足抜けした娼婦、流れ者の土工、家出少年。それぞれの人生を抱えて峠を越える。
錚々たる名優の中でも鶴見少年の演技が光る。幼心に娼婦に抱く仄かな恋心、男に持つ敵愾心を見せてくれる。
佐藤慶の最期の天を仰>>続きを読む
川端康成の『雪国』。「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。は誰もが知る冒頭の一文だが、ドラマの始まりはトンネルを徒歩で抜け夏の白昼の世界に向かっていた。あら、あの冒頭は汽車でトンネルを抜けるもの>>続きを読む
めちゃくちゃ面白かった。見逃すのは勿体無い。本物の歌舞伎役者と俳優さんたちの融合も面白い。
仮名手本忠臣蔵五段の稲藁の中から手が出てくるだけの芝居があんなにスリリングな物だったとは。勘九郎が舞台に向>>続きを読む
中村芝翫の『13人の刺客』NHKドラマ版。63年工藤栄一版で甥っ子の島田新六郎役だった里見浩太朗が土井老中をやっていて時の流れをしみじみ。あの「遅ければ次の盆には帰ってくる」の台詞はそのままで福士誠治>>続きを読む
田村正和さん追悼放送。
田村正和の眠狂四郎は1972年から73年にかけての連ドラ全26回に加えてその後数年ごとにスペシャルドラマが放映された当たり役。原作者の柴田錬三郎のご指名でのオファーとか。今作>>続きを読む
取調室で北村一輝が菅田俊に小突かれてた場面が面白かった。