パピヨンさんの映画レビュー・感想・評価 - 15ページ目

パピヨン

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トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

3.8

誰しもが、類似した“自分の見えてる世界の外”を、想像したことが有るでしょう。それは宇宙であったり、観念的なものであったり。期待や恐怖や希望がそこら辺りにあって、究極的に生きる意味みたいなことに繋がって>>続きを読む

春江水暖~しゅんこうすいだん(2019年製作の映画)

4.2

いーやー、中国にはまだまだ知られていない、ベテラン監督が居るものだー!って思わせてしまう本作品。ところが、グー·シャオガン監督は、本作が長編映画デビューの33歳。何と云う完成度!重厚感のある映像美!セ>>続きを読む

東京裁判(1983年製作の映画)

4.1

小林正樹監督による長編ドキュメンタリーです。1946年5月3日~1948年11月12日で、市ヶ谷の旧陸軍士官学校の講堂で行われた「極東国際軍事裁判」を、豊富な映像資料を元に、4時間37分に纏め上げたも>>続きを読む

アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

4.0

1988年、間違いなく世界のアニメ界の頂点に立っていた。本作品から、日本のアニメーションの快進撃が始まった。公開当時破格の製作費と時間を費やし、世界のクリエーターに与えた影響は凄かったみたいです。スピ>>続きを読む

となりのトトロ(1988年製作の映画)

4.0

私見として、「風の谷のナウシカ」「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」は、進化の歩みを続ける子供たちの追い風となって、背中を押すグループ。「となりのトトロ」「魔女の宅急便」「崖の上のポニョ」は、進化の歩み>>続きを読む

ライト/オフ(2016年製作の映画)

3.9

デイビッド·F·サンドバーグと云う監督は、今後更にメジャーで活躍しそうだと感じさせるものでした。恐怖の“増幅”どころが巧みでしたね。シャパニーズホラーに向いていると思ってしまいました。変ですか?

レッド・サン(1971年製作の映画)

3.8

アメリカの大メジャー会社パラマウント映画が、“007シリーズ”のテレンス·ヤング監督や、音楽には“アラビアのロス”等の巨匠モーリス·ジャールと云う万全を配して作り上げた活劇ですね。ハリウッドからチャー>>続きを読む

ボーン・コレクター(1999年製作の映画)

3.9

フィリップ·ノイス監督とデンゼル・ワシントンにより、本作でアンジェリーナ・ジョリーは女優として急上昇しましたね。捜査中の事故で体の動きを奪われた、有能な 化学捜査官の男は、自分の手足となる才能豊かな女>>続きを読む

ディーバ(1981年製作の映画)

3.9

ジャン=ジャック·ベネックス監督の長編デビュー作にして、特大ホームランとなった作品ですね。素朴で一途なファンの郵便配達員と、アメリカの有名ソプラノ歌手が、公演先のパリで出会い 物語は、あらぬ方向へと転>>続きを読む

フットルース(1984年製作の映画)

3.8

音楽と共に大ヒットでしたね。何だか、ケビン·ベーコンの、大変クオリティーの高い体操シーンばかりが頭に残っております。

普通の人々(1980年製作の映画)

3.9

ロバート·レツドフォードの華麗なる俳優人生では、アカデミー賞に縁はなかったのに、監督としてはこの一作目で、アカデミー賞作品賞と監督賞をダブルで受賞。もちろん嬉しいだろうけど···、まあ、俳優の経験が活>>続きを読む

八日目の蝉(2011年製作の映画)

3.8

これ以前から、マグマの様に沸々と温まっていた、原作作家“角田光代”と女優“小池栄子”がこの「映画界」で一気に噴火した作品ですね。女性達の生き様、女性達の葛藤、女性達の冒険活劇を見せられた感じです。

ボーダーライン(2015年製作の映画)

3.9

これもまた珍しい、女性のFBI捜査官のストーリーですね。コロンビアとの国境と云う、麻薬組織との戦いの最前線での活躍です。危険の真っ只中で、日々任務に励みますが、それは想像を超えたもので、ほぼ戦争。ハラ>>続きを読む

幸せのレシピ(2007年製作の映画)

3.6

女性の凄腕シェフのストーリー事態が珍しく思います、しかも超美人の。この職業では、女性は実際圧倒的に少ないのかな。これから増えると思いますが。預かることになる子供と、職場での新たな出会いが、彼女の人生を>>続きを読む

スキャンダル(2019年製作の映画)

3.8

どこの国でも、いつの時代にもありそうなことですね。弱者への抑圧は、先進国だろうが発展途上国だろうが、同じ様にあるから困ったもんだ。また、いい案配に揃えたキャスティングにも感心。面白いと言ってもいいです>>続きを読む

ミスト(2007年製作の映画)

3.7

スティーヴン·キング&フランク·ダラボンって、凄いタッグ。霧の中から何だか恐ろしい奴が襲ってくる。そのシチュエーションで、追い詰められた人間達のドラマを描くって感じですか。面白かったですよ。

戦場のメリークリスマス 4K 修復版(1983年製作の映画)

4.0

やはり、大島渚監督の感性は独特で、反戦映画をこう作るか?ってね。そして、北野武の俳優履歴最高の作品で、坂本龍一の映画音楽履歴最高の作品で、そこに デヴィッド·ボウイが絡むなんて、これはもうたまり>>続きを読む

サタデー・ナイト・フィーバー(1977年製作の映画)

3.6

これはもう、アメリカ映画が日本のファッション、音楽シーン、生活スタイル、経済と、広範囲で“もろ”に影響を与えていた時代の様ですね。本作品の大ヒットで、ジョン·トラボルタ、ビージーズ、ディスコが日本にド>>続きを読む

インデペンデンス・デイ(1996年製作の映画)

4.0

ローランド·エメリッヒ監督で一番好きな作品です。もしかしたら、ウィル·スミス出演でも一二を争う作品です。もしかしたら、未確認飛行物体襲来もので一二を争う作品です。面白い!テレビ放送を繰り返されても釣ら>>続きを読む

(1963年製作の映画)

4.0

はい。もう一つの源流的作品は、動物ものサスペンス·パニック映画です。よくもまあ、遥か昔のこの時代にスタッフのアイディアと、妥協を許さない努力の結晶で本作品を産み出したのでしょうね。当時の観客の、驚き様>>続きを読む

サイコ(1960年製作の映画)

4.0

サイコパス、サスペンス、多重人格の原点?どこの川も源流を辿れば、アルフレッド・ヒッチコックの作品に当たってしまう?
ブライアン·デ·パルマの「殺しのドレス」なんて、本作品の影響が見え隠れ。この先、どん
>>続きを読む

ブロブ/宇宙からの不明物体(1988年製作の映画)

3.9

宇宙からやって来た、訳のわからない細菌によるパニック·ホラー映画です。いやはや、面白い!脚本があのフランク·ダラボンと知り、尚更納得の面白さ。少しだけ、現在の地球的感染症問題が重なります。1958年の>>続きを読む

新宿スワン(2015年製作の映画)

3.7

和久井健の原作コミックを、園子温監督で映画化ですね。歌舞伎町のスカウトとして成り上がって行く、ある種の青春映画ですが、綾野剛·山田孝之·沢尻エリカ·伊勢谷友介が、それぞれ良く活かされておりました。原作>>続きを読む

ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

3.8

「新聞記者」の藤井道人監督·脚本作品ですね。ガッツリとヤクザ映画を撮ってまして、編集でキラッと、魅せるところがありました。メインとなるシーンに、現在進行形の仲間たちの動きが、スライドショーの様に重なり>>続きを読む

ウォー・ゲーム(1983年製作の映画)

3.9

マシュー·ブロデリックの出世作で、ジョン·バダム監督の「サタデー·ナイト·フィーバー」からの快進撃中の作品ですね。公開当時、画期的な企画で世界的に大ヒットしたようですね。未だにそれほど色褪せない程の“>>続きを読む

君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)

3.8

原作:住野よる/キャスト:浜辺美波·北村匠海 他、そしてこの手の演出に信頼が厚くなってきた、月川翔監督の総合力による勝利でした。近年の日本映画界が量産している、この辺りの路線で、5本か10本に1本の成>>続きを読む

東京夜曲(1997年製作の映画)

3.9

大好物の市川準監督の、何処にでも在りそうな町、行ったことの有りそうな喫茶店、そんな空間で転がる人間ドラマ。監督の演出は、この個性的な俳優たちを、どこまで染めているんだろう?緩いのか、厳しさの果てなのか>>続きを読む

淵に立つ(2016年製作の映画)

3.6

深田晃司監督の、産み出す力に注目させられた感じです。決して心地の良い作品では無いけれど、こんな気持ちにさせられるのも、また映画の力。

誘惑のアフロディーテ(1995年製作の映画)

3.7

ウディ・アレン作品では、「アニー・ホール」、「マンハッタン」、「カイロの紫のバラ」、「ブルージャスミン」と並んで、自分の好きな5本です。本作ではミラ·ソルヴィノが、“スットンキョウ”な声色で、娼婦のね>>続きを読む

アマデウス(1984年製作の映画)

3.9

第三者の目を通して描かれた、モーツァルトの生涯。天才ゆえに、他人を意図せず傷付ける事もあったかもしれない。天才ゆえに、周りの人間への気遣いが欠けていたかもしれない。天才ゆえに、本当の愛を知らずに生きた>>続きを読む

雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

3.6

人間はそれぞれ違って当たり前だから、心のバランスを保つためや、過去の自分に向き合おうとする時、どの様な行動に出るのかも分かりゃしない。この映画の主人公の様になっても、そんな馬鹿な?とは言い切れない。真>>続きを読む

ある人質 生還までの398日(2019年製作の映画)

3.8

かなりリアルに、実話を映画化していると思われます。日本でも有りましたよね、事の詳細まで分かるはずもないのに、自己責任だの、血税だの、特ダネ欲しさに危険な所に勝手に行った奴を助ける必要あるか!とかね。人>>続きを読む

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

3.5

ハリウッド版“GODZILLA”は、新進気鋭の監督に撮らせるようになって、良くなってきた感じですかね。音楽や設定にも東宝作品へのオマージュが感じられますし。でも、ラストが···ライオン・キングかと。

ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)

4.0

ジェイミー·フォックスはやっぱカッコイイ!レオナルド·ディカプリオは上手いんだなー!クリストフ·ヴァルツ/サミュエル・L・ジャクソンは神だ!それをクェンティン·タランティーノが料理する。カオスであり、>>続きを読む

さよなら、人類(2014年製作の映画)

3.8

何でしょう?この不思議な世界観は。西側諸国と東側諸国の中間的雰囲気?“男はつらいよ”のヨーロッパ版、コントを映画にしちゃいました、4コマ漫画?とにかくなかなかいい感じなんですよこれ。

プライベート・ベンジャミン(1980年製作の映画)

3.9

「永遠に美しく···」とか「潮風のいたずら」とか本作品とか、ゴールディ·ホーンは最高のコメディエンヌの一人ですね。もうスクリーンで会えないのでしょうか?こんなキュートな面白いねえちゃんは他には居ません>>続きを読む