TatsuyaMiwakamiさんの映画レビュー・感想・評価

TatsuyaMiwakami

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正体(2024年製作の映画)

5.0

殺人事件の死刑囚が逃走。その目的は…?
僕のように原作未読でも十分に楽しめる上質のサスペンスでした。

逃走中の死刑囚鏑木を演じた横浜流星さんの芝居がお見事。飯場に潜り込んでいそうな不気味な建築作業員
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ロボット・ドリームズ(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

犬とロボットの出会いと別れの話なのに、うるっと来るのは、誰しもが通ってきた邂逅と重なるからかな。

ロボットが砂浜に放置されている間に、犬はアヒルの彼女で寂しさを紛らわせるも、結局はまた一人に。

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海の沈黙(2024年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

既視感満載のドラマだった。

世界的な画家、田村修三(石坂浩二)の個展で精密な贋作が発見されれる。作者は不遇の天才画家、津山竜次(本木雅弘)で、竜次は贋作で生計を立てている。

田村修三の妻安奈(小泉
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『SHOGUN 将軍』 エミー賞(R)受賞記念上映 第一話、第二話(2024年製作の映画)

3.8

虎長(真田広之)vs 5大老の覇権争いに、イギリスから漂着したジョンブラックソーンが絡み、虎長がどんな計略で活路を見出すのか…?
ここからの盛り上がりを予感させたところで2話終了。

SHOGUN観る
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仕掛人・藤枝梅安(2023年製作の映画)

5.0

ネトフリの地面師たちで作品の世界観を作った豊川悦司さんが、坊主頭の僧侶のような出立ちで、凄腕の暗殺者藤枝梅安を怪演。匂い立つ色気と漂う殺気にしびれました。

ストーリーはシンプルながら、中盤くらいまで
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沈黙の艦隊(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

映画、アマプラのドラマ版ともに面白かった。漫画は未見です。

大沢たかおさんが、何を考えているかわからない不気味な海江田艦長を見事に演じていた。

海江田艦長がアメリカの原潜をジャックして独立国大和(
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

2024年のマイ・ベストムービー。
王道のゴジラ映画の路線を踏襲しつつ、胸熱のヒューマンドラマ、人間讃歌を描きながらも、黒い雨で原爆へのアンチテーゼも訴えたところが憎い。

ゴジラの特撮もさすが白組。
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十一人の賊軍(2024年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

戊辰戦争の最中、新発田(しばた)城での新政府軍と旧幕府軍の衝突を避けるため砦の守りを任された十人の死刑囚。使命は新政府軍の進撃を防ぐこと。見返りは無罪放免。
違法賭博、殺人、放火など死罪を免れない極悪
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ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ(2024年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

結論から言えば配信でもよかった。
前作ジョーカーのイメージのまま、バットマン3部作のようなヒリヒリする映画を期待していると大きな肩透かしを食らう。

精神病院に収監されているジョーカーの妄想がミュージ
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サウンド・オブ・フリーダム(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ホンジュラスで暮らす歌の上手い少女ロシオは、偽の芸能事務所にスカウトされ、弟のミゲルと一緒に小児性愛者に売られる。

捜査官ティム達の活躍で弟ミゲルの奪還には成功するが、姉のロシオは南米コロンビアに売
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ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ(2024年製作の映画)

4.5

3作目にして初めてスクリーンで観た。ちさと×まひろのゆるい感じに笑いつつ、歴代最強の敵、冬村かえで(池松壮亮)との壮絶なバトルに固唾を飲んだ。

敵も最強なら、銃撃戦、格闘シーンも前2作を超える激しさ
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あんのこと(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

大人に翻弄されたあげくに自死を選んだ少女。実話ベースのあまりにも辛い結末に、評価5はつけられなかったけど、映画として無駄がなく役者陣のお芝居も素晴らしかった。

毒親のDVに加えて12歳で売春をさせら
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スオミの話をしよう(2024年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

大富豪夫人スオミが失踪したことで現夫の家に元夫たち4人が集合する。スオミを誘拐した犯人は誰で目的は? スオミが夫によって印象が全く違うのはなぜ?
この二つの謎が徐々に紐解かれるサスペンスコメディ。
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映画 聲の形(2016年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

小学6年生のときに転校してきた耳が不自由な聾唖の女の子(硝子)を、イジメ続けた末に再び転校に追い込んだ主人公の石田。

高校生になった石田は取り返しがつかない酷いことをしたと反省していて、なんとか硝子
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エイリアン:ロムルス(2024年製作の映画)

3.5

奴隷労働から抜け出すために希望を求めて一か八かの勝負に賭けた6人の若者。
しかし、宇宙船ロムルスでエイリアンに追いかけ回されるハメに…

前半は大した見せ場は無いが、中盤以降ラストまで、息をもつかせぬ
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罪の声(2020年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

原作未読です。

グリコ森永事件の真相を作者の想像で補ったフィクションですが、フィクションと知らずに観たら、これが真相だったのかと勘違いしそうなくらい完成度が高かった。

140分の長尺を真相解明だけ
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ラストマイル(2024年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

「2.7m/s→70kg→0」
便利さの裏で人間性が犠牲になっている問題を突きつけてくる映画でした。

主人公の物流センター長エレナ(満島ひかり)、羊運輸の八木、配達員の親子も、まるでロジスティックの
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サユリ(2024年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

高評価に釣られて苦手なホラーを鑑賞。原作未読。
シンプルに面白かった。

前半は本格ホラー(見たことないが)の味付けで怖い。7人家族が引っ越した、夢の一戸建てマイホームで心霊現象が続発し、次々と家族が
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キャリー(2013年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

高校では変わり者扱いでイジメられ、家庭では狂信的な母に束縛され、心の安らぐ場所がないキャリーのストレスが、プロムパーティ(ダンスパーティ)での嫌がらせで最大限に達し……

キャリーはなにも悪くないのに
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MOTHER マザー(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

実話「誰もボクを見ていない」に基づく救いようがない話。

自堕落で他人に依存しないと生きてゆけない秋子は、息子の周平を小学校に通わせていない。その息子を利用して両親や妹に金を借り踏み倒すことを繰り返し
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フォールガイ(2024年製作の映画)

3.5

アクションラブコメディ。
スタントマンが主役なだけに全編通してアクション満載。
格闘、カーアクション、ド派手な爆破が満喫できます。BGMもノリノリです。中だるみもほぼ無く140分飽きることなく楽しめま
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さかなのこ(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

お魚さんが大好きなミー坊をのんさんが熱演。
幼いころからお魚さんが大好きなミー坊。将来の夢はお魚博士。父親や担任の先生は呆れて、同級生からはバカにされていた。理解者は母親のみ。

高校を卒業し、水族館
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レナードの朝(1990年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

子供のときに脳炎に罹患し30年間半昏睡状態だったレナードが、新薬の効果で奇跡的に目覚め健常者になり、ごく普通の生活を送れることの幸せを噛みしめるが、薬が効かなくなり半昏睡状態に戻ってしまうまでの話。>>続きを読む

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

聾(ろう)者の家族に生まれたルビー。両親と兄は耳が不自由で、彼女だけは耳が聴こえる。
家族で営む貧しい漁業を手伝いながら口ずさんできた大好きな歌が、ルビーに新しい生き方を指し示すが、健常者のルビーがい
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浅草キッド(2021年製作の映画)

4.0

ビートたけしさんが醸しだす粋な雰囲気は師匠ゆずりだったのですね。

昭和の演芸場の荒っぽいけど温かい雰囲気がたくさんの芸人を育て、いつしか役目を終えたんだなと、しんみりしました。

悲しみや不幸も笑い
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

超絶ドライビングテクニックを持つ通称ベイビー。
借金返済のために悪の組織の逃し屋として強盗犯を逃がすためにドライブテクニックを活かしている。
しかし、ダイナーのウェイトレスと恋に落ちて、組織を抜けるこ
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シティーハンター(2024年製作の映画)

4.0

さすが鈴木亮平さん。超絶ハードなアクションと下ネタのおふざけを両立させていた。

香役が全裸監督で黒木香を演じた森田望智さんで、あまりの変貌ぶりに驚いた。役者さんてすごいわ。森田さん香に縁がありますね
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フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン(2024年製作の映画)

4.5

これはスクリーンで観ないともったいない。
アポロの月着陸はフェイクだったとの噂話を逆手に取った良く練られた脚本。

スカーレットヨハンソン演ずる、ウソを商売にして生きてきた魅惑的な女性ケリーと、チャニ
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アイアム・ア・コメディアン(2022年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

笑うつもりで行ったのに泣いちゃった。ペーソスと笑いが、中島みゆきの「糸」のように交錯するドキュメンタリー。

村本大輔さんがTVから干されたのが2017年で、前年は200本以上出演していたのに、201
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THE MOON(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

設定にいろいろ無理が多くてラストまで冷めた目で見てしまった。
韓国初の月面着陸を目指した打ち上げがエンジントラブルで失敗して、今回は二度目のチャレンジ。しかし次々とトラブルが起こり主人公と管制塔は絶望
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スリープ(2022年製作の映画)

3.0

怖! 奇行を繰り返す旦那が夢遊病なのか悪霊に憑かれたのか、だんだんわからなくなり妻の心も蝕まれて行くのが怖い。
オチは拍子抜けだけど、あれしかないか。
スクリーンじゃなくて配信で十分だったかな。

NO選挙,NO LIFE(2023年製作の映画)

3.8

選挙ジャーナリスト畠山さんの密着ルポ。泡沫候補者たちの生き様に、劇場のあちこちから笑いが絶えなかった。

嘲笑されようとスルーされようと、本人たちは至って真面目に主張を訴え続ける姿に、応援したい気持ち
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ヤジと民主主義 劇場拡大版(2023年製作の映画)

4.0

ヤジを飛ばすと複数の警官に身動きを封じられて連行される。これ逮捕でしょう。逮捕状のない逮捕。
政権与党にNOを突きつけるプラカードも制止される。
ヤジは連行、反対のプラカードもダメ。許されるのは与党へ
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明日を綴る写真館(2024年製作の映画)

2.0

観客置いてけぼりの感動押し付け映画。
平泉成さんの初主演作であり、ヒロイン咲貴さんの応援で鑑賞するも、映画として評価に値しなかった。
佐野君ファンや旧ジャニファンは推しが沢山見られて満足だと思います。
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マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

10歳のころ母親を目の前で殺されたフュリオサ。武装バイク軍団を率いるディメンタスに拉致され養女として生きながら、ディメンタスへの復讐と、故郷「緑の地」に帰ることを心に誓う。

貪欲なディメンタスが、イ
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ミッシング(2024年製作の映画)

4.0

ほんの微かな希望にさえも縋りつかざるをえないほどに追い詰められた母親の慟哭を追体験し、胸が抉られて苦しくなります。
被害者を容赦なく追い詰めるSNSやメディアの描写は今の世相そのもので、見る人に様々な
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