男たちの支配から脱出する女たちの物語。タイトルの怒りは女たちの怒りのことでもあるのだろう。これは本格的世紀末フェミニズム映画だ!
アニメを見てるようで現実を見てる。現実を見てるようでアニメを見てる。作品と鑑賞者の間の距離感がすごく不思議だった。
劇中何度か使われる『頭を冷やす』という言葉の通り、プロメアは従来の物事に対して一直線に突っ走る熱血系から脱出し、1度立ち止まって考えることができる新しい熱血系を描こうとしている。熱血系作品を作り続けて>>続きを読む
今作でヒロインを守る男性像をぶっ壊したシンジくんの功績(?)はデカい
家族間に不和を抱えていても組織の中で居場所を獲得できればシンジ君もガンダムのアムロみたいに成長できのかもしれないけど、シンジ君の場合組織のトップが自分の父親で家族と組織が直結しているから不幸だよなぁ。
チェンソーマンの藤本タツキがおすすめしてたから。綺麗な三幕構成だった。
見られる性としての女性とそれに対する問題提起。秀逸なサイコホラーだがフェミニズムの文脈で観るのも面白い。いままでのアニメはsfや美少女ものばっかりだったのでパーフェクトブルーみたいなジャンルのアニメの>>続きを読む
桜の咲いてる春にこの映画を観たかった
今もたいして変わらんけどこの時代の政府が男だけの世界だったというのがよく分かる。政治の場に女性がいない。これは三島由紀夫対東大全共闘見た時も思ったことだけど。
何食って生きてたらこんなかっこいい映像が撮れるんだ。村の住人たちが新宿の風景の中に溶け込んでいくエンドロールが好き。
子供は災いを呼ぶと言うが、それはなぜだろうか。結局、子供が生まれるのも生まれないのも全部親の都合で子供はそこに何も介入することができない。その非対称性への根源的な怒りが災いを呼ぶのだろう。
遠藤ミチロウに江戸アケミに町田町蔵。アングラ好きにとっては豪華なキャスト陣。
思春期の頃は自分の周りのことだけが世界のすべてだと感じてしまう。そんな懐かしい気持ちを思い出させてくれる。
よく透明人間になって女湯を覗きたいとか冗談で笑われる風潮があるけど、覗かれる立場からしたらどれほど恐ろしいことなのかが真剣に描かれていた。女を自分の思い通りにしたいという男の欲望をストレートに批判して>>続きを読む
あり得たかもしれない未来への哀愁。これは60年代へ向けたタランティーノの”祈り”なのだろう。ラストのアクションが爽快。タランティーノは10本撮ったら引退すると言っているが、今のところ10作目は原作付き>>続きを読む
序盤の油屋に迷い込む展開は秀逸。千と千尋は導入部分が素晴らしい。知らぬ土地へ抱く恐怖、大人への不信感、自分だけ置いてけぼりにされてしまうという焦燥が子どもの目線でとても丁寧に描かれている。海の向こうか>>続きを読む
内容は自分の趣味に合わなくてあんまり好きになれないけど、映像と音響はとても美しい。ダークナイトに登場する市民はバットマンの格好をして犯罪者に立ち向かっていたけど、ジョーカーに登場する市民はピエロの格好>>続きを読む