いたのが人間不信って言うのがこの
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25時(2002年製作の映画)

3.7

やはりエドワード・ノートンのポテンシャルはえぐい。鏡の"f*** you"のシーンとか鳥肌たつ。

裏切りのサーカス(2011年製作の映画)

3.5

シャレにならないほど難解。固有名詞と暗号の猛ラッシュで無事死亡。
カーラはゲイリー・オールドマンだと思って見てたけど全然違うし...
ただキャストは本当に凄い。ベネディクト・カンバーバッチとトム・ハー
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異端の鳥(2019年製作の映画)

3.8

強烈、人間の悪いところフルフルで詰まってる。七つの大罪っぽさを要所要所で感じる激重ストーリー。痛めつけ方、クズさがバラエティー豊かでこちらに慣れを与えてくれない。
ジャケットになってるシーン(人が埋ま
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.0

おそらく映画史において後世に語り継がれるレベルで豊作だった2019年(ジョーカー、パラサイト、ワンハリ、1917、燃える女の肖像、ジョジョラビット、、etc)、マリッジストーリーとか今作はこの年じゃな>>続きを読む

遊星からの物体X(1982年製作の映画)

4.0

わっと驚かせてくるシーンはないけど全体的におどろおどろしい人間不信ホラー。
漫画寄生獣みたいな敵で、やっぱり擬態はかなり強い。機転を利かせた登場人物達の判断の良さが伺える。
好機を伺いホストである人の
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