ShoNoMercyさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ルチオ・フルチのマーダロック(1985年製作の映画)

3.5

ダンス×ジャッロなホラー作品。同監督にしては珍しく、残虐ほぼなし、かつミステリーな構成。殺害時に毎回相手の乳を丸出しにするので、ちょっとエロい。

随所で流れるダンサブルな80s謎BGMがなんともミス
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悪魔の墓場(1974年製作の映画)

3.7

害虫駆除装置の超音波によって、ゾンビが大量発生してしまい…

舞台が片田舎で出てくるゾンビも少数だが、ロメロやフルチとは違った趣きがあり良い。またゾンビが近距離パワー型なので、絶望感がすごい。ツッコミ
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ブラッディ・スワン(2018年製作の映画)

3.2

幼少期に両親を惨殺された主人公。成長しバレエ学校に通うようになり、大役に抜擢された辺りから知人が殺される悪夢を見るようになる。やがてそれが現実と化し…

というなんともダリオ・アルジェント風味な作品。
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真・事故物件 本当に怖い住民たち(2021年製作の映画)

3.0

殺人事件が起こった曰く付きのアパートで、企画の撮影を行うこととなったYouTuberら女子3人。

不穏な空気を感じつつもゆっくりと進行する前半、怒涛の展開で監督のこだわりが感じられるスプラッターな後
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野獣死すべし(1980年製作の映画)

3.3

イタリアンホラーの巨匠、ルチオ・フルチ作のギャング映画。個人的にはスタンドなしでそこまで盛り上がらないジョジョ5部といった印象。

ただ随所随所では、フルチ節炸裂の人体破壊がブッ込まれるので笑う。奇声
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バーフバリ 王の凱旋(2017年製作の映画)

4.7

誓い、誇り、義、神…激アツワードが飛び交うド級エンタメ後編。受け継がれる意志、宿敵との決着。ゆるインドコメディな日常パート、ツッコミが無と化す熱い戦闘パート、想いが交差する人間ドラマ、インド映画らしい>>続きを読む

バーフバリ 伝説誕生(2015年製作の映画)

4.0

インドファンタジー超大作。前編後編の前編。3世代に渡る愛と復讐のドラマ。ジョジョ1部2部とディズニーを足して2で割って、ド級スケールにした完全に心掴まれるやつ。

ヤバいくらい壮大すぎてよく分からんけ
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未来惑星ザルドス(1974年製作の映画)

3.3

2293年の未来が舞台のSF作品。巨大神像ザルドス、撲滅戦士、エターナル、獣人…という用語が飛び交う世界観。ショーン・コネリーが終始ほぼ全裸で暴れ回る。

C級SFと見せかけての、現代社会の問題ともリ
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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

3.0

10年ぶりのシリーズ2作目。家族を持って幸せに暮らしていた主人公だったが、なんやかんやあって悪い人類が再来。
人種差別・動物虐待・環境破壊反対!家族愛すごい!という感動の押し売りに感じてしまい、個人的
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人造人間13号(2013年製作の映画)

3.2

元刑務所にて、本物の死体を使った試験を受ける科学捜査官の訓練生たち。試験中に存在しないはずの死体が発見され、サバイバルが始まる。

ありがちなB級ゾンビ作品なのだけど、要所要所でのゴア描写のこだわりが
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TITANE/チタン(2021年製作の映画)

3.3

幼少期の事故により、頭に金属プレートを埋め込まれた主人公。それ以来車に対し異常な執着を見せるようになる。

クローネンバーグ作品のような変態性〜肉体変化を描きつつも、中盤以降は難解な要素を絡めながらの
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ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

3.0

完璧な幸せが約束された町に住む夫婦たち。何一つ不自由なく夫と幸せに暮らす主人公だが、とある事件をきっかけに違和感に気付きはじめ…
というどこかで見た設定のユートピアスリラー。現代的なテーマは盛り込まれ
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.5

孤島に存在する、超人気高級レストランを舞台にしたサスペンス。出されるコース料理に違和感が漂いはじめ…

全編通しての近代アート感は好き嫌いが分かれそうだが、描写多めなブラックジョークはウィットに富んで
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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

4.3

MCUフェーズ4最終作。衝撃的すぎた現実世界でのブラックパンサー=チャドウィック・ボーズマンの死。それらを踏まえた上での作品の構成には号泣。

MCUなので当然アクション的な面白さは保証されているのだ
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RRR(2022年製作の映画)

4.8

インドアクション超大作。舞台は英国の植民地時代のインド。英国にさらわれた村の少女を救うべく、立ち上がるヒゲマッチョの主人公。もう1人のヒゲマッチョ主人公の運命も交錯し、物語は進む。
アクション、ダンス
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13日の金曜日(2009年製作の映画)

3.5

ホラークラシック、13日の金曜日のリメイク作品。初期の数作を現代風にした感じ。

クリスタルレイクを舞台に、サクサクと話は進む。そして次々と退場していくサカリのついた若者たち。要所要所でオリジナル作品
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.3

羊飼いの夫婦と「羊ではない何か」を描くスリラー。アイスランドの広大な自然の中で、不穏な空気感を漂わせながら物語は進む。

神話や宗教がテーマとなっているのは理解できたが、初見ではカオティックな展開に脳
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アザー・ミュージック(2019年製作の映画)

4.5

ムーヴメントを作り上げた、NYのインディーレコード店の終わりを描くドキュメンタリー作品。
中学生の時小遣いを握りしめて通ったレコ屋、20代の頃働いていたレコ屋、今通い詰めてるレコ屋…要所要所での自分の
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プレデター:ザ・プレイ(2022年製作の映画)

3.8

1700年代の人類とプレデターとの戦いを描く。

脳筋ソルジャーではない、原住民の少女が主人公な本作。主人公の成長を描きつつ、狩るか狩られるか、弱肉強食と言った普遍的テーマが響く。弓や斧、地形を駆使し
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.0

ジョーダン・ピール監督SF作品。田舎町で馬の調教牧場を営む兄妹を異常現象が襲う。

「ゲットアウト」「アス」と比べると、エンタメに振り切った分かりやすいストーリー。映像・音響、それに伴う緊張感。「今映
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エクストロ(1983年製作の映画)

2.8

エイリアンに拉致られて失踪した父親が、何やかんやあって3年ぶりに復活。
戻ってきた父親はどこか様子がおかしく…

ストーリーは支離滅裂で理解不能なマジモンのカルト。最後まで父親の目的が分からない。しか
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吐きだめの悪魔(1986年製作の映画)

3.7

ヤバい酒を飲んだホームレスたちが巻き起こす、恐怖と騒動を描いたホラー作品。

開始10分で迎えるクライマックス、よく分からない中盤、思い出した様に後半本筋に戻る感じが支離滅裂で最高。グチャドロな汚らし
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バスケット・ケース3(1992年製作の映画)

3.3

新世紀絶叫バトル風味な○カレコメディと化したシリーズ3作目。

脚本のネジの外れ具合もヤバく、フリークスのお友達全員での遠足バス等、真顔で鑑賞してしまう場面が多数。突き抜け具合が上級者向けなホラー作品
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バスケット・ケース2(1990年製作の映画)

3.2

結合性双生児の兄弟を描く、シリーズ2作目。前作の直後から物語は始まる。弟老けすぎて笑う。

異形のお友達が大量出演しており、毒毒モンスター大集合なトンデモ作品。一方でコミュニティにおける「普通」の考え
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サイコ・ゴアマン(2020年製作の映画)

3.8

80年代的B級ホラー×昭和の特撮×ほんのりSFなぶっ飛び作品。

復活した残虐宇宙人が、ハイテンションなクソガキの言いなりになってしまうのは笑えたし、宇宙人バトルもアナログ感マシで非常に良かった。謎に
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デジャヴ(2006年製作の映画)

4.0

大規模フェリー爆発事故を調査する主人公が、過去映像を映し出せる装置を用いて事件の謎を解くSF作品。

現在と過去が交差しながらのサスペンス調な前半、アクションテイストな後半、ナイス伏線回収なエンディン
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シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

4.0

一流レストランの総料理長をクビになった主人公が、中古フードトラックで人生をリスタートする話。

友人や息子ら共に、各地の食や人々と出会いながらの一夏の旅を描く様は、心温まる。また料理のシーンは丁寧でこ
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ガンズ・アキンボ(2019年製作の映画)

3.0

クソリプばかりしていたダニエル・ラドクリフが、両手に2丁拳銃を打ちつけられてデスゲームに巻き込まれる。出オチのようなB級アクション。

全体的にツッコミどころが多いが、何も考えず観る分には楽しめた。サ
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クラッシュ 4K無修正版(1996年製作の映画)

3.0

自動車事故に性的興奮を覚える人々の情事を描く、クローネンバーグ作品。久々にヤバい作品を観てしまった感が半端なく、鑑賞後はどっと疲れてしまった。

常人には一発で理解できない世界観。クローネンバーグのフ
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キラークラウン(1987年製作の映画)

3.3

宇宙からやってきたピエロが暴れまくるホラー作品。たまたま鑑賞しトラウマ化した幼少期以来、縁あって20数年ぶりに再鑑賞。

ピエロのアナログな気持ち悪さがグッド。またホラー定石を意識しつつも、ちゃんとピ
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.7

コロナ禍で公開延期が続いた、36年ぶりのトップガン続編。冒頭から心掴まれまくり。

熱い空中戦、友情、師弟愛、80s感…正直ベタすぎて展開が読めてしまう部分もあるが、劇場で何度も涙した。是非前作を復習
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

4.2

初日の初回IMAXにて鑑賞。ネタバレになるので詳細は伏せるが、サム・ライミがMCUを使って好き放題暴れまくった感じ。

かといってB級ホラーになっている訳でもなく、アツい展開もあり、大作エンタメとして
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モービウス(2022年製作の映画)

3.5

名医である主人公が、自身の難病を治そうとコウモリの血清を投与するが…

確かに近年のMCUのようなテンションを期待すると、物足りなさは感じるかも知れない。しかしながら個人的にはダークな世界観とアクショ
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ロック・オブ・エイジズ(2012年製作の映画)

3.8

笑って泣いて熱い気持ちになれる、80'sロックミュージカルムービー。
80'sの名曲たちの選曲チョイスだけでも大満足。それに加えて各のキャラ立ちもしっかりしており、特にトム・クルーズ演じるロックスター
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

3.8

マット・リーヴスが描くバットマン。ヒーローアクションというよりかは、ダークでハードボイルドな探偵ものといった感じ。物語は重厚で、ホラーやサスペンス要素もある。

上映時間3時間とかなりの長丁場だが、ダ
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ベスト・キッド3/最後の挑戦(1989年製作の映画)

3.2

シリーズ3作目。1作目での敗北により、復讐に燃えるコブラ会。あの手この手を使って、陰湿な嫌がらせを仕掛けてくる大人たちには爆笑。

そしてダークサイドに落ちかけるダニエルさん、ダニエルさんを信じるミヤ
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