父のことを尊敬しながら尊敬という名のもとで心の距離を遠ざけて来たが、ここ数年で自分が実は父と似ているのかもと思ったり、今同じ事を考えているんじゃないかと感じる瞬間が増えて来た。父親への眼差しと揺らぎ。>>続きを読む
指、撫でるなぞる。腕、交叉する。あなたは土と水で出来ている。染み込んだ雨を味わう。川にも雪にもなりあなたの一部にもなる。
「僕を病気にしたのはあなた方だ。社会のせい、いわゆる一般社会だ。僕は社会を許さない。そして僕が回復したのも社会のおかげだ。」「良好だ。」
老人、大地、故郷、濃霧、静謐という好きの詰め合わせ。老人が枯れ木のようになりその命の役目を終え荘厳な自然に還っていこうとする様にずっと惹かれている。