シンさんの映画レビュー・感想・評価

シン

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L'ete dernier(原題)(2023年製作の映画)

4.7

こんなに展開がやばいのに商業映画的ではない絶妙なバランス感覚
1カット目のレアドリュッケールがカウンセリングをしているのか問い詰めているのか、これどっちだ?って思ったんだけど、あーなんだただ話を聞いて
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緑の光線(1986年製作の映画)

5.0

自分でも自分のことがよくわからないと嘆くデルフィーヌの気持ちがよくわかる。旅先で出会った4人で話して、そのうち2人が良い感じ、もう1人の男性は自分に話を振ってくれなくて無言。あの時のデルフィーヌの演技>>続きを読む

I Am Easy To Find(原題)(2019年製作の映画)

3.4

自分にはあまり幼いときの感情記憶みたいなのが残っていないことに気がついた。風景みたいな視覚の情報しか残ってないことに寂しさを感じた。みんなどんくらい覚えてるんだろ
一方で親の死と子の成長のシーケンスは
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ビリーバーズ(2022年製作の映画)

4.5

原作未読
ただそういう気分になっただけかもしれないけど、見ていてなんか中盤以降ずっとトランス状態に近かったかも

ゼンタイ(2013年製作の映画)

4.7

最高です。
やっぱりコメディもめちゃくちゃ良い。やっぱり成嶋瞳子の役柄からも善悪を対等にしようとしてる感じがある
中島歩は本当にちんこがでかそうだ

恋人たち(2015年製作の映画)

4.7

池田良に加害者的側面を持たせたところに誠実さを感じる
見ていて本当にきつかったけど、テレアポバイトにいた彼らは少なからずこう言った人たちがいるのかもと思ったら他人事に思えなかった。
物が回っていく演出
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太陽を盗んだ男(1979年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

面白すぎるけどかっこよすぎるな。オッペンハイマー後の今の俺だからちょっと両手をあげて万歳とは行かない。
ただ、原爆を個人が所有したらどうなるていう大喜利にしてはハードルを超えないていうベクトルで面白く
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夏の終り(2012年製作の映画)

3.5

めちゃくちゃタバコを吸うな
シンプルで堅実な脚本・監督だから演技と世界観と混ざり合ってると思った
作家がそこまで顔を出さないのが、ドラマ的とも思った。そこまでタイプではないけど面白いと思った

美しき棘(2010年製作の映画)

3.0

コンディションもあるかもだけどあまり心が動かなかった。
説明的なカットとか引の画自体もほとんどなくて、緩急を感じなかったからだと思う、中身はわかるのに飽きちゃった

セーラー服と機関銃(1981年製作の映画)

4.5

キレキレの撮影・演出でおもろい、自分の場合内容よりも映像の面白さが映画の面白さに直結してるかも 引の画が良い
内容全然頭に入ってこなかった

スキマスキ(2015年製作の映画)

3.8

ステレオタイプでダサいキャラクター造形にいらいらしながらも、後半明かされる話のテーマと着地は面白くてテレビドラマっぽさはあったけどシンプルだけどわかりやすくて良いって思った
濡場のフミオのセリフ、全然
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友罪(2017年製作の映画)

3.7

各登場人物の犯した罪とそれを背負って生きていく彼らの人生の苦しさは伝わってきたけど、一方で被害者側の事件後の辛さは対等には描かれてないような気もした。波瑠を始め、被害者側の人間が描かれることもあるが、>>続きを読む

天然コケッコー(2007年製作の映画)

4.8

優しい映画ってこの映画のことだな
特別な人は誰も出てこず、ピュアで失礼だけど優しい中学生と田舎の人達を写してるだけというか、丁度真ん中に立ってみてる鶏の視点で田舎を捉えてる感じだった。でも映画の力で足
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卒業(1967年製作の映画)

3.0

不愉快と面白さが8:2って感じ
腹立つのがハマってないのもあるけど良い画とカットがいくつかあって、特に最後の満足そうな表情→不安そうに変わる瞬間とかは良いなと思ってしまった。だけど主人公がキモすぎるし
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.5

ブレブレなオッペンハイマーという人間が魅力的で、科学・原子を扱っているという点とノーランの演出がすごくあっていた。不親切な説明の少なさと時系列入れ替えも表現としてしっくりくる。対照的に揺らいでることは>>続きを読む

渚のシンドバッド(1995年製作の映画)

5.0

写っている人も景色も全部が良い
顔以外の寄りが印象的な冒頭の一連のカットはとても美しくて高校生の景色と身体をより官能的で刹那的な切なさのようなものが伝わったと思う
画面に映る人全員が魅力的です大好き。
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寝ても覚めても(2018年製作の映画)

4.8

朝子のことをいいなと思ってしまった自分への罰と救いのある映画だった
自分にとっての麦もいて、朝子みたいに行くとこまで行かないと終われないのはとてもわかる気がした。そんなのは現実ではない。そこに気づいて
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セイント・フランシス(2019年製作の映画)

4.7

うだつの上がらない主人公像が好み
最初からずっとわかってたけど、おむつをし合って笑い合う2人のシーンで改めて30代女性の生きづらさを描いているんだと突きつけられた。仕事がないことについてとか、恋人がい
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

4.8

メッセージしかないこんな尖り作品をポップでキャッチーなキャストと宣伝でマスに届けようとしてるところに泣けてくる

AKIRAでもエヴァでもない今の時代の世紀末SFセカイケイが、日常系に終始してるの半端
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呪怨(1999年製作の映画)

4.4

酩酊状態でじんわりホラーを見たからか、怖いところすごーとかいってしまうのキモかった

イングロリアス・バスターズ(2009年製作の映画)

3.8

面白いが、結局この映画が『国家の誇り』のような「暴力気持ちい映画」になっているように思ってしまった。カットがショシャンナに切り替わってから気持ちが持っていかれたけど、すぐ冷静になってしまった

ジャン
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 劇場版・序章 真説・四谷怪談 お岩の呪い(2013年製作の映画)

4.7

窓越しに全力祈祷してる松井やばすぎ
工藤に泣かされそうなるとは、、
怖いし愛嬌もあって大好きかも

14歳の栞(2021年製作の映画)

4.4

14歳のときこんなに自分のこと客観視出来なかったし、こうしたらこう思われるからこうしようって言語化できるくらい意識したりしてなかった。その場を客観視して居心地の良いように自分を変えてただけでなんも自分>>続きを読む

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.3

みんな強者過ぎてこっちが責められた気になって、乗っかりきれなかったのに、結局パワーで持ってかれたの悔しい。誰も3人を否定できない…でも自分の話じゃなさすぎる。
100%嫉妬でしか無いんだけど早熟なガキ
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恋は光(2022年製作の映画)

3.6

は、始まった瞬間面白くて、
こ、後半のなあちゃんのくだりはグッときました

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