YLxxさんの映画レビュー・感想・評価

YLxx

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甘い生活(1959年製作の映画)

4.4

入れ替わり立ち替わり美女と遊びながらも、帰るべき場所・精神を持つ主人公。しかし、その理想が崩れたとき彼の生活は一気に崩壊する。女とは会話よりも身体で語り合えば十分ということなのだろうか。その結果、男同>>続きを読む

ひるね姫 〜知らないワタシの物語〜(2017年製作の映画)

3.5

受け継がれる夢
神山健治が作ったと言われなかったら正直気付けない。それが良い方向にではなく悪い方向にいってしまったのではないだろうか。
ここまで物語やキャラクターを綺麗に作ろうとすると細田守や新海誠の
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パンチドランク・ラブ(2002年製作の映画)

4.2

ビジュアル120点アダムサンドラー120点
主人公の全ての行動に対して質問してくる姉は個人的には母や彼女や妻をよく表現している。一度付き合うと終わりはない。しかしひょんな事から彼は覚醒する。無敵から真
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オール・ザット・ジャズ(1979年製作の映画)

3.9

汗まみれで強烈な絵面にやられっぱなし。タバコ、酒、ドラッグそして女、常に摂取しなければショーは止まる。永遠に繰り返されるショータイム。主人公と同様にかなり謎の魅力に引っ張られる映画。読み合わせのシーン>>続きを読む

名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN(2024年製作の映画)

4.0

ボブディランを全く知らないがこの映画を見て思うのは所謂若者文化の土壌を作ったのだろうか。opとedが秀逸で収まりは良い。冷戦時代のアリメカの緊張感は今の世の中が向かう未来にも感じた。エドワードノートン>>続きを読む

17歳のカルテ(1999年製作の映画)

3.7

ウィノナライダーの映画かと思ったらアンジョリーナジョリーの映画だった。アンジョリーナジョリー史上1番良い演技なのでは?映画自体にはそこまで感じるものもなく。

アメリカン・グラフィティ(1973年製作の映画)

4.1

音楽がハマらないのもあるが各シーン75点で収まっている。ただラストだけは100点。鬱キャラがいないのが現代人には足りないのかも。ブレックファストクラブってアメリカ映画の中では成し遂げたことは凄いのかも>>続きを読む

ブルータリスト(2024年製作の映画)

3.9

映画館に行く価値が大いにある作品、インターミッションあるだけで楽しすぎる。正直実在する人物でないところに違和感を感じるが逆に彼ら登場人物が全てつくられたものと考え始めるとかなり興味深い。一つ一つの会話>>続きを読む

ポエトリー アグネスの詩(うた)(2010年製作の映画)

3.8

主人公の設定のせいかイチャンドンの割にはそこまで乗れなかった。孫が主人公ならエドワードヤンの映画になってそう。

リアル・ペイン〜心の旅〜(2024年製作の映画)

4.4

本作はどこか『ダージリン急行』を彷彿とさせる。さまざまな国の出身者が集まり、異なる背景や事情を抱えながらも、ひとつの旅を共有する。人類の歴史には、受け継がれるべき悲しみや苦しみが確かに存在する。しかし>>続きを読む

セブン 4K版(1995年製作の映画)

4.5

映像面で利点があったかと言われるとよくわからない。久しぶりに見て思ったのはブラピ世間で言われるほど良い意味ではハマってない。フィンチャーの凄さを思い知らさせれる一本

機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-(2025年製作の映画)

4.0

赤眼

先にダメだったところを書いておくと。流石に台詞がウザすぎる、そして主題歌?が何曲もあって日本語ボーカルがウザい。
だがこれら以外は良い、かなり良い。フライヤーの時点でグリッドマンユニバースに似
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ナインハーフ(1985年製作の映画)

3.4

官能映画結構好きなんですがすまないがこれはマジのマジで何がしたいのかわからなかった。映像は良い。だが物語として客に見せるべきところを端折りすぎでは、完全なる服従関係でもなくアラフォーの痛い恋愛を見せら>>続きを読む

ジェイコブス・ラダー(1990年製作の映画)

3.8

ナインハーフ見たかったんだがなんとなくこっちを先に見た。見始めた印象はエンゼルハートですやんといった感じでこの後にナインハーフも見たせいで3作品記憶がブレンドされそう。天国への道(梯子)が垣間見える中>>続きを読む

マグノリアの花たち/スティール・マグノリア(1989年製作の映画)

3.8

前半後半で温度感違いすぎて怖い。
i like moviesから観たのだが過去に対するアプローチは類似している。

ロボット・ドリームズ(2023年製作の映画)

3.5

アニメーションとしてかなり上質である。ロボットと動物で描かれた理由まで見れのであれば面白いのかもしれないがこの映画でそこまでの温度はもてなかった。

I Like Movies アイ・ライク・ムービーズ(2022年製作の映画)

4.5

高校生の時いや20歳くらいまでは私はローレンスだった。シャウトがない音楽は全てダサいと思っていたしバカにしていた、でも作中でもある通り大学生になるとそんなローレンスが大量にいるので20歳までは気付けな>>続きを読む

ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ(2023年製作の映画)

4.1

人と触れ合った記憶が孤独を生み出す。クリスマスシーズンはその孤独をより一層際立たせ、新たな温かな居場所を作り出す。新たなクリスマス映画の傑作。

セックスと嘘とビデオテープ(1989年製作の映画)

3.7

そこまでなんかこれ?
面白くないとは言わないが全体的にパンチに欠けるというか個人的には特に印象に残らない。

陪審員2番(2024年製作の映画)

4.0

映画館で見てたらもっとやばかったわこれは
これが90歳の作る映画かと度肝を抜かれる。エンタメ作品としての完成度は非常に高く映画館で観ていたら印象が変わったことだろう。様々な登場人物の正義に対する考えた
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薔薇の貴婦人(1984年製作の映画)

3.2

マウロボロニーニ結構好きなんだが流石にこれは…街を走るシーンと侍女二人が面白いくらいしか見どころがない

バグダッド・カフェ 4Kレストア(1987年製作の映画)

4.0

the女性の映画
男からの離脱・脱却これがバブル時代の女性リーマンに受けたのだろうか、ガールズフッドぽさもありつつそれを否定する一匹狼な女性もいる。様々な人がいるのだけど一貫して彼女たちは強くて優しい
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バッファロー’66(1998年製作の映画)

4.1

実験的な映像から生み出させる絶妙な空気感。フワフワとしたアンビエントな雰囲気が常に流れる。いつまでも子供でいたいんだよ大人も。だから幼少からの短所は無くさない方が良い、クソは最高に変わるから。映画史屈>>続きを読む

ドゥーム・ジェネレーション デジタルリマスター版(1995年製作の映画)

4.5

しょんべんちびったクソ最高
nowhereを昔から見たくてそのついでに見たがこっちがヤバすぎてぶち上がり
男2女1のロードムービーは最高って決まってる

ノーウェア デジタルリマスター版(1997年製作の映画)

3.9

90sティーンエイジムービーの教科書的作品
本作以前から何故か観たいリストに入っており遂にスクリーンで見ることに成功したのだが立て続けにみたドゥームジェネレーションと比べるとどこか優等生な作風で全体的
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木と市長と文化会館/または七つの偶然(1992年製作の映画)

3.5

所詮どんな物事も偶然で出来上がっていると言うのだろうか。ロメールの作家性からいうとそもそも物事に固執するのが間違いなのではなかろうか。また10年後くらいにみようかな

オールド・フォックス 11歳の選択(2023年製作の映画)

3.3

3カップルが交差するシーンで終わった
何がしたいのかが一向に伝わってこない。登場人物4人くらいでよかったやろこれ。時代設定もこのバブル時代である必要あるのか?キャラクターの設定は面白いが構成も映像も物
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終わらない週末(2023年製作の映画)

4.0

Dフィンチャーのような建物の撮り方にシャマランのような不気味な空気にジュリアロバーツとイーサン・ホーク。家族レベルの話に恐怖を落とし込めているのかと言われると微妙で作劇的に物足りなさを感じなくもないの>>続きを読む