375さんの映画レビュー・感想・評価

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オーメン:ザ・ファースト(2024年製作の映画)

4.5

いい意味で昔っぽい撮り方が良かった。静寂の中に異質さがある怖がらせ方も前作を踏襲しているのを感じた。
とにかく何かが怖い、宗教感のある絵面を撮るのが上手すぎてビジュアルブックが欲しい。

誰が悪魔の娘
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.7

Part1よりPart2のほうが10倍面白いのなんなんだ!!
見ながらこれ2から見ても良かったかもと思ったけど、終盤は1見てて良かったなと思った。

IMAXやDolby Cinemaなどで見ると本当
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クロユリ団地(2013年製作の映画)

1.5

なんかJホラーが見たいな、事前情報無しで「なんだこの名作!?」って頭殴られるような体験がしたいなと思ったけどダメでした。

間が長すぎ。台詞ではなく描写で伝えるみたいなことを意識してるのかもしれないけ
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.7

齋藤潤くんに出会えました。ありがとう。

長い期間楽しませていただきました。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

正しくオッペンハイマーの物語。

現代物理史が分かるとより没入できると思う。開始数秒でオッペンハイマーの視点になれる。大画面大音響で見れて良かったのはオッペンハイマーの苦悩や感情が直接脳に流れ込むよう
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.6

続編を映画館で見たかったので鑑賞。

舞台設定を把握するまでにそこそこ時間かかるのとそれまでちょっとよく分からんの状態が続くから、キャラの名前とか覚えてから見た方が良かったかも。

この世界のキャラ全
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ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

予告の岡田将生の顔に釣られて見に来たけど全体的にとても楽しめた。

主人公が中2にして微分方程式をスラスラ解く激キモスーパーキッズっぷりを発揮するところでちょっと笑った。中学生が記述で∴使うんかい!個
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セッション(2014年製作の映画)

4.7

所々ドラムと自分の心臓が重なって聞こえる。最も鼓動を近くで感じられる映画。

チャゼルの作品はやっぱり音が良いと思う。音楽がいいのはもちろん、今キャラクターの視点がどこにあるのか、何を感じて何に集中し
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.0

断片的な情報しか無い中、残酷な想像と不確かな事実ばかりが裁判を駆け巡る。一貫して、「何が真実であったかは分からないし、裁判に関わる人々は真実を1つに決める責任がある」ことが軸にあったと思う。だからこそ>>続きを読む

ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

無茶苦茶だ!と大爆笑するための映画だと最初のカーチェイスで確信した。やっぱりこういうコメディアクションが1番楽しい。

ただ、予告のような作家がスパイ騒動に巻き込まれる感じは中盤で終わってドンドン味変
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劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト(2021年製作の映画)

5.0

初めてこの映画を見た日のことを今でも覚えている。きっとこれからも忘れない。
去年、高3になる直前の進路を確定させる時期に出会えて良かった。

あの頃には戻れない
何も知らなかった日々
胸を刺す衝撃を浴
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

3.7

『タクシー運転手と客の会話』という同じシチュエーションがずっと流れてるのに最後まで飽きずに見られた。

たった十数分程度でそれぞれの信念や人生の断片を分かったような気分になれる。どこにでもあるようなあ
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

毎度の如くアリアスターは現実か夢か妄想か分からないものを撮るし、主人公が信頼できない語り手だなあとか頭の無い死体とかいう絶対交換トリックって事が分かっていても想定する最悪を上塗りしてくる

ボーが真相
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.1

周りの男どころか世界を巻き込むポテンシャルを持ったエマ・ストーンが旅を経て人に成るまでの話だったと思う
長いし過激なシーンもあるし、好みの分かれる映画だから人にオススメはできないけど、こういう映画は映
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.7

いかにカッコよく爆発して死ねるか
勢いと鮮烈さが5億点!
アクションに全振りかと思いきや普通にストーリー展開も良いしキャラデザが立ってて好き

オオカミの家(2018年製作の映画)

3.3

人工知能が作ったホラー映画みたいな
違う惑星の生活の映像を垂れ流しにされている感覚...漠然と何が怖いか分からないけど怖いような
この映像を映画館にいる人たちと見ている状況があって初めてまともに見れた
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私、オルガ・ヘプナロヴァー(2016年製作の映画)

3.2

全てを理解出来た訳では無いし彼女が正しいとも思わないけど、きっとこの映画に少しも共感できない人がいるのだろうなと思う

告白(2010年製作の映画)

3.9

原作厨なので湊かなえ作品の実写化でよくある、描写が削られて(変えられて)人柄の解釈が変わってしまうのが好きじゃない

オムニバス小説の実写化は難しいんだろうなと思いつつも原作の方がもっと絶望感があった
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冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)

3.7

一人の人生がたった数日でドミノ倒しのように破綻していくストーリーと、強制的に共犯させられるシチュエーションは好みでよかった

自分にはちょっと血とグロ描写がくどい
百合入れるならもっとちゃんとやってく
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マジカル・ガール(2014年製作の映画)

3.9

ゴア描写とかでなく、ストーリー的なグロさというか、喉の奥が気持ち悪くなるような空気感がずっと続く。
音楽が印象的だし使い方もよかった。
この映画を思い出す度にラストシーンの画が頭に浮かんではゾッとして
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呪詛(2022年製作の映画)

2.8

ネットで話題になってた時に見たから期待値が高すぎた
現地の評価が高いのかな
こういう民族ホラー系は日本だとかなりやり尽くされてるからかありきたりなストーリーに見える。あまり驚きもなく、終わっちゃったな
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プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

3.8

名作だし見ておこうかな程度
あまり見ないジャンルだけどテンポよく進むし面白かった

オチが自分は結構驚いた。良い悪いじゃなく、このエンディングで終わらせるんだ...と
結末が予想外だった映画に挙げるか
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ミスト(2007年製作の映画)

3.8

序盤のありふれた日常風景からの異様な光景、不安感を煽る鳴り止まないサイレンが「何かが始まっている」感があってドキドキした

クリーチャーや世界観にクトゥルフっぽさを感じた。異次元から飛来する理解不能の
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ソウ(2004年製作の映画)

5.0

小学生の時に見て以来一番好きなホラー映画を聞かれたらこれを答えている

まだ人生でネタバレを踏んでいない内に見ることができて良かった

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.8

どこにでもいる、ただ普通の女の子だったすずめちゃんの肩に突然世界が乗せられる過程が素晴らしい

『守るのは世界か、大切な人か』という使い古されたテーマをチープにせず自然に導入して来たのはシナリオの手腕
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RRR(2022年製作の映画)

4.1

その時運命が動く​─────動きすぎ!
そうはならんやろなっとるやろがい!の連続
それがいい!
この映画でしか見れない迫力ある絵がノンストップで上映される上、音楽がずっと最高

いくつもの数奇な出会い
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

1.5

現実のものをフィクションのように搾取する作品が嫌で当時見に行かなかったけど金ローで見てみた
これが本当に映画なら好きだと思うけどこの映画の面白さはQueenというバンドがある前提での面白さだからなーと
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search/#サーチ2(2023年製作の映画)

4.4

映画館の大画面で見たい!と思う作品はたくさんあるけど家のPCで見たいと思う映画はsearchくらい
前作に引き続き速いテンポで焦燥感と高揚感を煽るのが上手くて目が離せなかった
毎秒情報量が多いし伏線が
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聖地には蜘蛛が巣を張る(2022年製作の映画)

3.5

クライムサスペンスのガワを被っているが軸は社会派映画。

サイードが捕まった後彼を英雄に仕立て上げる民衆が気味悪い。現実でも重大事件の犯人が1部で神格化されがちなのも相まって印象に残った。
神のための
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バビロン(2021年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

人生で1番好きな映画になった。
時間が余っていたからたまたま見ただけのノーマークな映画にここまで殴られるとは思わなかった。
人生の栄光と転落、それぞれの生き様と死に様が嫌になるほど生々しく映し出されて
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

4.5

伊坂幸太郎特有の独特なセリフ回し、テンポの良さ、運命論が映画にも引き継がれている
個人的には外人の考える概念日本のトンチキ感が好きなのでそれも含めて楽しめた
それぞれのキャラが立っていてアクションのク
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ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)

2.0

マイノリティの生きづらさ、カニバニズムと血を使った映像美をやりたいのは分かったけど脚本が微妙。伏線も回収されないしラストもどうなったのかよく分からん。
音楽とティモシーシャラメの顔が良かった。

search/サーチ(2018年製作の映画)

4.0

画面上で展開されるという設定が斬新で見た
面白かったし、もう1回見たくなった

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.8

線路や電線や高速で切り替わるカメラワークなど庵野監督の好きなところが多く詰まってて良かった。
本郷の人物描写が深くて良かったけどそれ以外は掘り下げが浅くて想像と仮面ライダーの知識で補って見てたからもっ
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