さたさたさんの映画レビュー・感想・評価

さたさた

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名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)(2024年製作の映画)

3.8

面白かった!自分は名探偵コナンを全く観たことがなくて、鑑賞前にYouTubeで予告PVを確認しながら同行者に「大人になったコナンと怪盗の人って、もしかして……別人?」と確認し、服部平次さんの存在をこの>>続きを読む

ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから(2020年製作の映画)

4.6

良作。
男→女←女の三角関係を描いた作品。冒頭にて語られる「この物語は恋愛モノではないし、誰かの望みが叶う話でもない」という言葉通り、三角関係の結末にハラハラする話ではなく、三人の交遊の中での思考の揺
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インセプション(2010年製作の映画)

4.4

人の見る夢と夢の間を頻繁に行き来する多層構造の世界観はルールが難解であり、一回観ただけだと理解が難しい。
しかし、基本となる話の枠組み・登場人物達の行動理念は非常に熱くエモーショナルなので、細かい部分
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ブルーベルベット(1986年製作の映画)

3.1

私にはまだ早い映画だったなあという印象。監督のカルト的扱いも賛否両論な事も何もかも知らずに、配信サイトのサムネイルの美麗さだけで観たから心から驚きひっくり返りながら鑑賞できて良かった。狂気と官能の世界>>続きを読む

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.9

なんとなく、平坦な恋愛模様(物凄く言葉を選ばずに言うと、二人が幸福にイチャイチャするだけで話が終わるタイプ)の作品なのかなと勘違いしていて今まで鑑賞を避けていた。 
今回、Amazon Primeの見
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十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

5.0

タイトル通りとは恐れ入った。十二人の怒れる男達(陪審員)が、少年が有罪か無罪かを密室で言い争う"だけ"の映画。
回想シーン・場面転換ゼロ。ずっと口を動かしているおじさん達のみを映すカメラ。なのに何故こ
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.1

本当に良い映画。
原作は未読。鑑賞するまでジャズ漫画なことすら知らなかった。吹奏楽の話だと思っていた……。
音楽映画だから当たり前なんだけど、とにかく音が良い。音の持つ説得力というか、音楽の物語を観客
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うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー(1984年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

良かった!
自分はうる星やつらは「国民的アニメだから大まかな設定を知っている」ぐらいの知識量しかなくて、ついでにリメイク版の方を序盤数話のみ鑑賞しているライト勢。ほぼ単体アニメ映画の感覚で楽しんだ。
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映画 おそ松さん(2022年製作の映画)

2.5

悪い方の意味で面白すぎる。元のアニメはちゃんと観たことがあって、疲れを吹き飛ばすような爆笑がしたくて選んだ。
実写化してたの知らなかったし、全員SnowManなのも知らなかった…。すごすぎる。Snow
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.9

面白かった!エンタメ全振りのエクソシスト映画。
悪魔とのバトル・謎解き要素・男同士バディ、様々な要素が取り揃えられていて良かったな。じっとりとした薄暗いホラーではなく、悪魔登場バーン!!いかにも"悪魔
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.7

良すぎる!良すぎるけど、二度目は絶対に観たくないタイプの映画だ。
ソルトバーンからバリー・コーガンを知り、こちらの作品でも怪演技大爆発と聞いて鑑賞。心優しく仲の良い一家が、一人の青年と関わってしまった
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ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

3.8

名作。想像していたより画面作りが新しいな…と思っていたらリメイク版だった。異なる人種の男女二人の恋模様と不良グループの抗争を並行して描きながら、作中全体に横たわる人種差別問題を浮かび上がらせている。>>続きを読む

僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)

4.0

えー…なんか……人生って、良いね。(⁉︎)
事前情報の時点でハートフルさが溢れまくる犬と人間の絆映画。正直箸休めの気持ちで鑑賞したんだけど、かなり良かった。泣いてしまった。
「犬は死ぬたびに記憶を持っ
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月世界旅行(1902年製作の映画)

3.0

なんかやたらオマージュ元としてタイトルを聞くなと思ってたけど、世界で初めて作られたSF映画かつ、月面着陸成功よりずっと前に作られた「人間が月に行く映画」なのを知って納得。1902年公開、すごいな。
S
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アムステルダム(2022年製作の映画)

3.2

全く情報を仕入れないで観たから実話なの驚き。本当に?
登場人物がとにかく多くて……顔がそっくりな人も多くて……これは私が海外の役者さんの顔に詳しくないからだろうけど。
正直な話みんなを見分けながら鑑賞
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Saltburn(2023年製作の映画)

4.4

面白かった。個人的に人生ベスト3に入るくらいには好きな映画になった…!パッと直感で鑑賞した作品をここまで好きになれるの、本当に嬉しいな。

この監督らしいストーリーラインの強烈なインパクトも、画面作り
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.0

ホラーだと思って身構えて鑑賞したけど、特に怖い映画ではなかったな。 
子供の発育補助用AIが搭載されているお世話ロボットのミーガン。自分で物事を考え、自分の言葉で話し、子供の最高の親友であり指導者にな
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

幼少期に観てたニチアサの記憶以外、鬼太郎知識ゼロの状態で視聴。
本当に面白かった!作中の謎やシナリオフック(この村って一体?龍賀一族の秘密って?Mの秘密って?一連の事件の犯人は?ゲゲ郎は奥さんを見つけ
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エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

エスターの前日譚。前作がかなり自分好みで好きな映画だったからどうかなと思ったけど、今作は全く別の方向性で楽しめて良かった。
前作は罪のない善良な一家を騙くらかしていたエスターだけど、今回は潜入した家族
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劇場版 SPY×FAMILY CODE: White(2023年製作の映画)

3.4

原作既読、アニメ一期視聴済。話運びとギャグセンスがめちゃくちゃファミリー向けにチューニングされてて笑っちゃった。正解すぎる。それでいて所々に挟まる父母のモダモダ恋(?)模様、劇場版ならではといった豪勢>>続きを読む

キャラクター(2021年製作の映画)

3.3

プロットが良すぎる!画力は申し分ないがリアルな悪役キャラクターが作れない為に売れない漫画家と、幸せな四人家族しか狙わないシリアルキラー。漫画家は殺人鬼に出会い、彼をモデルにした漫画で記録的な大ヒット。>>続きを読む

グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.7

とにかくカットそれぞれの表現方法の良さが光る。自分は画面の比率とか構図がもたらす効果などには全く詳しくないけれど、それでも「今、自分は隅々まで計算され尽くした映像を観ているんだな…」と思えた。雪山ロー>>続きを読む

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.8

良い映画!服飾デザイナーと歌手という、華やかな世界で夢を叶えようとする女の子二人の人生が、時空を超えて繋がるサスペンス。
自分はロンドンの文化には疎いから、60年代ロンドンへの憧憬や魅力にピンと来ない
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ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

4.0

 面白かった!!!一応警察に追われる身なのにスーツ・サングラスでお揃いにしてる目立ちまくりの兄弟とか、兎に角物を破壊しまくる破茶滅茶カーチェイスとか、元はアメリカの人気コメディ番組から生まれた架空キャ>>続きを読む

LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.2

静謐かつ淡々としたスリラー映画。
この映画の怖さの肝の部分、間違いなく羊とも人間ともつかない奇妙な姿かたちをしている羊人間のアダなんだろうけど、アダ自体は悪意なく、素直に振る舞う可愛い子供で新感覚だっ
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劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

4.5

お、面白すぎる。

原作0巻既読。かつ主題歌二曲がどちらも大好きで繰り返し聴いてたので、映画も観るぞー!と鑑賞したらクオリティの高さに打ちのめされた。少年漫画特有の友情や愛や努力や勝利と、禍々しくてお
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海辺のエトランゼ(2019年製作の映画)

3.2

原作既読。原作者の色鮮やかで中性的な魅力に溢れる絵柄のファンなので、映像としてイキイキと動いてる所を見れただけでも満足。
女性の存在がガッツリ絡むボーイズラブな所が原作から好きだった("同じ男が好きな
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アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

3.1

レビューを見るまで実話だと知らなかった!図書館強盗、たとえ思いついたとしても実行してしまうのがすごいな。
男4人が退屈な日常を変えるために強盗を犯す。
お洒落なメインビジュアルや序盤の雰囲気からもっと
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マイ・ガール(1991年製作の映画)

3.4

小さい女の子の恋心を、茶化したり矮小化したりしないで等身大に真摯に描いたラブストーリーだった。

父親の新しい恋人に対する、大人の女性への憧れと、ケバケバしさへの少しの嫌悪が同居した感情、
素敵だなと
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愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

3.5

Netflixオリジナル作品は毎回「今回はこのジャンルで来るのか!」って驚く。
10分程度なのに登場人物の深い悲しみや喪失感が伝わってくる、胸が痛くなる話。
タイトルが良い。

マイ・プライベート・アイダホ(1991年製作の映画)

3.5

刺さる人には本当に深く刺さりそうな作品だな〜…。
ストリート暮らしの貧しさから男娼として生きるナルコレプシー持ちの主人公と、エリートの父への当て付けとして男娼をやっている金持ちの青年。対照的な二人は主
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ビッグ・ダディ(1999年製作の映画)

3.5

フィクションの『型』の一つである「ダメクズ男のもとに身寄りのないちびっこが転がりこんで来て、なし崩し的にお世話することになる」話!私が本当に大好きな型。

ダメ男とちびっ子の、親子愛というよりは親密な
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レディ・バード(2017年製作の映画)

3.4

良作!思春期のお悩みフルコースみたいな映画だけど、あんまり辛い気持ちにならずに鑑賞する事ができるのはこの映画の爽やかかつ暖かな持ち味の成せる技なんだろうな。
母親との不和やカースト上位の子に認められた
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.6

2時間通して目が離せない怒涛の展開の連続。タイムトラベルミッション物は2000年代の今ではあらゆるフィクション媒体の鉄板ジャンルだけど、今作は「生きたまま逆再生」というルールを加える事で新感覚のアクシ>>続きを読む

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