パピヨンさんの映画レビュー・感想・評価

パピヨン

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理想郷(2022年製作の映画)

4.1

これ好きですね~このドキドキ感がたまりません!スペインの新鋭ロドリゴ·ソロゴイェン監督との遭遇に感謝です。
スペインで実際に起こった事件がベースだそうで世界中どこの国でも田舎だろうが都会だろうが近隣ト
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アンダーカレント(2023年製作の映画)

3.9

“漫画”にほぼ触れることの無い自分には原作が大変人気の“それ”であると知り驚いてます。今更ながら漫画のクオリティーに脱帽です。長編小説よりこっちの方がタイパ抜群ですかね。
今泉力哉監督では「海辺にて」
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私がやりました(2023年製作の映画)

4.1

自分のようにハリウッド映画よりフランス映画が肌に合う方って結構多いみたいですね。60代から上の方はフランス映画が日本を席巻していた頃をご存知ですかね。57歳のフランソワ·オゾン監督作品は2023年の2>>続きを読む

愛にイナズマ(2023年製作の映画)

4.2

石井裕也監督作品では、「川の底からこんにちは」や「舟を編む」や「乱反射」や「月」が好きですが、そこに本作品が新たに加わりました。それもNo.1かな。
映画監督としてメジャーデヒューの一歩手前で、企画·
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(2023年製作の映画)

4.0

石井裕也監督は、「川の底からこんにちは」や「舟を編む」や「乱反射」が好きです。音楽の岩代太郎は近年、日本映画界でも益々実績を積み上げてますね。
原作は、相模原市の知的障害者施設で実際に起こった、元職員
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ローマの休日 4K レストア版(1953年製作の映画)

4.5

過去にスクリーンは勿論、テレビ放映でも幾度となく観てきたけど「70周年」と云うことで、2024年のスクリーン初詣はこれに決めていました。
日本公開は敗戦間もない「1954年」だそうで、当時多くの国民が
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.3

ヴィム・ヴェンダース監督(「パリ、テキサス」「ベルリン·天使の詩」「ミリオンダラー·ホテル」)の切り撮った日本人、日本の風景ですかね。そこには職人気質やプロ意識や倫理観や完全なる自立など、誰しもが欲し>>続きを読む

こんにちは、母さん(2023年製作の映画)

4.0

監督:山田洋次✕主演:吉永小百合の「母べえ」「おとうと」「母と暮せば」そして本作品と、右肩上がりのクオリティだと思います。
台詞や考え方が時代的にズレてる!
吉永小百合が役にしっくりこない!
あれこれ
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ロスト・キング 500年越しの運命(2022年製作の映画)

4.0

例えるなら、
現代の日本の主婦が、1582年本能寺の変で自害したとされる「織田信長」の遺骨を発見するようなものですかね。
主婦フィリッパ(サリー·ホーキンス)は職場で理不尽な扱いをされ、夫とは別居中で
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熊は、いない/ノー・ベアーズ(2022年製作の映画)

3.9

「君は行く先を知らない」のパナー·パナヒ監督のお父上である、巨匠ジャファル·パナヒ監督の作品です。監督自身が脚本·製作·主演を努めた社会派というスタイルは既に定着している様ですね。
パナヒ監督は偽造パ
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君は行く先を知らない(2021年製作の映画)

3.9

パナー·パナヒ監督の長編デビュー作は素晴らしいスタートダッシュを見せてくれました。こんなに切ない家族のロードムービーは今まで出会ったことありません。
イランの広大な大地を車で旅をする四人家族は、足にギ
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あしたの少女(2022年製作の映画)

4.2

女子高生が実習生としてコールセンターで働く前半は実際の事件を再現し、女刑事がその彼女を自死へと追いやった真相に迫る後半はフィクションとなる二部構成です。
実際に起こったこの息苦しいまでの女子高生自死事
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.9

山崎貴✕白組✕ROBOT✕TOHOスタジオ✕佐藤直紀·伊福部昭····✕キャストの総合力でゴジラ映画最高のクオリティとなったことは賛同します。
山崎貴監督の作品では「ALWAYS三丁目の夕日シリーズ」
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⾼野⾖腐店の春(2023年製作の映画)

3.9

三原光尋監督は前作の「オレンジ·ランプ」(原作:山国秀幸)で、39歳で若年性アルツハイマー型認知症を発症した、二人娘を持つ父親を描いています。これは本人ではなく、妻·娘たちや友人や職場の仲間·上司と、>>続きを読む

ふたりのマエストロ(2022年製作の映画)

3.9

イスラエル映画「フットノート」のリメイクだそうです。
パリでそれぞれが指揮者として活躍している父親のフランソワと息子のドニですが、互いを思う気持ちは公私ともに複雑なようです。そんなある日フランソワのも
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6月0日 アイヒマンが処刑された日(2022年製作の映画)

3.8

ナチスのホロコーストで多くのユダヤ人を強制収容所に送り込んだ“アドルフ·アイヒマン”は、逃亡の末 1961年 になってイスラエルで裁判にかけられ死刑判決を受けました。
一家でイスラエルにやってきたリビ
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.6

ウェス·アンダーソン監督は、「ムーンライズ·キングダム」「グランド·ブダペスト·ホテル」「犬ヶ島」くらいです。
過去にハマってきた監督たち同様、ファーストコンタクトで魅了され“もう一作品観てみたい”と
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マシュー・ボーンの「眠れる森の美女」(2013年製作の映画)

4.0

能楽·歌舞伎·落語·演劇·ミュージカル· クラッシックコンサート·ミュージックコンサートと、あれこれ体感してきたけどさっすがにバレエは未体験!で、スクリーンで疑似体感です。
台詞も歌唱もなく、ただただ
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福田村事件(2023年製作の映画)

3.6

官民合同の自警団は、「言葉が変だぞこいつら朝鮮人だ!」✕「待て待て、日本人だったらどうする!」
厳しい差別に晒されている部落出身の行商団長は、「朝鮮人なら殺してもいいのか!」
先ずもって、100年前の
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母と暮せば(2015年製作の映画)

3.9

「父と暮せば」2004年 監督:黒木和雄
原作:井上ひさし(戯曲) を山田洋次監督が、意思を継ぐことで生まれた作品ですね。
福原伸子(吉永小百合)は、三年前の長崎への原爆投下で亡くなった医大生の息
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春に散る(2023年製作の映画)

4.0

瀬々敬久監督作品では、「ラーゲリより愛を込めて」「護られなかった者たちへ」「アントキノイノチ」が好きです。横浜流星の出演作では、「ヴィレッジ」「流浪の月」が好きです。
そして日本のボクシング映画では、
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大いなる自由(2021年製作の映画)

4.2

カンヌ国際映画祭で高評価を受けたのが充~分に解る出来栄えに感心しました。ドイツの「刑法175条」は、1871年から123年間にも渡り施行された、男性同性愛を禁ずる法律だそうです。ハンスはその禁じられた>>続きを読む

怪物(2023年製作の映画)

4.2

是枝裕和監督作品では、「ワンダフルライフ」「そして父になる」と本作品が個人的なBEST3です。
脚本の坂元裕二作品では、「問題のあるレストラン」「カルテット」「大豆田とわ子と三人の元夫」等のテレビドラ
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⻘いカフタンの仕立て屋(2022年製作の映画)

4.2

モロッコの女性監督マリヤム·トゥザニの才能が、見事に私のストライクゾーンに飛び込んできました。
モロッコのカフタン(日本の着物?)は母親から娘に受け継がれる逸品で、職人の手で数ヵ月を費やし刺繍が施され
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ぼくたちの哲学教室(2021年製作の映画)

4.2

2022年3月に公開された、ケネス・ブラナー監督の「ベルファスト」で、北アイルランドでのプロテスタントによるカトリック住民への攻撃の歴史には触れてはいました。が、ドキュメンタリーで間接的にでもこの事が>>続きを読む

すべてうまくいきますように(2021年製作の映画)

3.8

フランソワ·オゾン監督が、ソフィー·マルソー/シャーロット·ランプリング/ジェラルディン·ペラスと言う女優を揃えて、安楽死をテーマに撮り上げたカンヌ国際映画祭出品作ですね。
父親が脳卒中で倒れ不自由な
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1秒先の彼(2023年製作の映画)

3.9

鑑賞後はとにかくまだ観られていない台湾映画「1秒先の彼女」が恋しくなりますね、この日本のリメイク作品に魅了されましたから。
郵便局の窓口担当として働くハジメ(岡田将生)は、何でもワンテンポ早い人生を送
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.2

シャーロット·ウェルズ監督(36歳)は、本作品が長編デビュー作とは驚きです。彼女の脚本と演出は鑑賞する側それぞれの、想像力と感性か必要となるスタイルのようですね。
11歳のソフィは離れて暮らしている父
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波紋(2023年製作の映画)

4.0

萩上直子監督は相変わらず面白いものを書きますねー、「川っぺりムコリッタ」「彼らが本気で編むときは、」「かもめ食堂」等々、(テレビドラマでも「珈琲いかがでしょう」)。
須藤依子(筒井真理子)は新興宗教に
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オレンジ・ランプ(2023年製作の映画)

3.9

公私ともに順風満帆と思われていた晃一(和田正人)でしたが、39歳で「若年性アルツハイマー型認知症」と診断され、妻の真央(貫地谷しほり)共々狼狽えるのですが····。
このての社会派映画は、「こんな夜更
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To Leslie トゥ・レスリー(2022年製作の映画)

3.9

第95回アカデミー賞主演女優賞のノミネートで一悶着?あったようで、そちらの角度から本作品を初めて認識しました。シングルマザーのレスリーは宝くじで大金を引当てるも、数年でそれを全て酒に注ぎ込んでしまいま>>続きを読む

生きる LIVING(2022年製作の映画)

4.1

これは素晴らしい!大成功のリメイク作品との出会いに乾杯です。1952年の黒澤明監督作品「生きる」が70年の時を超えて、バランス感覚抜群の心踊る小作品と成りました。
役所勤めのウィリアムズは、部下に煙た
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ザ・ホエール(2022年製作の映画)

4.3

健康はもちろん日常生活にも危険レベルの超肥満のチャーリー(ブレンダン・フレイザー)は、ボーイフレンドのアランを亡くしてから世捨人の様です。そして死期の迫り来る彼は8年ぶりに娘のエリーと再会しますが、当>>続きを読む

インスペクション ここで生きる(2022年製作の映画)

4.0

たかだか設立11年目の映画製作·配給会社「A24」快進撃は目覚ましく、本国アメリカはもちろん世界的にもその名を轟かせていますね。「CLOSE/クロース」「Pearl パール」「aftersun /アフ>>続きを読む

銀河鉄道の父(2023年製作の映画)

4.0

成島出監督は「八日目の蝉」「ソロモンの偽証」「ちょっと今から仕事やめてくる」かな。
役所広司は「すばらしき世界」「どら平太」「CURE」かな。
菅田将暉は「あゝ、荒野」「セトウツミ」「共喰い」かな。
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CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

4.3

5月に公開されたジェームズ·グレイ監督の、「アルマゲドン·タイム ある日々の肖像」と同様、“子供であるが故に”超えられない“限界”や“閉塞感”が、既にその道を辿った私達の心に突き刺さりますね。
13歳
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