sattonさんの映画レビュー・感想・評価

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きみはいい子(2014年製作の映画)

3.4

鑑賞後に誰かを抱きしめたくなる映画。
虐待というものを通して
子供の苦しみ、親の苦しみを描いている。

池脇千鶴が尾野真千子を抱きしめながら
私もそうだった、と諭すシーンは本当に感動する。
ラストシー
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野火(2014年製作の映画)

3.4

この時代によくここまでのものが作れたな、と思います。
肉弾戦とはまさにこのこと。
二次元で臭いもないから、きっとリアリティーなんて無いに等しいのかもしれないけど、それでも数ある戦争映画の中でこんなにも
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ヘルタースケルター(2012年製作の映画)

2.6

色彩は綺麗、さすが蜷川監督。
でも作品的にはさくらんの方が見応えあるかな。

沢尻エリカのメイク役の新井浩文のオネエ役がわりとハマっていて面白い。
寺島しのぶの闇に引きずり込まれていく感じも、さすがベ
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グリーンマイル(1999年製作の映画)

3.8

感動モノではなく社会に憤りを感じる社会派映画。

ネズミの出現により少しずつ変化が起きる囚人、人を人とも思わない看守、
無実の罪を背負わされ、それでもなおこんな世界では生きていたくないとそのまま罪を受
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FOUJITA(2015年製作の映画)

3.2

オダギリジョーが素晴らしすぎる。
フランス語は本当に難しいし、あのキャラクターを表現するのはとても大変だったはず。

ストーリーを楽しむというよりは、映画そのものをひとつのアートとして楽しむ内容。フラ
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合葬(2015年製作の映画)

3.1

見る前にある程度の知識があったほうが楽しめる。
歴史的にはあまり有名ではない彰義隊。
一人一人の生き様をもっと丁寧に描いて欲しかったかも。
オダギリジョーが特出して存在感があった。脚本の渡辺さん、セリ
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サウルの息子(2015年製作の映画)

3.0

時代背景と収容所の実態をある程度知っていれば見応えがある。
なぜあそこまでラビと埋葬にこだわったのか、ユダヤ教が火葬では救われないということを知っていないと違和感あるかな。
ラストの表情の変化はさすが
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ピンクとグレー(2016年製作の映画)

3.4

思っていたよりしっかりミステリ作品。
62分後から目が離せない的な
イニシエーションラブ的な謳い文句通りなんだけど、こういうの無いほうがしっかり入り込めるのになあ。でも集客には必要か。

62分からの
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おと・な・り(2009年製作の映画)

3.2

隣人の生活の音
それはほとんどが鬱陶しいもの。

でもお互いのそれに惹かれていく2人が、
まさかの同窓会で再会。
お互いの道を進みつつ、偶然の恋が始まっていく。

生活すること、生きていくことを大切に
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天使にラブ・ソングを2(1993年製作の映画)

4.1

個人的には1より好き。
しかしこの邦題のセンスは素晴らしい。

oh happy dayをはじめ、讃美歌はこれで知ったものが多い。
1はシスターたちが主役だったのに対し、これは生徒たちが主役。
曲のア
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天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)

4.0

ウーピーゴールドバーグはすごい。

よくこんな映画を作れたな、と思う。
これ当時批判などはあったのかな?

どんどん楽しく、どんどん明るくなっていく演者たちの表情がとてもいい。
実際にこれで讃美歌とか
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セルピコ(1973年製作の映画)

3.5

アル・パチーノがおしゃれでかっこいい。
それがどんどん目がギラギラして、疲弊していく様がとてもリアル。

なにが正義か、本当に正義を貫こうとするとどんなことが起こるのか。
自分の正義を最後まで守った実
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セント・オブ・ウーマン/夢の香り(1992年製作の映画)

4.0

とにかくアル・パチーノが半端じゃない。
本当に盲目なんじゃないかと思う、あの目力と動きは素晴らしい。

この映画を観てから、某小説の影響もあるのだけれど香水はずっと同じものを使うようになった。

ダン
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イヴサンローラン(2010年製作の映画)

3.0

ファッションには全く知見がないのだけれど、淡々とした語りで進むのに自然とイブサンローランの服や世界観の美しさに引き込まれる。

私の男(2013年製作の映画)

3.5

ハタチでこんな演技ができる二階堂ふみはなんなんだろう。
浅野忠信がだんだん薄汚いおじさんになっていくのがとてもリアルだった。

ラストに浅野忠信を誘惑する二階堂ふみは同じ女から見ても恐ろしいほど綺麗だ
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空気人形(2009年製作の映画)

3.4

ペ・ドゥナが可愛すぎる!
心を持ったラブドールがレンタルビデオ店で働くようになり、恋のようなものをする。それでも夜はラブドールを演じ続けなければいけないし、人間とは違うから、その恋もうまくいかない。
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自分の事ばかりで情けなくなるよ(2013年製作の映画)

3.7

クリープファン好きにはたまらない映画。

冴えないOLが駆けつけたライブ会場で、クリープハイプがまるで自分のことのような「社会の窓」を歌うシーンはガン!ときた。
音楽を愛する人は、きっと同じ経験をした
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横道世之介(2013年製作の映画)

3.8

蛇にピアスでクラブで出会ってその日に関係を持った高良健吾と吉高由里子がこんなピュアな役を演じるとは、、

友人役の池松壮亮の
いい加減だけどなんだかんだときちんと大人、父親としてやっている感じ、
綾野
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パッチギ!(2004年製作の映画)

3.7

泣いた!
最初の方に小出恵介と塩谷瞬があのキノコへアーにするキッカケとなったミュージシャンのボーカルが加瀬亮なのは衝撃。

江口のりこと真木よう子がとにかくカッコ良くていい演技!
オダギリジョーはさす
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きみに読む物語(2004年製作の映画)

3.4

the・王道。
それでも涙が出るくらい素敵。
邦題のセンスも素敵。

時をかける少女(2006年製作の映画)

3.2

「未来で待ってる」はずるい!
青春の楽しさと切なさがいっぱい。

Laundry ランドリー(2001年製作の映画)

3.6

心が洗われる。
本当に美しい映画。

地球では愛って言うんだよ、という純粋なてるの言葉にどれだけ救われた人が居るだろう。

窪塚洋介は本当にすごい。

ジョゼと虎と魚たち(2003年製作の映画)

4.0

ご飯が美味しそうな映画は素晴らしいという自論を持った映画。
ただの卵焼きやただのご飯がとても美味しそう。
美味しそに食べる妻夫木聡の演技はとても良かった。

結局僕は逃げたんだ、というズルさや弱さをよ
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そこのみにて光輝く(2013年製作の映画)

3.7

観ていて悲しくなるくらい、救いのない映画。だからこそ、一瞬の幸せがとてつもなく光り輝く映画。

菅田将暉の憎めない弟の演技が素晴らしかった。

呉美保監督は人間の汚い部分や悲しみを描くのがとてもうまい
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0.5ミリ(2014年製作の映画)

4.0

女性監督だからこそ描けたであろう細やかな心理描写が光る。
それを一切飽きることなく観ることができるのは、実力派の役者たち。
安藤サクラの存在感は誰にも真似できない。

痴呆で同じことをなんども繰り返し
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戦場のピアニスト(2002年製作の映画)

3.5

戦場の瓦礫の中を歩くエイドリアンブロディが非常に印象的。

紙の月(2014年製作の映画)

3.3

吉田監督は人の意外な心理を描くのがうまい!腑抜けども、悲しみの愛を見せろもそうだった。

普通の主婦だからこそ起こした巨額横領事件。真面目な普通の主婦だからこそ起きたのだ、ということがよく分かる。
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アバター(2009年製作の映画)

3.2

映像は綺麗だけれど、ほかに感想が出てこない。

恋人たち(2015年製作の映画)

3.8

いろんな恋人たちの、いろんな恋のかたち。


メインとなる恋人を演じた役者さんの、ブツブツ呟きながら外を歩き、好奇な目で見られた時のあの気持ちのぶつけ方が本当にリアルだ。

俺の気持ちなんか知らないく
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ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

3.1

エイドリアンブロディのダリのクオリティーの高さ!

アート好きなら見て損はない、
ウキウキする映画。

ピカソにダリに、あの名作にこの名作。
迷い込んだ世界にどっぷりハマる主人公が、さながらわたしたち
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舟を編む(2013年製作の映画)

3.6

見た後にすぐ原作を買いに行った。
若いのに石井監督は素晴らしい!

松田龍平の朴念仁ぽさ、宮崎あおいの凜とした姿も素敵だが、オダギリジョーと黒木華のキャラが立った演技もとても良かった。

ただ愚直に言
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ガタカ(1997年製作の映画)

3.9

sf映画なのだけど、どちらかというとヒューマンドラマ!

優等と劣等がはっきりと出てしまう世界で、それでも自分の夢を叶えたい男と、夢を奪われた男。

近い未来本当にこういうことが起きそう。

優劣問わ
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時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

3.4

狂気。キチガイじみている。
胸糞悪いシーンがたくさん。
サイコパスとまではいかないのかな?
人間の凶暴性が見事に描かれている。

ヒミズ(2011年製作の映画)

4.2

園子温監督のなかで1番好き。
若手トップクラスの実力派俳優、染谷将太と二階堂ふみの最強タッグ。

光石研や吉高由里子、窪塚洋介がちょい役でいい味出してる。

俺には分かる
ミルクの中の蝿
その白と黒は
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ハウルの動く城(2004年製作の映画)

4.0

個人的ジブリランキングトップスリーに入る作品。

木村拓哉棒読みかよ、って思ったんだけど、カルシファーとの契約で心臓がない(心がない)から当たり前なわけだ。
心臓が戻ってからのハウルはとても生き生きと
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思い出のマーニー(2014年製作の映画)

3.3

アリエッティの監督。
女の子の心理描写はうまいけど、ストーリーがよく分からない。
ストーリー重視なのか、心理描写重視なのか。

ほぼしゃべらない船頭のおじさんの声優が安田顕など、作品に北海道出身の演劇
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