パピヨンさんの映画レビュー・感想・評価

パピヨン

パピヨン

典子は、今(1981年製作の映画)

3.9

今現在本作品のような、差別やら障害やら真向勝負の大メジャー作品なんてありますか?しかも、公開年度の邦画ベスト3の大ヒット。勿論、志の高い立派な作品も毎年公開されますが、これ程の規模で注目される作品は無>>続きを読む

レナードの朝(1990年製作の映画)

3.9

未だにロビン·ウィリアムズ“ロス”が在りますね。彼の残した作品たちが本当に好きです。本作品はロバート·デ·ニーロとの共演です。医療の進歩とはどうでしょう?飛躍的に進化したとも言えるし、牛歩のような歯痒>>続きを読む

大魔神逆襲(1966年製作の映画)

3.4

1966年の12月に公開された大魔神シリーズの3作目ですね。監督の森一生は、銭形平次や次郎長富士シリーズの時代劇畑のお方のようです。脚本の吉田哲郎と音楽の伊福部昭はシリーズを通しての参加です。それにし>>続きを読む

大魔神怒る(1966年製作の映画)

3.5

1966年の8月に公開された“大魔神”の続編ですね。監督の三隅研次は、丹下佐善や水戸黄門や斬る等の時代劇畑のお方。脚本の吉田哲郎と音楽の伊福部昭は前作に続いての参加です。
同じ家系の治める隣国に手を延
>>続きを読む

大魔神(1966年製作の映画)

3.5

1966年の4月に公開された特撮時代劇ですね。監督の安田公義は、座頭市シリーズや眠狂四郎等の時代劇畑のお方。脚本の吉田哲郎も、座頭市シリーズを手掛けており、こちらも時代劇畑のお方。そして、音楽は「ゴジ>>続きを読む

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.9

本作品·脚本がカンヌ、ロサンゼルス、ニューヨークと世界の批評家に称賛されたのか~っと、そんな予備知識で鑑賞しました。心に滓を抱えた人間同士が触れ合うことで、一歩踏み出すまでを丁寧に描いております。舞台>>続きを読む

キネマの神様(2021年製作の映画)

3.7

皆さんの感想には現代パートに現実感が無い、登場人物に共感出来ないなど、それらには反論の余地がありません。でも自分が本作品や、山田洋次監督作品を嫌いになれないのは、過去パートの素晴らしさのせいなのか、監>>続きを読む

複製された男(2013年製作の映画)

3.6

今やドゥニ·ヴィルヌーヴ監督は、高打率を誇る監督の一人となってますね。本作品が公開された頃は、「プリズナーズ」や「ボーダーライン」等、小粒でもピリッとって感じで良かったかなー。なぜだか、近年は大作を手>>続きを読む

ゾディアック(2006年製作の映画)

3.7

アメリカで実際に起こった連続殺人事件
を映画化しています。作品の方向性としては、人間ドラマに比重が置かれているような?もちろんサスペンスとして確りと出来てます。主演のジェイク・ギレンホールは、「ナイト
>>続きを読む

追憶と、踊りながら(2014年製作の映画)

3.9

意外にチョイと好きになってしまった映画です。カンボジア系中国人ジュンは英語がダメで、イギリスの老人介護施設で暮らしている。息子のカイの訪問が唯一の楽しみだったが、事故によりそのカイを突然失ってしまう。>>続きを読む

太陽の王子 ホルスの大冒険(1968年製作の映画)

3.9

半世紀以上も前に公開されている本作品には過去に何度か触れていましたが、アイヌの伝承をモチーフにした戯曲がもとネタだったなんて、すっかり理解出来ておりませんでした。何を観ていたのでしょうか?ただ面白い冒>>続きを読む

好男好女(1995年製作の映画)

3.2

先ず、ホウ·シャオシェン監督は好きです。「悲情城市」と「戯夢人生」は好きですが、台湾現代史三部作の第三部の本作品はチョッと。自分自身の受け止め方に問題ありですかね。監督の意図が汲み取れておりません。伊>>続きを読む

犬神家の一族(1976年製作の映画)

3.8

この後日本映画界の一時代を築くことになる、角川映画の第一弾ですね。角川春樹が日本映画界を引っ掻き回し、別次元に誘いましたね。
市川崑監督は、女優を撮らせたら天下一!色彩の魔術師!云々言われてましたね。
>>続きを読む

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

4.2

「ベイビー·ドライバー」(2017年)1本で、エドガー·ライト監督の信者と化してしまった私です。本作品はスリラーでありホラーでもあり、タイムリープものであり人間ドラマでもありって感じですかね。ロンドン>>続きを読む

MINAMATAーミナマター(2020年製作の映画)

3.9

昔学校の授業で触れた“水俣病”は、それ程心に残っていない。おそらく、生徒の心に向けた教師の姿勢の問題だったと思ってます。チッソ、水銀、ユージン·スミス、熊本県、1971年、公害訴訟等の言葉が自分の心に>>続きを読む

そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

3.5

原作:瀬尾まいこ作品では以前、「幸福な食卓」と言う魅力的な出会いがありました。監督:前田哲作品では以前、「ドルフィンブルー」や「こんな夜更けにバナナかよ」等の素晴らしい出会いがありました。今回の素材も>>続きを読む

ブータン 山の教室(2019年製作の映画)

4.5

どこの国の方が観ても、どの世代の方が観ても心が洗われるたぐいまれな希な作品でしょうね。異文化触れる喜びなんてレベルでは終わりません。
青年は、ブータンでは日本と比較にならない程尊敬されている教師になれ
>>続きを読む

モスラ(1961年製作の映画)

4.0

【モスラ 4Kデジタルリマスター版】
1961年から60年の時を超えて最新設備のスクリーンに花を咲かせた感じです。当時の渋谷駅一帯がミニチュアで再現された上に見事に破壊され、ボリューミーなエキストラの
>>続きを読む

護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

3.9

まず二つ言わせて下さい。1.曖昧な表現になりますが、彼女がそこを選択するとはどーしても思えない。この辺りの答は原作に在るのでしょうか。2.私、阿部寛と云う俳優を見誤っておりました。今まで彼の何を見てい>>続きを読む

ミス・マルクス(2020年製作の映画)

3.5

「資本論」で19世紀にその名を知らしめた哲学者であり、経済学者のカール·マルクスの四女エリノア·マルクスの物語です。もう自分の知識は“カール”さえ無しのマルクスって名前くらいで、資本論がどんなものかも>>続きを読む

名もなき歌(2019年製作の映画)

3.6

児童の誘拐となると、中国の「最愛の子」や、米国の「チェンジリング」や、日本の「八日目の蝉」なんて連想しますが、これまた全く毛色の違う作品でした。
1980年代後半のペルーを舞台に、組織的な乳児売買によ
>>続きを読む

終戦のエンペラー(2012年製作の映画)

3.5

多くの日本人が心地の良い作品と言うことは、米国では受け入れられないと言うことでしょう。評価も微妙だし、興行的には惨敗でしたかね。プロパガンダはお互い様だし、米国の日本復興や天皇制の維持の目的は、決して>>続きを読む

明日に向かって笑え!(2019年製作の映画)

3.5

アルゼンチン映画は最近では「家へ帰ろう」なんて観て良かったなー。お国違えば社会情勢やら文化やら、余りの違いにも驚くけれど、人間なんてどんな環境や境遇でも大して変わりゃしないなーとも感じますね。本作品は>>続きを読む

アンナ・パヴロワ(1984年製作の映画)

3.6

アンナ·パブロワの伝記映画です。ガリーナ·ベリャーエワが演じるパブロワの「瀕死の白鳥」は、白鳥の最期を見事なまでに再現しバレエを観ている事を忘れます。何とも美しい。自分にとって遠い遠ーい存在のバレエが>>続きを読む

日の名残り(1993年製作の映画)

3.8

カズオ·イシグロの原作と言うことでは勿論なんだけど、イギリス人と日本人には根底で通じる何かがあるのかなー?執事としての姿勢と誇りと情熱。過去に日本人の執事が西欧で重宝されていたような記憶があります。ジ>>続きを読む

エリザ(1995年製作の映画)

3.2

公開当時は既にハリウッド映画が席巻していて、フランス映画はアート系の小さな劇場で、年に数本が日本での公開ペースでしたね。本作品も渋谷のお洒落なミニシアターで、西武内のブランドとコラボレーションしてまし>>続きを読む

エレクトリック・ドリーム(1984年製作の映画)

3.5

世中の一歩先を見据えているハリウッドのこと、きっと公開当時はコンピューターに意志を持たせることで、恐怖を煽ったり夢を持たせたり。37年も前なら今とは全く違った受け止め方なのでしょうねー。ジョルジオ·モ>>続きを読む

イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008年製作の映画)

3.7

過去にも未来にも行かない、宇宙にも異次元にも翔ばない、この手の作品をファンタジーと呼んでいいのなら、限りなく現実的なファンタジーとでも名付けていいのかな?自分の主義主張を変えたり、物事へのアプローチの>>続きを読む

空白(2021年製作の映画)

4.0

余りにも突然に中学生の娘が交通事故で無惨な死を遂げる。その切っ掛けとなった、スーパーでの彼女の万引きは事実だったのか?だとしたらそれは彼女自身の意志だったのか?そしてそれは彼女の日常だったのか?残され>>続きを読む

王様と私(1956年製作の映画)

3.8

昔々、タイ王国が“シャム”と呼ばれていた時代に、国王の子供たちのために、ウェールズから家庭教師を招く。封建的な王室に文化の違い、身分の違いの風を吹かせるどころか、強風が巻き起こるのです。65年も前に世>>続きを読む

RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ(2011年製作の映画)

3.6

地方鉄道を芯として展開される人間ドラマ、RAILWAYSシリーズの第2作目ですね。前作の「RAILWAYS49歳で電車の運転士になった男の物語」の時にも思いましたが、松竹には新たなシリーズとして、大切>>続きを読む

陽のあたる教室(1995年製作の映画)

3.9

リチャード·ドレイファスは素晴らしい俳優で、彼の主演作の中でも大好きな作品です。学園ものですが、教師の成長物語に比重はかかっておりますね。腰掛け程度の教師家業が、いつの日か一生を掛けて身を捧げる天職と>>続きを読む

家族(1970年製作の映画)

3.8

長崎県の小島から、北海道の開拓村へと生活の場を移すための、一家5人の大移動をカメラが追っています。桜の開花と共に、公害問題真っ只中の北九州工業地帯や、日本万国博覧会開催中の大阪や、高度経済成長期の社会>>続きを読む

赤頭巾ちゃん気をつけて(1970年製作の映画)

3.5

当時独特な作風で若者の心を掴んだ原作の質感を、損なうことなく上手く映像化していますかね。世界的に若者が世の中に疑問を感じ行動を起こしていた時代、この日本も学生運動の真っ只中にあったのですね。しかし全て>>続きを読む

白昼堂々(1968年製作の映画)

3.6

大好きな監督の野村芳太郎と俳優の渥美清のコラボレーション。軽犯罪人情ドラマと言う側面より、昭和の戦後史と言う側面が重く迫りますかね。戦争でガラガラポンになった日本は、本作品の中でも在るような「あそこに>>続きを読む

飛びだす冒険映画 赤影(1969年製作の映画)

3.4

忍者漫画を映像化した、特撮テレビドラマを編集し劇場公開したもの。こりゃ当時の子供たちに、バカ受けしたことでしょう。忍術時代劇特撮大活劇ここにありー!ってな感じですからね。何と言っても主題歌「忍者マーチ>>続きを読む

>|