なんだそいつぶっ飛ばせさんの映画レビュー・感想・評価

なんだそいつぶっ飛ばせ

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ムーンライズ・キングダム(2012年製作の映画)

3.9

お馴染みのおとぎ話のような綺麗なセットに、不思議な世界観。こだわり抜いたカット割り。ウェス・アンダーソンを満喫するに十分な作品。

1960年が舞台ともあって、ウェス監督の美的感覚を存分に発揮できたの
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.3

内容はベタで、胸熱スポーツ映画なんだけど、事実として3回泣いたということを記録しておく。

映画で泣いたのは久しぶりだ。ジャズの演奏で3回も泣かされたのだ。胸がジーンとした。映画っていいなと思わされた
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ツーリスト(2010年製作の映画)

3.2

アンジーとジョニーデップが共演しているという豪華な作品。アクションあり、詩的な会話あり、ジョニデのかわいいシーンあり。

そこは満足なんだけど、ストーリーがなんだかなあと面白くないわけじゃないんだよ。
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マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

4.2

ホラー映画強化年間にすると決めたので、周りから勧められて鑑賞。こりゃ面白い。自分の中でホラーってこうあるべきなのかなが造られてしまった気がする。

まずちゃんと怖い。音もそうだけど、グロさの中に、生温
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.8

題名からしてスッキリするミステリーなのかなと思いきや、そうではなかった。真実がどうこうよりも、とにかく裁判のシーンがすごい。

個人的に大ハマりはしなかったんだけど、雪の世界観とか、息子の演技とかまあ
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.6

職場でもパッとしない、家庭でも除け者扱いの冴えない男たちが「アルコール」というものを武器に全てが上手くいき始める映画。


アルコールという誰もが手に入るもので、アメコミのスーパーマンのようなレベルア
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ロブスター(2015年製作の映画)

4.2

ただの恋愛主義社会へのアンチテーゼなのか。ホラーよりも恐ろしい孤独と共有の映画。

そもそも主人公自体が一般社会から逸脱している考えなのに、周りの人間もおかしいので何故かまともに見えてしまう。時に極端
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市子(2023年製作の映画)

3.9

映画館で見ようと思っていたが、タイミングを逃していたので配信開始間もなく飛びついた。市子を追いかけて

「婚約を交わした相手は○○で・・・突然消えてしまう」とか結構ある設定で、見せ方とかも最近では使わ
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ブラック・フォン(2022年製作の映画)

4.1

見てるうちは絶対みんな高評価だろと思っていたが、終盤に近付くにつれて好き嫌い分かれそうだなと思った。自分は好みなので楽しめたが。

説明を省く部分が絶妙で、うまいなと思った。ただ少女を妄信する警察官や
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ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

3.7

利己的で欲のままに生きる女子大学生が殺されまくる話。タイムリープものは大好きなので期待を込めて鑑賞。

ホラーとサスペンスが良い方向に機能してて、わりとドキドキしながら見れた。あの仮面怖すぎな。中だる
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百万円と苦虫女(2008年製作の映画)

4.4

邦画のいいところ詰め合わせな作品。主人公の気持ちを弟への手紙で表現するの凄い良い。そのシーンが見やすくさせてると思う。

百万円たまったら違う町へ行く、この設定を聞いてすぐに思いつきそうな展開を最終的
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ある男(2022年製作の映画)

3.7

謎の男の正体を明かしていくなかで、誰も知らないドラマが展開されていくミステリー。キャストは豪華であるのに、キラキラせずこの雰囲気で映画を作れるのは素直に尊敬である。

よく見るような、社会に対して問題
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エスター(2009年製作の映画)

3.9

今年のテーマはホラーをたくさん見ることなので。エスターは1歩目の名作としてはだいぶ楽しめた。

人怖でもありホラーでもあり、胸糞でもあり。ミステリーの面もあるのでちょうどよくずっとドキドキできた。
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.6

満を持しての拝見。期待しすぎたのかもしれない。ホラーの方向性が奇妙でそこは面白いと思うんだが、前半パートは退屈が勝ってしまう。

ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

3.9

中身のない会話という訳では無いのに心が空っぽに。何故だろうか。寂しいのかな。

ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

3.6

世界観という言葉で片付いてしまう作品。色んな衣装のカンバーバッチが見れて楽しい。全員こっち見んな!!ウェス監督が好きな人はどっぷり浸かれそう

オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

3.7

原作は3回ほど読んだ。冷静なポアロが焦燥感に駆られて捜査し続けるのが愛おしい。そして真実へと……

とにかくミステリーとして面白いから見てられるし、個性的な俳優陣も素晴らしい。中だるみというか、その展
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ボトムス ~最底で最強?な私たち~(2023年製作の映画)

4.0

ある意味次の展開が予想できない連続のコメディ。フェミニズムやマッチョイムズを嘲笑うかのようなシニカルでメッセージ性の強いシーンも目立つ。ただどこかぼやけていて、それを軸に見てしまうと完全には楽しめない>>続きを読む

もしも昨日が選べたら(2006年製作の映画)

3.6

気軽な気持ちで見たらけっこう楽しめたし、なんなら感動してしまった。なんかイソップ物語みたい笑

マイケル・ジャクソンで少し寂しくなったり、めちゃくちゃな未来だったり下ネタ多いけど穏やかな気持ちで見てら
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ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える(2011年製作の映画)

3.5

前作よりも小ネタ満載でよくコケなかったなあと。ちゃんと考えて作られてるんだろうなと関心までさせられた

ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い(2009年製作の映画)

3.7

こういう映画いいですよね。頭空っぽにして見てたらいつの間にか虜になってる。下品だし何よりもバカバカしいんだけど、穏やかに笑ってられる

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.1

相手を思いやる、助けになるということは人間にとっていちばん難しいのかもしれない。欲しい言葉を投げかけることが救いになるなら、本当の優しさはどこかに行ってしまう。500年前の光が地球に届き、我々はそれを>>続きを読む

ホーム・アローン2(1992年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

鳩のおばさん!!

ホーム・アローン(1990年製作の映画)

4.3

久しぶりにNetflixで視聴。毎年見ている気がするけど、こんなにしっかり見るのは初めて。

こんなに完成度高かったけ?と驚かされる連続。ケビンを置いていったあとの家族、特に母親の動きの追い方がめちゃ
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黄龍の村(2021年製作の映画)

3.7

ネタバレなしで。タイパ良さげ、面白かったと思う。何かは言えないが技術的なところが足りないから厳しい。エンディング○。

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

4.2

好みはもちろん別れるとして自分は大好きな映画である。2時間という時間をここまで短いと感じさせる話のボリューム。(話題は少ないのにボリュームは分厚い)

下剋上的な部分にもっとフィーチャーすれば楽なのに
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アウトフィット(2022年製作の映画)

4.0

落ち着いたトーンと激しい銃声が醸し出すサスペンス。イギリス人特有の言い回しがユーモアと棘を両立し、時に不気味でありそれが面白い。

小さな空間で行われる劇のような映画。ミステリー要素も申し分なく、その
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ソウルメイト(2023年製作の映画)

4.0

面白いです。韓国映画の「素直さ」が良い方向に働いていたと思う。

女性同士の友情、また少し友情とも違うのかもしれないが、これについて私は男なので素養がない。

ただ同性同士のここから先は、、、みたいな
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

いいですねえ。狂気の方向性が非常に上手い。何も知らずに買いに来る客たちの目が1番怖い。

意気地無しの旦那にイライラしちゃうのは人間として健康的ではないですな。そして完全に狂ってしまっている妻。

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バーン・アフター・リーディング(2008年製作の映画)

3.2

いいですよねこういう映画もね。JKシモンズの締め方が面白い。深みなどいらないのだよ少年

mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.9

成長とは何だろうかと考えさせられた。母親に完全に賛同させない作りにしたのは素晴らしい。兄がいい役目を果たした。
90年代半ばで古臭い映画をありがとう。ラストシーンもべたなようだけど感動した

ゴーストワールド(2001年製作の映画)

4.1

ー二人の友達になりたくなる。いや、それは嘘だ。こうやって他人事のように陰から覗いている方がよっぽど健康的である。
どこか知的で人を斜めから見ている二人が本当に恋しい。イーニドもレベッカもいい奴ではある
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枯れ葉(2023年製作の映画)

4.2

物語は静かに進んでいくのだが、ミュージカルに及ばないにしろとにかく音楽は激しくその緩急がまた美しい。
穏やかな雰囲気とどこか動機の荒い二人を見ていると、よくあるおしゃれな言い回しや愚直なコメディが馬鹿
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