shinichiroさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

恋人たちの予感(1989年製作の映画)

3.9

◎ 5年ごとの13年と3ヶ月
ダイナーでサリーが絶頂したフリをするシーンやばすぎる笑
久しぶりにこういう系統の作品を見てクスクス笑えて面白かった。
'カサブランカ'や'見知らぬ乗客'への目配せもよかっ
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エイリアン2(1986年製作の映画)

4.0

◎ 母なるエイリアン!
バトルシーンがかなりスリリングで戦慄しました!
リプリーの大胆さに焦点が当たって物語が進んでいく。ラスボスエイリアンも最後までかなりの強敵!

ライフ・ゴーズ・オン 彼女たちの選択(2016年製作の映画)

4.0

◎ 大きなことは何も起こらない。それがいいのかどうかは別として、すごく開かれた映画
リリー・グラッドストーン演じる牧場の馬を管理する女性の帰り道の車内の表示は'Perfect Days'や'Drive
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

◎ 木漏れ日にたゆたうような幸せな映画

最初に読んでいたフォークナーの小説'野生の棕櫚'もそうだけど、ほとんどの楽曲が自分の琴線に触れてきた曲、作品だったから平山の生き様も含めて自分のための映画なの
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

4.5

◎ 初ヨルゴス・ランティモス最高でした!
他の作品も見てみたい!
嘘をつかない愛、、腹の底の黒さを探り合うような展開がスリリング
印象的なセリフを冒頭に持ってきて8つに分けるところも見る準備が仕上がっ
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灼熱の魂(2010年製作の映画)

4.0

◎ 1 + 1 = 1
RadioheadのYou and Whose ArmyとLike a Spinning Plate ナイーブの雰囲気を冒頭から醸し出していた!
歌う女は決して声をあげることを
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

4.1

◎ ずっと見たかった!おもしろかった、最高だた。2もみる!
Lou ReedのTransformerのTシャツを着ているまひろが社会不適合者と言われるのは複雑な気持ちや😂
好きの反対は無関心って言って
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いますぐ抱きしめたい 4Kレストア版(1988年製作の映画)

3.6

◎ 涙を流す暇がないくらい矢継ぎ早に映画が進んでゆく、、、
約束ができない無鉄砲な男たちばかり、それがカッコいいからいいんだけど、
ブレードランナーばりのネオン街がイカす!
ビリヤードでズルしてからの
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地上より永遠に(1953年製作の映画)

3.5

◎ 隠れていた主人公が久しぶりに職場に戻ってきたらあっさり自国の兵に撃たれたのを日本兵のせいにするな、、、笑

真珠湾攻撃直前1941年ハワイでの陸軍の戒律や上下関係の理不尽に厳しい様子
冒頭の息のあ
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ちひろさん(2023年製作の映画)

4.0

◎ ちひろさんの人との距離のとり方好き!
陰影のある様々な表情のちひろさん。
色即是空
おかじーが焼きそば食べてて不意に泣き出すところには持っていかれた、、

白鳥(2023年製作の映画)

4.2

◎ 物語云々は50年以上前の既出児童文学なので置いといて一流のプラットフォームで映画で遊んでいる感じが伝わってきて楽しかった。
セットのハリボテ感や登場人物そっちのけで語り手が物語の中心みたいになって
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天使のたまご(1985年製作の映画)

4.5

◎ 旧約聖書のノアの方舟がなんとかかんとか、、、設定や物語が読み取るには曖昧で必要最小限の会話だが、すごく伝わってくるものはあった!
Paul Delvauxの夜の神殿に佇む女性の絵のような感覚がずっ
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アンカット・ダイヤモンド(2019年製作の映画)

4.0

◎ サフディ兄弟の逃走映画はどこかクセになる。
ユダヤ教の宗教的記念日、過越(ペサハ)の不穏なムード
本格的にブレイクする前のThe Weekendのクラブでのライブ

(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

◎ 人物の顔がキャメラ側を向くために作られているような一連の作品は好みだ!
残りの短編も気になる。

波長(1967年製作の映画)

3.5

◎ Strawberry FieldsがForeverに続く!
つんざくような音響が意外と快感だったかも!  
無事波の絵に辿り着けて達成感!

VORTEX ヴォルテックス(2021年製作の映画)

4.1

◎ 空から始まって空が裏返る。
'軽蔑'の劇伴。
命ははかない。バラの花の如く。
詰まってしまって流れ切らないトイレの澱みのように後戻りはできないが、水は流れ続ける。
'メトロポリス'や'怪人マブゼ'
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黄金の馬車(1953年製作の映画)

3.6

◎ 演劇を上演する映画
スペインの植民地にイタリアの劇団が来ることで黄金の馬車を巡って煩悶することになった総督や貴族たち。
ヴィヴァルディの音楽が煌びやかさを添える。

リアリティ(2023年製作の映画)

3.7

◎ The Rolling Stones のAngryのPVにでてたSydney Sweeney。PVとはまた全然異なる表情で驚いた!

黄色いリボン(1949年製作の映画)

3.9

◎ 黄色いリボン名曲!
ジョン・ウェインが着替える様はカッコ良すぎる!大尉!
銀時計を贈呈に退役を皆で祝うシーンもなんとも感動的だ!

17歳の瞳に映る世界(2020年製作の映画)

4.2

◎ 原題で追い詰めてくる長回しのシーンが突き刺さってきます!

肉体の冠(1951年製作の映画)

4.0

◎ ゴダールとハスミンの対談で作品名が出てきたので気になって鑑賞。ゴダール曰く他の作品と比べて彼にしては商業的だと、、
'穴'のような緊張感はなかったが、随所にベッケル印のようなものを感じてかなり盛り
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荒野の決闘(1946年製作の映画)

4.4

◎ 荒野の一本道
標識クレジット
牛飼いの4兄弟、保安官とドク
クレメンタインのための映画
OK牧場の決闘の翻案
理髪での花の香り
4角関係
麻酔なき術後の影

イントレランス(1916年製作の映画)

4.2

◎ 四つの時代を並列的に進行、ゆりかごを揺らし続けるリリアン・ギッシュのもと。

後編のバビロンのパレードやハーレムのシーンなど壮大すぎる。冤罪につながる処刑に至るまでのシークエンスの緊張感が激烈だ。
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(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

◎ タケシ城?
時折くる笑いがずっと続いててゆるく楽しめた。血や残虐性はいつも通り。
可愛がっていた家臣の謀反から始まる。
信長めちゃ狂ってる!何あの椅子や最初の衣装?笑
千利休や曽呂利、茂助の存在感
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火の馬(1964年製作の映画)

4.8

◎ 素晴らしすぎた!!1時間半の夢

映像だけでこんなに楽しめたことに驚いた!'ざくろの色'よりも好きかもしれない。
前半はイヴァンとマリシカの蜜月〜離別、後半はイヴァンの孤独〜再生、苦悩。

やたら
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吸血鬼(1932年製作の映画)

4.1

◎ ボヤけた映像の凄まじさは伝わってきた。ボヨヨ〜ンとした音楽も。
幻想的とはこのことだが、途中から筋が追えなかった。幽体離脱したら辺から、、汗 吸血鬼は出てこず、遺品として託した書物から言い伝えを主
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ジョニーは戦場へ行った(1971年製作の映画)

4.0

◎ S.O.S.

空虚な穴があいたおどろおどろしい絵。戦争のマーチ。暗転、いきなりオペを施す医師に囲まれる。
モノクロ画面の戦争から離脱した後にこれから戦争に行くまでが夢を見ているかのようにカラー画
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白い風船(1995年製作の映画)

4.6

◎ 売れ残った白い風船。

冒頭の床屋〜マーチング隊が映る長回しから早くもパナ比監督の個性を感じ取る。
常に子ども目線でカメラに映らない声だけの家父長的な父親の存在が揶揄されているかのような演出。
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キャット・ピープル(1942年製作の映画)

4.5

◎ 檻の中の豹、自ら解き放つ。

セルビアの村の過去の伝説から人目を避けてきたアメリカで暮らす移民のファッションデザイナーが動物園で豹をデッサンしてるところを船会社の設計担当の青年に見初められ、三角関
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逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

4.0

◎ 雲の中、ハエはどこにでも飛んでいる

強烈な皮肉が始めから最後まで効いていて観ていて痛快な気分になりました。3章仕立てで分かりやすい。

H&M、バレンシアガを着るかで笑顔、無愛想な表情を使い分け
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椿姫(1937年製作の映画)

3.6

◎ ラ・トラヴィアータ

最後に会うことができてよかった。
心の中で生きていくことができた。
高級娼婦と純粋な青年の悲哀。