悪貨が良貨を駆逐する世界において一旦は辛勝するも今後に暗い余韻を残す。2Faceの両面表面のコインが終盤焦げて裏面ができたのは美しいメタファー。
愛に溢れる心がほっこりする作品。欠点を長所に変えれるように奮闘する家族の行動には心が打たれる。
ホラーとコメディーの曖昧な境界線を引く映画だがややコメディーより。
設計した設定を徹底できておらずルール変更がたびたび行われるため視聴者はその世界観にアジャストできず置いていかれる。
原作であるコンラッドの闇の奥では舞台がアフリカの未開地だったが、本作ではベトナム戦争を舞台としている。今も昔も白人文化圏の人間による別文化圏に対する醜悪なまでの選民思想は変わらないなと感じさせる。アメ>>続きを読む
人間はいつまで経っても原始的で野蛮な生き物だということを思い出させる作品。自分自身に強みがない人間が、自身が属する集団の優位性を持って他者を貶めるむなしさをうまく表現している。
人間万事塞翁が馬、とかく人は人生をコントロールできていると思いがちだが本当は大きな流れに身を任せてるにすぎない。のんの演技は圧巻。
言葉がメディアとして機能した最後の時代における極上の知能バトル。知性を使っての反知性主義、暴力を使っての反戦運動、これらはアイロニカルではあるが彼らの中では一切の矛盾がない。
映画ってこんなにワクワクするものだったのか、先が全く読めないけど振り返ってみるとストーリーラインがしっかりしている。
1984的なディストピアではあるがより変質的。
イギリスらしい陰湿な暗さ。イギリス版ジョーカー、イギリス版パラサイトといえる作品。
話運びがうまくすごく引き込まれる。突っ込みどころは少なくないが強引なたたみ方も嫌いじゃない。
自分自身は映画を見る第三者だが、効果的な一人称視点のカメラワークで高い没入感が味わえる。
(私は酔った笑)
ストーリーは非常に単純だがこの高い没入感により映画を映画館で見る価値を感じられる作品。
圧倒的透明感のある蒼井優が見られる映画。
どれがポンジュノか知らずに見たが、三作品の中で群を抜いてるためすぐわかる。