原作は不穏さが漂いつつも割りと地味なシーンが多かった印象。
映画はその雰囲気そのままに映像映えするシーンが加えられて良いアレンジだと思うし、事件の形が見えてこない序盤は淡々と、点と点が繋がってくる中盤>>続きを読む
この世のあらゆる「あって良かった」と思うものがこのような困難を乗り越えて作り出されたものなのだろうな。頭が下がる思い。
ただ、この映画はそれ以上に「何度も壁にぶつかりながらもなぜ歩みを止めなかったの>>続きを読む
序盤は「このチンピラ二人にさっさとバチ当たんねぇかな。」って気持ちで観てたはずなのに、いつの間にか二人に何かを期待してワクワクしてさ。
最後は画面の前でサムズアップで「神仏無用ォ!」って叫びそうにな>>続きを読む
お色気シーンがあること以外は驚くほどベタな人情物で無難に楽しめる。
肝心のお寿司があまり美味しそうに見えないのが難点かな。
主婦にドアで指を挟まれたセールスマンがその恨みから恐怖の嫌がらせを始めるが、その主婦が美人だと知ると今度は気持ちの悪いストーカーと化す流れが一粒で二度美味しいという感じ。
ドアを挟んだチェーンソーとの>>続きを読む
ピンク映画ながら女が入り込むことができない男の世界を描いたブロマンス映画。
序盤からぶっ飛ばしまくりの便利屋コンビに危うさを感じて胸がざわつき、記念写真のシーンの切なさでピークに。ラストも完ぺきで、>>続きを読む
プレイボーイとヴァージン女幽霊のピンクホラーコメディ。
ヒロインがしっかりキュートなのが良いね。ホラーあるあるが笑えるシーンなってたり終盤に予想外の展開があったりと湿っぽさなしのカラッとした面白さだっ>>続きを読む
大まかな流れは前2作と同じながら程よく時流を取り入れていて、「これこれ!待ってました!」と「なるほど、こう来るか。」が同居する面白さ。
もはやアクションといっても過言ではないくらいエスカレートした食>>続きを読む
前作で上がりまくった期待にちゃんと応えてくれる面白さ。
これを観た後は怒りのデスロードでのフュリオサの慟哭シーンでより胸を締め付けられるようになる。
付け足し感も野暮さも無く、前作が味わい深くなる良>>続きを読む
國村隼演じる源兵衛はこの映画のヒロインと言っても過言ではない。國村隼萌え映画。
復讐劇に入ってからの主人公の周りの人達の行動に唐突さや都合のよさを感じないのは、前半に焦れったいくらいにたっぷり見せ>>続きを読む
全体的にB級感は漂うものの、ベビーフェイスのビジュアルはなかなか気味が悪いし、意外にも頭脳的に追い詰めてくるのも怖い。
内容も観た人が面白いと思うかどうかは別にして、ありきたりな展開にしないってのは良>>続きを読む
名探偵コナンで北海道のご当地映画を作ったかのような感じ。
紺青の拳の監督&脚本コンビということで今回も同じような形のイマイチ具合。キャラクターのサービス出演やラストのサプライズでは誤魔化しきれんです>>続きを読む
序盤のホラー描写は予想以上に雰囲気があって引き込まれる。ピンクとホラーの間を愛憎劇が取り持ちまとめていて見応えありました。
どちらかと言うとピンクよりもホラー寄りかな。
デカ怪獣たちがヤンキー漫画みたいなことしていて楽しい。ハリウッド版はこのまま昭和の怪獣大喧嘩路線を突き進んでほしいですね。
物語は一貫してタイトルの通り。それを時には張りつめた緊張感、時には軽やかなユーモアと角度や緩急をつけて見せるのは流石としか。
そしてやり場のない結末、常に中立な立場にいた主人公の言葉を借りるなら「バラ>>続きを読む
ドキュメンタリー映えしそうなヘビーな境遇やエピソードが大鶴肥満というキャラクターの獲得によって全て笑いに転ずるのがお見事。まさに復讐。
実にマルシアな映画でした。バーガー食べたい。
普通だと思っていたことがそうではなかったと知るってのは想像を絶するなぁ。
端から見ると「厳しすぎない?」と思うけども、時代を考えると一人でも生きていけるように心を鬼にしてというのも痛いほど解る。
ス>>続きを読む
解りやすくかつスリリングで面白かった。
ニュースを観たときは「こんなこと可能なんか?」と思ったけど、自分の持っている情報に徐々に肉付けがされていくとなるほどなと。
実行者に疑いを持たせない設定の作り>>続きを読む
ビジュアル面が意外と良かっだけに、モンハン感の薄さや面白くなりそうでなりきらない展開にもどかしさを感じる。
オリジナルの異世界転生展開もモンスターの素材で装備を強化していく要素と噛み合いそうだったのに>>続きを読む
ドラマ色強めの十二人の怒れる男といった感じ。
登場人物達のキャラやバランスがいいし、前半のとぼけたような緩い雰囲気が導入としても後半に向けての振り幅としてもいい具合に効いてる。
重厚なミステリーや人間ドラマを求めていると物足りなさを感じるかもしれないが、推理クイズ感覚で犯人を予想しながら観ていると程よく捻りもあって楽しめる。
時代は戦後だけど常に危機感や緊張感が漂う映画で、時折人が人ならざるものに見えるシーンがありとても恐ろしかった。
区切りのない苦しみもその中で懸命に生きる姿も「今の暮らしを手放すようなことをしてはなら>>続きを読む
このキザったらしさや野暮ったさがストリップ劇場を舞台にした物語とベストマッチでなんともノスタルジックな気持ちに浸れる。
印象的だったのが主人公が初めてストリップを観るシーン。自分が初めてストリップ劇>>続きを読む
想像以上の重さや醜悪っぷりに驚いたけど、それらが鬼太郎という存在に強い説得力を持たせてるように感じる。
水木とゲゲ郎のキャラも良いし、ジャンルがミックスされたストーリーも面白い。
かなり好き。
記念すべきコキンちゃん映画本編初登場作。もうそれだけで満足よね。
バラバラだった3人が心を通わせていく姿は微笑ましいし、所々で見せるクリームパンダちゃんのヒーロー的な行動や言動にアンパンマンの精神を感>>続きを読む
切ない関係をコメディタッチで描きつつ途中からトンデモな方向へ舵を切る。
ごちゃまぜの変な映画だけどこれ一本で色々と引き出しがあるのがわかるし、キャラクターも良い具合にテンションのバランスが取れてて見や>>続きを読む
観た感想としては、「しょくぱんまん、こりゃあモテるわな。」と。でもこのしょくぱんまんメインのストーリーならゴロンゴラとの戦いでもうちょい粘らせてあげてほしかった。
様々な“紙一重”を見た感じ。それ故に色々と覆されるけど不思議とスッと腑に落ちる。言葉で説明しづらいけどとにかく良かったってのは間違いないです。
旅立ちを描くけど時代は巻き戻さないよというスタンスのためアニメ開始直撃世代の懐かしさをくすぐるようなものではなく、あくまで今の子供たちに向けた作品に。でもこのスタンスは正解。
やっぱりポケモンはその時>>続きを読む
時代を考えると作品賞も解らなくはないけども、社会問題を取り入れた以上要所要所もう少し煮詰めて欲しかった。
前半はなかなか幽霊話にならねぇなと思いながら過ぎ、いざ奥様が幽霊になると話は予想外の動きを見せる。
妙な言葉選びの会話が可笑しく、なんとなく暖かい結末で結構楽しめた。
あと自分は感情の無い淡々とした語>>続きを読む
前半は生き生きとした自然や動物を映し命の美しさを見せてくれるが、仔鹿との出会い以降は避けては通れない厳しさにも目を向ける。
ここを濁していないところが名作と言われる理由なんでしょうね。
伝統が伝統たる所以を見る。変わらないものを通して日々の変化に気付くという感覚の冴えを少し疑似体験できるのは嬉しい。
決して珍しくない人生の節目の物語であるが、映画の軸に茶道の精神が通っていて登場人物に>>続きを読む
ギスギスした家族のやりとりと徐々に加速していくホラー展開、核心や着地点が見えてこない心地悪い物語に精神を削られまくり。
アニーの作るミニチュアがビジュアル的にも物語的にも効いててゾワッと余韻を残す。面>>続きを読む
怒らせると怖い過去アリ渋おじさんと少女の組み合わせというたまらないやつで、そうそう!コレコレ!と期待に応えてくれる良作。しかも二人で探偵事務所をやってるんだからもうガッツポよ。
続編が見たくなるのは主>>続きを読む
男女の領分の分かれ方がかなりはっきりしていて真摯な熱意からの行動が拒絶されるのがもどかしい。それでもナプキン作りを止めず、さらには社会の意識をも変えようと進んでいく姿に胸が熱くなる。果たしてどこまで変>>続きを読む