sato4さんの映画レビュー・感想・評価 - 23ページ目

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浮き草たち(2016年製作の映画)

3.7

「第29回東京国際映画祭」にて鑑賞。物語は至ってシンプルだけれども、主演2人の好演と共に何とも言えない味があって愛らしい作品だった。タイトルが出るところも好き。そして、グレース・ヴァン・パタンがとても>>続きを読む

何者(2016年製作の映画)

3.9

映画の中で度々登場する演劇というモチーフがいつの間にか映画の構造そのものに関わってくるのは面白いアイデアだった。万人向けではないけれども、現代の一部を切り取った作品として内容も非常に興味深く、特に最後>>続きを読む

ゼーガペイン ADP(2016年製作の映画)

4.0

10年前に放送された根強い人気を誇るTVシリーズを再構築した作品……と思いきや、劇中の設定を最大限活かした手法で新作として映画化。初見の人には全く意味不明だろうけれども、ファン向けの映画としては素晴ら>>続きを読む

世界一キライなあなたに(2015年製作の映画)

3.9

エミリア・クラークが可愛過ぎて+3点。ベタベタな展開で何一つ予想を裏切らない(観ているこちらが不安になるほど。)が、本作に関してはそこが良かった気がする。邦題は例によって意味が分からないけれども、原題>>続きを読む

闇金ウシジマくん Part3(2016年製作の映画)

3.6

思わず「嘘やろ…」と言いたくなるような人々が沢山出てくる展開は相変わらず。自分の身近にはいないけれども、今の日本にこんな人達がいっぱいいるのかと思うと辛い。キャストの好演もあって、悲惨な内容にも関わら>>続きを読む

映画 聲の形(2016年製作の映画)

4.1

コミックス全7巻にも及ぶストーリーを丁寧に切り貼りし、圧倒的クオリティのアニメーションと計算された演出で仕上げられた本作。山田尚子監督の手腕にとにかく脱帽。他人のトラウマなんてものは知る由もないが、主>>続きを読む

SCOOP!(2016年製作の映画)

3.9

福山雅治さんよりも二階堂ふみさんを愉しむのが心地良い映画かと。福山さんは前半は汚れ演技に徹しているものの、後半は隠し切れないイケメン臭が漂いまくり。二階堂さんはイケてない前半からちょっとイケてくる後半>>続きを読む

ジェイソン・ボーン(2016年製作の映画)

3.8

大好きなシリーズ(「ボーン・レガシー」を除く。)なので期待値が高かったからか、思っていた程の満足感は得られなかった。とは言え、前半のギリシアでの一連のシーンは、このシリーズではお馴染みの緊張感あるアク>>続きを読む

君の名は。(2016年製作の映画)

4.5

新海誠監督節が炸裂しつつも、キャラクター(デザイン)の力が加わり、新たな魅力を持った新海作品へと昇華。大ヒットも納得の出来映えだった。個人的には後半よりも前半が好み。名シーンと呼べる箇所は沢山あったけ>>続きを読む

アスファルト(2015年製作の映画)

3.1

フランス映画に何を求めるのかって話かもしれないけれども、退屈極まりなかった。役者も演出も良かったと思う。思うけれども……あまりに退屈だった(2回言った)。

ナイスガイズ!(2016年製作の映画)

3.9

「第9回したまちコメディ映画祭 in 台東」にて鑑賞。バディムービー大好き!70年代の空気感や、そして何よりキャラクター造形が素晴らしく、ご都合主義な物語など気にならない。主人公2人はもちろんのこと、>>続きを読む

グリーンルーム(2015年製作の映画)

3.5

「第9回したまちコメディ映画祭 in 台東」にて鑑賞。アメリカでの公開時から期待していた作品だったが、残念ながら期待し過ぎて空回り。登場人物の描き方も一部を除いてイマイチだったし、全体的に単なるドタバ>>続きを読む

スーサイド・スクワッド(2016年製作の映画)

3.8

物語が面白い作品では無いけれども、好きか嫌いかと問われると確実に好きだと答えられる作品だ。ハーレイ・クインを始め、どのキャラクターも愛らしい(観る前は地味な奴多いな…という印象だったのだが)。マーベル>>続きを読む

グランド・イリュージョン 見破られたトリック(2016年製作の映画)

3.6

後出しジャンケンの応酬なので、主人公達のピンチがピンチに見えず…。そういうものだと割り切って観ればまぁ面白いかと。

イレブン・ミニッツ(2015年製作の映画)

3.0

期待感と不安を煽るのは上手かったけれども、ただそれだけにしか感じなかった。ラストは予想外の内容というよりも、まさかこうじゃないよな……と思ったまんまになってしまったことが予想外。テーマ自体は嫌いじゃな>>続きを読む

劇場版 仮面ライダーゴースト 100の眼魂とゴースト運命の瞬間(2016年製作の映画)

2.4

このレビューはネタバレを含みます

これはひどい。夏の仮面ライダー映画の中では過去最低かも。シナリオのまとまりの無さったらない。大人の視点でも辛かったけど、劇場にいた全ての子ども達も飽きていたなぁ…。

ゴーストバスターズ(2016年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

オリジナル版は思い出深い。バスターズの面々やマシュマロマンなどのゴースト、それに主題歌。今でも記憶に残る。そして、本作。ゴーストのCGのクオリティは格段に上がっているが、やはり映画の良さは見栄えだけで>>続きを読む

香港、華麗なるオフィス・ライフ(2015年製作の映画)

3.7

「カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2016」にて鑑賞。ジョニー・トー監督の作品には毎回必ず驚きがあるけれども、本作も中々。一番驚かされたのは美術。舞台となる大企業を壁のないセットで表現し>>続きを読む

ルドルフとイッパイアッテナ(2016年製作の映画)

3.6

児童文学が原作なので、全体的に分かりやすく真っ直ぐな作り。大人が観るには物足りない部分はあるものの、コンパクトな尺も含めて良作という印象。

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.1

ゴジラシリーズにこんなアプローチの仕方があるなんて考えた事も無かった。VSシリーズ時代のタイトル付けなら『ゴジラ vs ニッポン』というところか(まさにキャッチコピー「現実<ニッポン> 対 虚構<ゴジ>>続きを読む

ポケモン・ザ・ムービーXY&Z ボルケニオンと機巧のマギアナ(2016年製作の映画)

3.8

久しぶりに鑑賞したポケモン映画。毎年観ている人の中では作品毎にもちろん優劣がつくものだろうけれども、久々に観た本作も幅広い年齢層向けのエンタメ映画としては充分に面白い。ポケモンの世界観は素晴らしいと毎>>続きを読む

インデペンデンス・デイ:リサージェンス(2016年製作の映画)

3.8

20年も経ってしまった前作の正統な続編としては「なんだかなぁ…」という印象が拭えないけれども、バカ映画としては非常に楽しい。ちゃんとエイリアンを殴るシーンもあるし。SF映画というより、怪獣映画的な見方>>続きを読む

ロスト・バケーション(2016年製作の映画)

3.3

観終えた後でこの監督の他作品を調べてみたら、なるほどどれもつまんない映画ばかりだった。何でこのご時世にこんな手垢まみれの映画を撮ったのか(邦題まで手垢まみれ。合掌)。ブレイク・ライブリーが激しくブレイ>>続きを読む

KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV(2016年製作の映画)

3.7

ファイナルファンタジーの世界観にはあまり詳しくなかったけれども、すんなりと入り込めた(残念ながら固有名詞はあまり頭に残らなかったが)。戦闘シーンが多過ぎるところと、一部のシーンで何をやっているのか分か>>続きを読む

シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

3.9

劇中歌がとても良くて、鑑賞後すぐにサントラをポチってしまったほど。青春ドラマ+バンドものとしては想定の範囲内ではあったけれども、出演者達の個性的な顔面やいちいちダサい演出のお陰で逆に全てが愛らしく感じ>>続きを読む

劇場版 遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS(2015年製作の映画)

3.5

やりたい事が多過ぎたのか、ストーリーが複雑になってしまったところは大変残念。最後のほうは正直飽きてしまった。ただ、デュエルのシーンは本作らしく「そんなのアリ!?」のオンパレードだが、テレビ版と比べて随>>続きを読む

ノック・ノック(2015年製作の映画)

3.7

男性目線ではかなり恐ろしい内容で、直接的な残酷シーンはないものの、「これはホラーか!?」と思わずにはいられない。イーライ・ロス監督らしいブラックジョークも効いていて、監督のファンなら楽しめると思う。物>>続きを読む

WE ARE YOUR FRIENDS ウィー・アー・ユア・フレンズ(2015年製作の映画)

3.6

90分台の割にテンポが良くないところがマイナスだけれども、アメリカ西海岸のカラッとした空気感とEDMが心地良い。余りにテンプレなシナリオ面でのマイナスをEDMがカバーしているとも言える。また、主人公な>>続きを読む

10 クローバーフィールド・レーン(2016年製作の映画)

3.9

狭い空間とほぼ3人の登場人物だけで興味を繋いでいく前半から中盤までは面白い。後半部分がアリかナシかで評価は大きく分かれそう。個人的には、2ジャンルの映画をリミックスしたような面白さはあるものの、観た翌>>続きを読む

エクス・マキナ(2015年製作の映画)

4.2

期待以上の面白さにつき、スコアは甘め。A.I.(人工知能)というテーマには毎度興味をそそられるが、この作品はほぼほぼメイン登場人物4人(2人と2機というべきか…?)だけでグイグイ引き込んでくれるのが凄>>続きを読む

デッドプール(2016年製作の映画)

4.1

WHAM!をネタにする映画にハズレ無し!期待値が高かった分、想定より厳しめのスコアとなってしまったが十分に面白かった。マーベルキャラクターの中でも異色の存在なので、以前からかなり注目していたデッドプー>>続きを読む

エンド・オブ・キングダム(2016年製作の映画)

3.7

前作「エンド・オブ・ホワイトハウス」の中身は何一つ思い出せないけれども、本作はそこそこ面白い。物語はありきたり。深読みするシーンなどまるでない。その瞬間に起こっている出来事に集中して観れるので、ただ目>>続きを読む

世界から猫が消えたなら(2015年製作の映画)

3.8

原作小説を読んだはずなのに、すっかり中身を忘れていたせいで新鮮に観る事が出来た。淡々と紡がれてゆく感動が、ゴリ押しではなくジワジワと心に染み入る良い映画。生に溢れた明るい色味のシーンと死を予感させる冷>>続きを読む

ズートピア(2016年製作の映画)

4.5

面白過ぎてビックリした。なんだこれ。シナリオも演出も音楽もキャラクターデザインも素晴らしい!冒頭わずか5分くらいで世界観を完璧に伝えてくるところなんて、鳥肌ものだ。万人向けという点でホント、ディズニー>>続きを読む

海よりもまだ深く(2016年製作の映画)

4.0

是枝裕和監督の初期作品がとても好きだった。「誰も知らない」以降はあまり心惹かれる作品が無くて、観る事自体から遠ざかってしまっていたけれども、時間が合ったので久しぶりにこの新作を鑑賞。是枝節、やっぱりい>>続きを読む

マジカル・ガール(2014年製作の映画)

4.0

面白いと言いたいような言いたくないような…。観客の想像に委ねている部分が余りにも多く、想像力の働いた鑑賞者には良作であり、一方でなんじゃこりゃ!?と驚く人も多いかと。少なくとも鑑賞する前に想像していた>>続きを読む