さかなさんの映画レビュー・感想・評価

さかな

さかな

映画(38)
ドラマ(0)
アニメ(0)
  • 38Marks
  • 9Clips
  • 0Fans
  • 0Followers
  • 0Followings
  • List view
  • Grid view

ピンク・クラウド(2021年製作の映画)

4.0

これやばい。コロナの前に撮影終わってた話題の映画ということで、ミーハーっぷりを発揮して見に行ってしまったが、よくぞ、この設定がまだずいぶん奇妙キテレツだった時期に、現在に重なる行き着く先の世界の様相を>>続きを読む

ドリーム・ホース(2020年製作の映画)

4.1

ポスターどおりの印象。
映画館で楽しく見ることが出来るからオススメ。野良馬みたいな馬もごろごろでてきて、ウェールズの素朴さ、過疎っぽさに驚いたけど、そこにいる人が、何もないから動いたことがすごい。何も
>>続きを読む

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.2

長い。長すぎてさすがに映画館には行けず、さりとて家で見ると集中できない、見るきっかけがないと思ってたら、ちょうど季節の変わり目でなんもやる気しない日にアマプラで鑑賞。
序盤は春樹感が濃すぎて濃すぎてち
>>続きを読む

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.6

トンデモJAPANに寛容な方のわたしですが、
これはさすがに心が痛いよ。
そんでも映画としては、正しい真田広之の使い方と、ブラピがなりたがってそうな自己像がきっちり描けてるのと、ちゃんと「金かけたバカ
>>続きを読む

犬も食わねどチャーリーは笑う(2022年製作の映画)

3.6

話はちょっと距離とりたくなるほど痛くて、身近で、身につまされるから、宣伝ほどハートウォーミング感はないので既婚者ちょっと覚悟した方がいいヤツだった。笑えんのかなこれ、っていう近さ。あんまり近いと痛いか>>続きを読む

サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)

4.0

夏の日。少年が少年でいられることは特別なことだね。

それを見守る大人のさまざまも見応えあり。

毎年夏に思い出すことになりそうな映画でした。
わたしにも、忘れられない夏があるよ、と思い出しちゃうね。
>>続きを読む

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

4.0

映画ってこうだった。小説でもドラマでも演劇でもなく、映画しかできないことを再確認させてくれた映画。
逃げること、立ち向かうこと、受け入れること。それぞれが対立する概念ではもはやなく、混ざり合いハーモニ
>>続きを読む

ダウンヒル(2020年製作の映画)

2.3

このレビューはネタバレを含みます

フレンチアルプスで起きたことが大好きなので、期待して観てみたが、けっこう完コピしてるところとアレンジしてるところがバランス悪くて参った。
でも、さあ雪崩くるぞー!とか場面をわかっているから結構笑えた。
>>続きを読む

どん底作家の人生に幸あれ!(2019年製作の映画)

3.5

楽しい映画。たぶんイギリスでは家族そろってクリスマスに見られたのではないかな。
イギリスの演劇人への信頼と原作への愛と、今の世相も入れてとても楽しくなってている。
ドクターフーのドクター役の役者が出て
>>続きを読む

影裏(2020年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

うーん。これ、ほんとに去年のかな?7年前ぐらいな感じがした。センスが。
役者は良い。自然が良い。ただ、長い長い。せめて1時間40分ぐらいでお願いしたかった。
wowwowで見たけど、はじめは綾野剛のプ
>>続きを読む

ヒットマン エージェント:ジュン(2020年製作の映画)

3.7

これ、軽いノリでかなり楽しめる。
映画館が笑いで満ちてた。
健康的な作品。

2人のローマ教皇(2019年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

期待してなかったからか、良すぎて満点。
ドイツ対アルゼンチンの決勝をこんな気持ちで振り返ることになるとは。
上手い役者2人そろえて、贅沢すぎる。
知らなかったアルゼンチンの歴史や、バチカンの中も知るこ
>>続きを読む

KCIA 南山の部長たち(2018年製作の映画)

3.4

イビョンホンに惹かれて、鑑賞。
あまり韓国に詳しくないので、よくわからないところもあったが、ソンガンホのタクシー運転手ともクロスするシーンがあり、とても考えさせられた。
暴力の虚しさ、革命の浅はかさ、
>>続きを読む

スタートアップ!(2019年製作の映画)

3.7

マンガみたいな秀作で邦画でもよくありそうなコメディ。なのか、社会派なのか、サスペンスなのか。気軽に見れるタイプなのに、気軽なものが残らない。ジャンル分けに意味はないね、だって現実がそうじゃない?という>>続きを読む

私をくいとめて(2020年製作の映画)

3.9

いやー、笑った笑った。感情のジェットコースターが爽快。のんと橋本愛のあまちゃんコンビがとても良い。先輩の変な恋も良い。でもちゃんとしてるのよね。がつんと描くとこ描かれてるし、泣けるんだよね。
泣くとこ
>>続きを読む

ばるぼら(2019年製作の映画)

4.0

えろいよー。期待を裏切らない。そしてオサムテヅカですよ。稲垣吾郎ですよ。二階堂ふみですよ。マコトテヅカで、クリストファードイルですよ。こうやって言葉並べてシャッフルしてポンと箱を開けたら最高のブツが出>>続きを読む

アイ・キャン・オンリー・イマジン 明日へつなぐ歌(2018年製作の映画)

3.7

良い曲。良い曲がどうして生まれたかがストレートに描かれている。照れがない。だから泣けた。ぐっと来た。が、あまりの照れのなさに感想が書けない。
親子の和解、人間と神の和解が重なっている。しかし、良いもの
>>続きを読む

靴ひも(2018年製作の映画)

4.5

イスラエルの話なので、ちょっととっつきにくいところはあるけれども、この親子が現実に知り合いのようになってくるぐらい、ものすごい親密さで迫ってきた。理屈では決してたどり着けない人生の美しさが胸にひびく。>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.9

やばい。パルムドールとオスカーとるの納得。映画としての完成度が高すぎる。なんといえばいいのか。いい役者そろって予算があるだけで勝てるわけない。ポンジュノとソンガンホだから取れたということでもないだろう>>続きを読む

カセットテープ・ダイアリーズ(2019年製作の映画)

4.5

邦題がとても素晴らしいけれど、原題も頭に入れて観るとさらに良いです。観た後はスプリングスティーンを何度も聴いた。
見所いっぱいだけど、決して雑ではない。細やかだけど、優しい話でもない。だって実話が元だ
>>続きを読む

マシュー・ボーン IN CINEMA/ロミオとジュリエット(2019年製作の映画)

4.4

マシューボーンの白鳥の湖が好きで、これは絶対見る!と期待して鑑賞。
とにかく全員のレベルが高くて、ロミジュリの斬新アレンジの感想の前に、あの足首!あの柔らかさ!リズム!表情!とかダンスそのものに釘付け
>>続きを読む

今宵、212号室で(2019年製作の映画)

3.6

脱ぎすぎで驚く。けっこう笑える。なのにえぐってくる。いい大人が何やってんだよ〜と思ってるうちに、いい大人だからこんなことになっちゃってるのか。君たち結構しんどいな、がんばれよ、となった。
舐めてかかる
>>続きを読む

8日で死んだ怪獣の12日の物語(2020年製作の映画)

3.0

見るタイミング間違えたかと思いました。
今、10月。コロナ自粛をあたたかく描くような時期はとうに過ぎて、信じられないさまざまな人や物が失われていってまだ終息の見込みもない。見た直後はとても悲しくさみし
>>続きを読む

レディ・バード(2017年製作の映画)

4.0

好き。何が好きって言えないんだけど、好き。真実をてらいなく描いてる感じがして。特に主演女優さんの映画に出るために生まれてきたのかな、というスクリーンになじむ佇まいとそれに負けない母親役の方の醸し出す複>>続きを読む

mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

4.0

まったく期待せずに、たまたま時間があったので見た映画でしたが、ものすごーく良かった。息もつかせぬ展開とかまったく無いんだけど、90年代を過ぎた人はみんなみてほしい。まさにタイトル通り。主役は90年代そ>>続きを読む

ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還(2003年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

完結した。このシリーズは学ぶことが多すぎる。そしてフロドは傷つきまくったせいで元の世界に戻れなかった。
そして冒険してきた人達が守りとおした平和の世界の住人はその事実を知ることがないリアリズム。
最後
>>続きを読む

ロミオ&ジュリエット(1996年製作の映画)

4.5

音楽衣装良い。ロミジュリはあまりにも知られすぎているクラシック。クラシックの分野は、みんな知っているものをどんな演出になるかを観るものだけど、これはその点でいえば正当なクラシック。
設定もほぼ変えずに
>>続きを読む

フル・モンティ(1997年製作の映画)

4.0

だめオヤジ復活のダンスなんて最高に決まってるやつ。奥様がたにセクシーと言われて復活するのがとてもキュート。少女でもなく、不倫でもなく、ギャンブルでもなく、ダンスってところが品が良い。主演がどんな役をや>>続きを読む

Vフォー・ヴェンデッタ(2005年製作の映画)

3.9

好き。とにかく好き。これでガイフォークスデイを知った。

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.7

田舎の風景はどうしてこんなに心をえぐるのか。何もかもがむき出しで投げ出されているからか。役者がみな良い。一人一人に深く深く惹きつけられる。セリフにも真実が宿っている。ラストシーンは本当に秀逸。あれを美>>続きを読む

インビクタス/負けざる者たち(2009年製作の映画)

4.1

実話の凄み。たたかいではなく、共存を目指すことの下に隠された多くの葛藤を見ることができてよかった。
ワールドカップの前にこれを観ておいて本当によかった。

イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

3.4

たぶん、邦題とかコピーが合ってないのだと思うが、思ってたのと悪い意味で違っていた。作品としては秀作だと思うが。
カンバーバッチの迫力だけで物語が語られていく感じが、少し物足りなかった。カンバーバッチは
>>続きを読む

フレンチアルプスで起きたこと(2014年製作の映画)

4.2

これは、何というか、観るつもりがぜんぜんなかったのに時間がたまたまあって見たら大当たり引いちゃったやつです。
北欧の男女平等世界のその先の、過去と地続きの未来へ向かうスピードの極めて早い北欧でしか描き
>>続きを読む

リトル・ダンサー(2000年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

無骨な世界に生まれてきた白鳥の子が白鳥になるまで。イギリスの労働者階級や小さいバレエ教室で愛情があるんだかないんだかわけわかんない大人達に囲まれて、彼のバレエの才能が夢であったり傷になったり。オーディ>>続きを読む

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

5.0

満点!サウンドオブミュージックのようやミュージカル映画とヒッチコックで育ち、太陽を盗んだ男が忘れられない私がこいつは満点だーー!好きなものが山ほど入っててんこもりなのにそこはかとないサブカル感。どんぴ>>続きを読む

>|