Saoriさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

Saori

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岬の兄妹(2018年製作の映画)

3.5

狭くて暗い世界。
マリコはそのうちどこかへ行ってしまって、兄だけが取り残される未来を匂わすエンディング。

ボブという名の猫 幸せのハイタッチ(2016年製作の映画)

3.5

依存性治療に必要なのは依存対象とは別の支えであることをわかりやすく描いている。ハッピーエンドまで一直線で、実際には行きつ戻りつ回復していくことが多いと思うので、その辺は映画だなあと思ってしまった。

ヒルビリー・エレジー -郷愁の哀歌-(2020年製作の映画)

4.5

出会えて良かった映画。

生まれや育ちが完璧でなくとも、未来は自分で選べる。

出会えた愛を感じることができれば、希望に向かって少しずつ進んでいける。

恋するベーカリー(2009年製作の映画)

3.7

ぼんやりと鑑賞。
いくつになってもときめいたりはしゃいだりできたら素敵だなと思いつつ、子供目線だとしんどいものがありそうだなぁ、と。娘婿さんは素晴らしくできた人です。

はぐらかしたらダメな部分をはぐ
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かもめ食堂(2005年製作の映画)

4.0

自分の気持ちと一期一会を大切にして暮らす緩やかな時間。

美味しいものがあれば生きていけるという気持ちにさせてくれる。

店の雰囲気が和と北欧の絶妙なバランスでお洒落なのに落ち着く空間。

シナモンは
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ジェニーの記憶(2018年製作の映画)

3.0

救いようの無いラスト。

大人に憧れ、親の愛情ではなく心の穴を身近な大人が埋めてくれると夢を見た。

大人たちは皆同じだと気づき、自分の体に裏切られて、自分は被害者では無い、特別だと思うことで耐えよう
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デンデラ(2011年製作の映画)

3.1

設定と化粧がどうしても異様に映ってしまって‥物語は良いのですが。

七人の侍(1954年製作の映画)

4.0

白黒の旧字体に怯み、最初は古すぎてとても観られないと思ったのに、どんどん引き込まれてしまった。

若気の至り、成長、老人の知恵と業、百姓の悲哀と狡猾さ、侍の強さと儚さ、個と集団のズレ、どちらにも属せな
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アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング(2018年製作の映画)

4.3

最高。

自己認知の変化でここまで楽しめるのは斬新だった。
ヒロインが我にかえってからも固唾を呑んで見守ってしまった。彼女も頑張ったけれど、彼の存在は本当に大きかったろうな。

元気がない時繰り返して
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パパが遺した物語(2015年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

昔と今と行ったり来たりしながら、成長していくケイティ。

自分がして欲しかったことをしてあげられる仕事に就くのもあるあるなんだろうなぁ。


泣きながら男を誘い、見開いた目で男を受け入れているシーンの
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狗神(2001年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

男も女もお互いに翻弄されていく。
人の業の深さが嫌というほど描かれている。
理解できないものをこれまでの慣習や迷信で理解しようとしたり、排除したりすることで不安を拭おうとする性。

濃い霧と、白い肌襦
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.7

なんでしょう‥観賞の後、戸惑う気持ちが収まらない。
伏線が徐々に回収されていく後半の恐怖。

お祭りというのはどこか怖い。
小さい頃、お祭りの真ん中で泣いたことを覚えている。

集団で、なにかを揃える
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.5

臭いって本能に近い部分に訴えてくるから正直だし、臭いを拒否されたら存在を拒否されたに等しく傷つくのもわかる。

努力で覆せない貧富の差の歪みは、決して他人事ではない。
自己責任論も最近疑問に思う。

国際市場で逢いましょう(2014年製作の映画)

3.5

炭坑の事故や死者を拭く作業、戦場での死体など生々しい描写に息を飲んだ。

少年時代の悲劇から、家長の重荷を背負い立派に果たした主人公が、最後精神的に救われる様に涙が溢れた。

過去の反芻はもう十分頑張
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サイドカーに犬(2007年製作の映画)

3.5

いろんな形の愛を少女が目の前を通り過ぎる。
女は世話をすることで征服しようとするっていう台詞がチクリと刺さった。少女のように甘えたいけれど、飼われる犬でいたいようないたくないような。すがれない女の気持
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

優しい言葉とハグを求めて母の面倒を見る中年男性。しかし母の語っていた事は嘘だらけ、報われない日々。運命のように引き寄せられた銃は簡単に天地をひっくり返してくれた。息苦しさから徐々に解放されて、自分が存>>続きを読む

永い言い訳(2016年製作の映画)

4.0

真っ直ぐな気持ちでぐじぐじする人、わだかまりを抱えながら前を向く人、それぞれの向き合い方。
それにしても主人公は酒癖が悪い。
バランス取ろうとお酒の力を借りるのは、よくわかるのだけれど。

それにして
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ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

3.4

もし自分だったら…と思わせる臨場感。
悪者がいない凄惨な現実。
終始怖かったけれど、見ておいてよかった。

娼年(2018年製作の映画)

3.0

映像が過激で自宅のテレビでおちおち見てられなかった。

台詞が聞き取れないところがあったので、小説を読んでみようかな。

アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

3.1

怖かった。
あまりにも身近で愚かな人らしいエピソードが掛け違って絡まってこんな結末になるなんて。

幸せがキーワードの映画、2連チャン。

バニラ・スカイ(2001年製作の映画)

4.3

夢と現実、潜在意識。
幸せとは何か。
人生はいつでもやり直せる。
1度切りの出会いが人生で大きな意味を持つこと。
愛、優しさ、原因と結果。
小さなことの大切さ。

大事なものは、失って気づく。いつだっ
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新聞記者(2019年製作の映画)

5.0

主演女優の演技が光る。
松坂桃李も、ラストは息を飲みました。

うっすらとおかしいと思っていた現実を突きつけられ、登場人物の葛藤は決して他人事ではなく切迫した危機感として捉えなおしました。

真実は、
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劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん(2019年製作の映画)

4.0

FF11を1年やっていたので、馴染みのある世界観でした。父と息子って、あんな感じなのかな。

家族で観に行ったので、まんまとPS4を買わされそうになっています…

じゃりン子チエ(1981年製作の映画)

3.6

チエの明るさ、強さ、いじましさ。
子鉄の存在が要所で光る。
明日は明日のおてんとうさんがぴっかぴかや、というチエ。素敵だ。
ラストの雨上がり、かけがえのない日常が眩しかった。

マイ・インターン(2015年製作の映画)

4.0

再出発、出会わないはずの二人に芽生える友情。明日も会社に行ける、そんな気持ちになりました。

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