ジャパニーズ・ホラーらしく陰湿な強さがあったものの、母親の娘に対する強い愛情と決意を感じる愛の物語であった。
ほとんどは高校生たちの何気ない退屈な日常会話や学校生活のシーンで埋め尽くされているのだが、ラストの虐殺シーンで単炭素その平凡な日常が壊されていく後味の悪さを感じた。
単純な反戦映画にしなかったのは彼の生涯を映し出すことに重きをおいたからではないかと思う。彼は、のちの水爆開発には反対したが常に自身の功績について葛藤を抱えていた点が印象的だった。正義の名の下の虐殺は常>>続きを読む
こんな美しい映画を生まれて初めて観たが、むこう5年は観たくなくなるぐらいものすごいパワーを持っている。感動的で情緒的な映像は、私達の過去、子供の頃を想起させる。中学生という時分は、善にでも悪にでも簡単>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
就活していた時期に観た映画。社会人になってもう一度見返したが、その印象は大きく変わった。
昔は情熱的で熱血漢だった主人公木戸は、今や見る影もなく落ちこぼれ日々を惰性として過ごしている。しかし、そんな彼>>続きを読む